コラム

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人間関係で消耗しないために。 職場で起きるマウンティング回避法!

2018.07.24

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最近よく耳にする「マウンティング」という言葉。もともとは“サルやゴリラなどの霊長類が、自分の優位を顕示するための行為”を意味するのですが、最近では、「自分の方が上だ、と態度や言葉で示す行為」といった用法で、人間関係についても使われるようになっています。ドラマなどの影響もあり「マウンティング女子」という言葉がよく聞かれますが、マウンティングは男女関係なく、さまざまな場所で発生します。

「人からネガティブな評価を受ける」というのは誰にとっても嫌な経験で、イライラは生産性を下げることにもつながりますが、それでも、職場ではよくマウンティングが起きてしまいます。今回は「職場でよく起きるマウンティング」のタイプを紹介しながら、心理的な側面から、マウンティングの対処法について考えます。

目次
  1. 職場でよくあるマウンティング5選
  2. マウンティングで消耗しないためには

職場でよくあるマウンティング5選

1.役職、配属、給与マウンティング

「社内でどういうポジションにいるか」であからさまに態度を変える人というのは、いつの世にもいます。こないだまでは対応が雑だったのに、昇進した途端急にゴマをすってきた、逆に、部署が変わったら急によそよそしくなったなんて経験のある人も多いはず。

そういった方に出会うと、その相手の態度が社内評価を表しているんじゃないかと不安になってしまうこともあるかもしれません。

でも心配はご無用。このタイプの方には、「良い肩書の人に好かれることでいずれ自分にメリットがある」という考えが根底にあるわけですが、立場のある方々は気づいているものです。無理にご機嫌を取る必要はありません。

2.学歴マウンティング

昔ほど学歴社会ではないかもしれませんが、いまだに学歴で人を判断する方々は存在します。

もし学歴でマウンティングされたな、と思ったら、その人は「学歴しか自慢できるところがないんだ」もしくは「自分の学歴に実は自信がないんだ」と割り切って、放っといてあげましょう。人は自分がコンプレックスを持っていることほど、敏感に反応してしまうものなのです。

また、OBOG同士のつながりがあるなど、社内で出身校派閥ができている場合もあるかもしれません。この場合は、組織全体の問題で、特定の個人を避ければよいということではないのでやや対処が困難です。

学歴でキャリアパスが決まってしまっていて、それが本当に嫌だという場合は他部署や他社に移ることを検討するのがよいかもしれません。ただ、トップが変われば体制が一新されることもあるので、しばらく様子を見るのも1つの手です。

3.住所マウンティング

住んでいる場所で相手を値踏みする「住所マウンティング」をする方も少なからずいらっしゃいます。

相手を判断する人同じオフィスに出社している以上、住んでいるところの距離というのはたかが知れています。それなのに「自分は○○区民だ」なんてことを鼻にかけたり「○○さんは△△に住んでいるからすごい。一方で□□さんは大したことない」なんて考えるのは生きている世界が狭い証拠です。

このグローバルなご時世に半径数十㎞圏内で人を判断するのはナンセンスです。住所どころか同じビルの階層でマウンティングし合うこともあるようですが、それもやはり、生活圏が狭い証拠と言えるでしょう。心の中で笑って許してあげましょう。

4.飲み仲間・人脈マウンティング

社内の「イケてる」グループに所属していることをひけらかす人や、「○○さんと知り合い」と人脈自慢してくる人も少なからずいます。

こういった人は、自分自身のことではないのに強い立場になったつもりになっている、まさに「虎の威を借る狐」です。このような言動をとってしまうのは、本人の自信のなさが原因といえるでしょう。そんな相手に対して、居心地の悪さを感じるあなたの違和感は間違っていません。このような自慢は軽やかにかわしていきましょう。

5.パートナーの有無マウンティング

会社には働きにいっているのにも関わらず、未だにパートナーの有無もしくはパートナーのレベル(外見、年収など)という、とてもプライベートなことでマウンティングを行う公私混同が抜けない人たちもいます。

基本は、「結婚していること、恋人がいることがよい」という立ち位置で他人のマウンティングを行っているのですが、未婚男性に対しては「独身貴族」という謎の称号を与えることもあります。

こういった話題をする方々は、個人的な話が嫌な人たちがいることを理解していない、また、「仮にそうだとしてもこれくらいいいじゃない」と考えている傾向があります。

噂話ばかりしている人たちがもう少し別なことに興味をもてるようになることを願いつつ、自分のプライベートはうかつに話さないようにしましょう。都合よく噂ネタを提供するだけになってしまいます。

マウンティングで消耗しないためには

さて、ここまで職場でよくあるマウンティングをご紹介しました。

本当は興味もないにも関わらず、マウンティングに動揺し足の引っ張り合いに参加してしまって疲弊している人たちは大勢います。みなさんはそんな罠にははまらないようにしましょう。では、どのようにすれば、この「マウンティング」に関わらずにいられるのでしょうか?

会社における自分の目的を明確にする

まずは会社における自分の目的を明確にしましょう。「シンプルに給与のために働く」「仕事を通して自分のやりたいことをやる」など、目的はどんなものでもかまいません。また会社という特殊な環境である以上、「○○の役職につきたい」という競争からは免れない場合もあるでしょう。

目的を明確にすることの利点はそもそも山を目指しているのか、目指すのであればどの山に集中すべきなのか、が明らかになることです。そうすればそれ以外のマウンティングはすべて無意味になるので、かなりストレスが軽減します。

自分が望んでいないことを無理に目的にしない

ここで注意していただきたいのは「本当は望んでいないことを無理に目的にしないこと」です。仕事というのは日常活動の1つに過ぎず、何を目指すのも個人の自由です。自分と正直に向き合って、「仕事からなにを得たいのか」ということを自分に問う時間を定期的に持ってみましょう。

そしてやるべきことはやりつつ虎視眈々と自分が得たいものを得ていく姿勢が身に付けば、マウンティングという小さなグループ内での格付けは、自分にとって取るに足らないものになっていくでしょう。

このようにして、まずは少しずつ、マウンティングの状況を斜め上から捉えて、面白さを見つけながら対処していってみてください。

イラスト:さっこさん

執筆者紹介

清水 あやこ(株式会社HIKARI Lab代表) 新卒で数年間外資系証券会社で勤めた後、退職し東京大学大学院臨床心理学コースにて臨床心理学を学ぶ。在学中に株式会社HIKARILabを設立。会社のモットーは「今までにない心理ケアを提供し、簡単に心理ケアを受けられる社会を実現する」。現在は、オンラインカウンセリング「ココロワークス」と心理ケアゲーム「SPARX日本語版」などの開発に携わる。著書に「ちょこっとポジティブ。」(大和出版)、「女子の心は、なぜ、しんどい?」(フォレスト出版)がある。

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