理想の「食空間」をオフィスに届けるフードケータリング【nonpi Chef’s LUNCH】

福利厚生サービスの一環として、社員食堂を導入している企業は多い。従業員の健康維持や満足度の向上、コミュニケーション活性化などさまざまなメリットがある一方で、多額の初期コストがかかる、調理設備を構えるスペースが必要など、導入のためのハードルは高い。

株式会社ノンピ（東京・千代田）は、調理設備が整っていなくても理想の「食空間」を実現できる、企業向けランチケータリング「nonpi Chef’s LUNCH（ノンピシェフズランチ）」を提供している。働き方が多様化している現代において、本サービスが生まれた背景やそのねらい、特徴について、フードソリューション事業本部ビジネスデベロップメント部長の岩渕章悟さん（下写真）に話を伺った。【2023年7月13日取材：野本春乃 、文：早川みどり、編集：井上美来】

設備がなくてもオフィスでおいしいランチを

「nonpi Chef’s LUNCH」は、企業内での食事またはカフェなどの「食」を提供するサービスです。本格始動したのは、コロナウイルスがはやりだす少し前、2019年ごろ。特徴は、セントラルキッチンで調理したものを調理設備がない企業にお届けすることで、温かい食事を提供できる点です。

「食」でオフィスでのコミュニケーションを促進

フードソリューション事業ということで、食のお悩みを解決したいという思いから、「nonpi Chef’s LUNCH」は発展してきました。

当初はGoogleさんへランチケータリングをお届けしたことがきっかけでした。社員食堂とお弁当のちょうど中間のサービスでありながら、温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たい状態で食べることのできるケータリング形式は、多くの企業様から興味を持っていただけました。

コロナが流行し、出社数が減ったことは社食運営としては厳しい状況ではありました。しかし、オフィスの引っ越しや、社員食堂の見直しなど、大きな社食の需要自体は縮小化していく一方で「せっかく出社する社員へ良いランチを提供したい」などといったお声は多くいただくこととなりました。結果的に、コロナ禍でもお問い合わせ件数自体は減ることはなく、新規運営受託もスタートできました。

現在は、従業員の社員満足度やコミュニケーション活性化のために出社を促す上で「やっぱり食は大事だよね」という意識が再び見直されています。また、空腹を満たすだけの「社食1.0」から、健康を意識した「社食2.0」が主流となり、現在の「社食3.0」ではコミュニケーションを大事にする方針にシフトしています。

コロナ禍により需要は変化していますが、基本的には大きな設備を持たずともおいしく温かいランチを届けてほしいという要望が増えてきています。

社内のコミュニケーション活性化に役立つ空間づくりを実現する

低コストから始められる「食」の総合ソリューション

「nonpi Chef’s LUNCH」は、決まったパッケージを展開しているわけではなく、企業ごとの事情や課題を踏まえた提案をしています。オフィス環境をヒアリングした上で、できる限り企業が実現したい「食」をサポートしています。

大手の社食運営会社だと、どうしてもオフィスに調理設備を用意して料理人を派遣するスタイルが主流です。そうなると、厨房機器やビル全体に関わってくる工事が発生し、相当な費用がかかってしまいます。あるいはビルオーナーから許可をもらえないパターンもあります。

その点、弊社のサービスでは、簡易的な衛生区画を用意するだけで食事提供ができるため、導入ハードルはかなり低くなります。まず簡単なところから導入していただき、徐々に食の空間のご提案もしています。例えば「ワークスペースのような形がいいんじゃないですか」とか「ちょっとコーヒーが飲めるスペースの方が人は集まりやすいですよ」といった、複合的なソリューションの提案も可能です。

社食業界では契約条件が占めるウエイトが非常に大きく、実際に運営が開始してから出てくる様々な課題への対応が出来ない運営業者が多いと聞きます。
一方で私たちの強みとしては運営が始まった段階から、クライアントと一緒にその空間をどうやったら魅力的なものにできるかを話し合いながら作ることを心がけています。

従業員が「心躍る」ランチをモットーに

メニューは飽きられないことを重視し、基本は8週間サイクルで、2カ月間同じメニューは出しません。その中にはクリスマスやひな祭りなどの季節食も含まれます。それ以外でも、従業員の出社を促す企画や会話が活性化するフェアなどを多数開催しています。

実際に、三菱地所株式会社様 の社内カフェテリアでは、毎月のようにイベントを開催しています。例えば、47都道府県の「みそ汁」を毎日日替わりで提供するイベントで、従業員同士の地元話で盛り上がったそうです。その他、役員が実際に家庭で作っているレシピを再現し、当日にその役員がキッチンに立って振る舞うなど、従業員と役員との距離を縮めるようなイベントもありました。

また、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社様では、コロナ禍による影響で、JAL様の機内食が余ってしまう問題が発生した際にJAL様とコラボし、機内食と弊社の料理を合わせたプレートランチを提供しました。小さな飛行機をオマケに付けたり、飛行機の映像を流したり、コロナ禍であっても旅行気分を味わっていただきたいという思いでの開催です。

単なる「食」の提供ではなく、従業員の皆さまが楽しみになること、面白そうだから出社したいと思える食空間を作ることを大事にしています。

サービスの研鑽と世界への展開を目指して

これからは、共に食べる「共食（きょうしょく）」という言葉を広めたいと考えています。もともと人類には、発展していく上で必ず行ってきた「一緒に食べて、その場でいろんなアイデアが生まれて、文明が発達してきた」という歴史があります。それを、このアフターコロナにおいて、再度見直そうという意図が前提です。

弊社は「食」を提供するだけではなくて「食」を通して企業の悩みを改善・解決する相互ソリューションサービスとして、これからも事業を進めていきます。「nonpi Chef’s LUNCH」はもちろん、もともと得意としていたパーティーのケータリングや、全国にお届けする食事とドリンクセットのフードボックスやキャラクターIP事業など、幅広く展開しています。
今後は、その知見をもって、オフィスで何か「食」に困ったことがあればすべてお任せいただける企業の「食」のパートナーのような位置付けになれればと願っています。

※情報は取材時点。写真は株式会社ノンピより提供

サービス紹介：オフィスのランチに、新しい発想を【nonpi Chef’s LUNCH】

組織の規模に合わせた社食を提供するほか、ビュッフェスタイルやスタッフによる盛り付けなど、多様なスタイルに対応する。楽しく、飽きないメニューでオフィスのコミュニケーション活性化をサポートする。食事だけでなく、空間を含めた社食のトータルプロデュースを行う。

詳細および資料請求はこちら
https://at-jinji.jp/service/1023/1257

■会社情報　
株式会社ノンピ
本社：〒 100-0003　東京都千代田区一ツ橋1-2-2　竹橋ビル16階
代表：代表取締役社長　上形 秀一郎
設立：2003年3月
事業内容
・法人向けフードデリバリー「nonpi foodbox」の運営
・法人向けランチケータリング「nonpi Chef’s LUNCH」の運営
・社内カフェテリアの企画・運営
・藤子・F・不二雄ミュージアムカフェの運営
・カフェ「ロースター本店」の運営
・コーヒー豆販売サイト「ロースタープラス」の運営
HP：https://www.nonpi.com/

【企画・制作：＠人事編集部広告制作部】