「赤ちゃんの部屋」調べ(ゼネラルリンク)
【妊娠と仕事の実態】妊娠発覚後83.4%が仕事継続も、出産までに65%が退職
2018.10.31

妊活・妊娠・育児の悩みを解消する情報サイト【赤ちゃんの部屋】(運営:ゼネラルリンク)は、10月30日に全国の妊娠した際に仕事をしていた女性500名対して行った、「妊娠と仕事」に関するアンケート調査の結果を発表した。
調査によると、妊娠発覚後、83.4%が仕事を続けたが、出産までに65%が退職していたことが明らかになった。以下、リリースより。
調査結果のポイント
・妊娠発覚後、職場へ早めに報告する人が77.6%
・出産前に退職した人は全体の65%
・退職の主な理由はつわりなどの体調不良
・母性健康管理指導事項連絡カード(母性連絡カード)の利用は24%
・仕事をするうえで助けになったのは上司や同僚からの配慮
・職場復帰時期は育児休業1年取得後がもっとも多い
概要
妊娠の事実を職場へ報告するタイミングは、発覚後2~3ヶ月の初期の段階が77.6%でした。妊娠発覚後、83.4%の人が仕事を続けたと答えましたが、出産までに65%の人が退職していました。妊娠中に仕事を辞めた時期でもっとも多かったのは9ヶ月、2位が8ヶ月となり、合わせると約4割の人が出産ぎりぎりまで仕事を続けていたとわかりました。
退職した人の理由で一番多いのは、つわりなどの体調不良でした。また、仕事をするうえで助けになったのは「上司や同僚からの配慮」がもっとも多く、周囲の協力体制の有無が大きく影響することがわかりました。
調査結果サマリ
妊娠に気が付いたのは55.4%が妊娠初期、職場への報告のタイミングも初期の段階が77.6%
<調査1>どのタイミングで妊娠に気が付きましたか?
妊娠に気が付いたタイミングでもっとも多かったのは妊娠4週で34.8%でした。
妊娠4週目は、生理予定日にあたります。妊娠超初期を含むと、55.4%の方が生理予定日までに妊娠に気付いたという結果になりました。
<調査2>会社への報告のタイミングはいつでしたか?
次に、職場への報告のタイミングはいつごろだったのかを調査しました。
もっとも多かったのは妊娠2ヶ月で38.8%、次いで妊娠3ヶ月の32.8%でした。妊娠超初期を含めると77.6%が妊娠初期の段階で、職場へ報告していることがわかりました。つわりなどの体調の変化を考慮して、妊娠が判明したら早めに職場へ報告する方が多いことがわかります。
妊娠発覚後の仕事への影響は?
<調査3>妊娠発覚後、仕事は続けましたか?
16.6%の人が妊娠発覚後、すぐに退職されています。
<調査4>出産までに仕事を辞めましたか?
妊娠発覚後、仕事を辞めた方は16.6%でしたが、出産までに退職した人の総数は65%となりました。多くの方が、出産後に仕事を継続するのではなく、退職をしている現実があります。
<調査5>妊娠中に仕事を辞めた場合、いつ辞めましたか?
仕事を辞めた時期について、もっとも多かったのは妊娠9ヶ月で20.31%、次いで妊娠8ヶ月の17.85%となり、38.1%の人が妊娠後期に退職をしていました。
いっぽう妊娠初期は合計で29.9%、妊娠中期は32%となり、退職した人は妊娠後期が多いものの、通期にわたっていることがわかりました。
なかには体調に問題がなく、出産ぎりぎりまで仕事を続けてから、退職をした人もいました。
<調査6>妊娠で仕事を辞めた理由はなんですか?
仕事を辞めた理由でもっとも多かったのはつわりによる体調不良が22.5%、ついで立ち仕事や外出の多い業務が20.6%、重い物など力を使う業務が16.4%と続きました。
「つわりの時期を乗り越えれば仕事を続けられた」という意見も多くあり、つわりが退職する要因として大きいことが調査によってわかりました。
調査結果の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.babys-room.net/34282.html
本リリース情報を引用・参照する際は、【赤ちゃんの部屋調べ】と記載してお使いください。
調査概要
調査日:2018年10月20日~10月23日
調査方法:インターネットによる調査
調査人数:500人
調査対象:妊娠したときに仕事をしていた女性
調査主体:赤ちゃんの部屋(https://www.babys-room.net/)
【プレスリリース「妊娠発覚後83.4%が仕事を続けたが出産までに退職した人は65%!【赤ちゃんの部屋調べ】」より|株式会社ゼネラルリンク・2018年10月30日】
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