企画

犬山紙子さんから男性上司の皆さんへ


社内の「めんどくさい女子」の対処法

2015.09.16

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女性活躍が急速に推進されている中、大きな声では言えないけれど、「正直、女性のメンバーはマネジメントが難しい」と感じている男性も多いのではないでしょうか? 多くの女性が男性には理解しがたい「めんどくさい」一面を持っているのも事実。健全に組織を運営するためには、まずは女性の生態について知ることが大事です。

今回は犬山紙子さんに、社内で注意すべき「めんどくさい女子」の実態と、その対処法についてお話を伺いました。(取材・尾越まり恵)

要注意1:噂話大好き女子

――どんな女子が「めんどくさい女子」なのでしょうか?まず犬山さんが指摘するのが、人の噂話ばかりしている女子です。

犬山「噂話が好きな女子は、1を100にして言っちゃうんです。火のないところに煙は立たないと言いますが、実際に立つことを私が身をもって感じています。ただ目が合っただけでも、睨まれたと言うこともできますし、悪意さえあればいくらでもイヤな噂を流せます。

噂好き女子の特徴は、『彼氏は? 年収は?』と根掘り葉掘り聞いてくることです。プライベートなことをたくさん聞かれたら、『あ、噂好きかも』と注意した方がいいかもしれません。

対処法は、第一に質問されても答えないこと。そして、噂が広まったら噂をされた人ではなく、噂話を流した人を疑ったほうがいいですね。あとは、彼女たちは暇だから噂話をするので、そんな時間がないくらい仕事をたくさん与えるのもいいと思います」

要注意2:被害妄想女子&マウンティング女子

――決してそんなことはないのに、自分だけが不当な目に遭っている、面倒な仕事を押し付けられている、などと愚痴ばかり言っている被害妄想女子と、常に人と比べて優位に立ちたがるマウンティング女子もいます。

「マウンティングは、誰でも少なからずやってしまうことだと思います。でも、あまりにひどい場合は、放っておくとマウンティングされる側がすごくつらくなってしまう。被害妄想女子もマウンティング女子も原因は自信のなさにあります」

「だから、小さなことでも、何かいいところを見つけてきちんと褒めてあげることが対策になると思います。もちろん叱るべきところでは叱る必要がありますが、褒められて伸びる人が圧倒的多数だと思うんです。褒めるポイントは、ただ日常を過ごしているだけでは、ふっと流れてしまうので、意識して探すことが大事だと思います」

※ 常に相手より優位に立とうとして、自分が上だとアピールする女性のこと。 沢尻エリカ主演のドラマ『ファーストクラス』にて話題になった。

要注意3:人前で泣く女子

――仕事がうまくいかなかったり、トラブルがあったりしたときに、社内で泣いてしまう女性はどうでしょうか?

「トイレでこっそり泣いている分にはまったく問題ないと思います。でも、人前で泣くのは『気にかけて』というアピールですよね。それを多発している子は、相当ストレスが溜まっていてSOSのサインとして泣いているのか、ただめんどくさい女なのかのどちらかです」

「上司はまず、それをしっかり見極めること。前者であれば、じっくり話を聞いてカウンセリングなどの対処をしなければなりません。後者の場合は、泣き止むまで待つ。女性の涙は場を支配しますから、それに乗せられないこと。仕事は感情ではなく、理論や正論で成り立つものなので、あたふたせず淡々とやればいいと思います」

要注意4:何でもSNSに投稿する女子

――ネット社会で心配なのは、社内の情報をSNSに投稿するようなITリテラシーの低い女子です。

「会社の愚痴や仕事の内容をやたら書き込む女子がいます。本名でなくても、そこからつながっている友人たちには分かるもの。いい影響は及ぼしません。もし社内で『アイツのSNSヤバいよな?』とザワザワとなったら、相当注意したほうがいいでしょうね」

「めんどくさい女子」が組織に与える悪影響

――めんどくさい女子は放っておくとまずいのでしょうか?

「めんどくさい女子たちは、周りを巻き込みます。噂話にしろ愚痴にしろ、女性はまわりと共有したがる傾向があり、健全だった人まで『そうかも』と思い引っ張られて、まためんどくさい女子が生まれるという悪循環になる。もし、組織の空気がギスギスしてきたり、雰囲気が悪いなと感じたりしたら、全然違うタイプの人をひとり入れてみるだけで、ガラっと変わることも多いので、試してみるといいかなと思います」

「めんどくさい女子」は男性が作る!?

今回、犬山さんが指摘する「めんどくさい女子」の中には登場しませんでしたが、独身vs既婚、若手vsお局様のような「女の敵は女」という構造がめんどくさいと感じている男性も多いと思います。しかし、犬山さんいわく、「これは正直、女子たちよりおじさんがめんどくさいんです」とバッサリ。

「まわりの男性たちが『まだ結婚しないのか』とか『彼氏はいるのか』とか、コミュニケーションのつもりで軽く言っちゃうので、女性がめんどくさくなるのだと思います。『その服モテないぞ』とか『お、今日は合コンか?』とかもウザい。男性だって『貯金したほうがいいですよ』なんて言われるとイヤですよね。

プライベートなことを周囲から言われ、その鬱憤が溜まるから、『あの人は子どもがいるから早く帰ってずるい』というような個人に対する的外れな批判が生まれることもある。既婚でも独身でも多様な人材が働ける会社にしていくべきであり、実際には会社や制度の問題だったりする。それが個人への憎悪に変わるのは問題ですね。

この対処法はひとつだけ。仕事とプライベートを切り離すことです。本人から話してこない限り、プライベートの話題は『聞かない、話さない、冷やかさない』これ3原則です」

非常に歯切れの良い犬山さんからのアドバイスの数々、ぜひ皆さんの組織運営にも生かしてみてください。

執筆者紹介

犬山紙子(いぬやま・かみこ)(エッセイスト) 1981年生まれ、大阪府出身。仙台のファッションカルチャー誌の編集者を経験後、6年間東京でニート生活を送る。その間毎晩飲み歩き、美女の友達が芋蔓式に増えていった。彼女らがアラサーになるにつれ、みんな恋愛で苦戦するようになったので、それを2年前から、ブログにイラストとエッセイで書き始める。ツイッターでその模様が拡がり、ブログ本『負け美女』(マガジンハウス)を出版。女子たちの間で話題になる。現在TV、ラジオ、雑誌、Webなどで幅広く活動中。

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