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楽しく継続的に食習慣の改善を実現【カゴメ健康サポートプログラム】

2023.10.05

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近年は経産省が推進する健康経営優良法人認定制度により、従業員の健康増進を目的とした健康経営に取り組もうとする企業が増えている。一方で、意欲はあるものの、何から始めて良いのか分からない企業担当者が少なくないのも実情だ。
カゴメ株式会社(東京・中央)は企業や自治体向けに、従業員や住民の健康を支援する「カゴメ健康サポートプログラム」を提供している。カゴメがこのサービスを始めた背景やその特徴について、健康事業部 課長 営業統括の前田泰宏さんと健康事業部 担当課長 企画担当の菊地静さんに話を伺った。【2023年7月18日取材:大城理江・黄理愛、文:早川みどり、編集:井上美来】

健康事業部 課長 営業統括の前田泰宏さんと健康事業部 担当課長 企画担当の菊地静さん(カゴメ株式会社)

前田泰宏さん(左)と菊地静さん

目次
    1. 食にフォーカスした企業向け健康サポートサービス
    2. 野菜摂取量を推定する「ベジチェック®」で食への意識を変える
    3. 食の気付きから行動変容維持、定着させるためのさまざまなサービスを提供
    4. 食の客観評価とリテラシーを高める活動により、新たな施策が実行可能に
    5. 健康増進だけでなく、コミュニケーション活性化にも寄与
    6. 企業の担当者や保健指導の負担を軽減
    7. 食の健康施策の顔を目指して
    8. サービス紹介:従業員の健康を支援するカゴメの健康サービス

食にフォーカスした企業向け健康サポートサービス

「カゴメ健康サポートプログラム」は、2018年10月に社長直轄で新たに作られた健康事業部の発足とともに開始しました。

私たちは、日本の野菜不足をゼロにすることで健康事業の延伸に貢献することを目指し、さまざまな活動をしています。厚生労働省が提唱する「健康日本21」が推奨している野菜摂取目標量は1日350gとされていますが、ここ10年間を振り返っても、この目標値は一度も達成できていません。その中で、なぜ野菜を食べなければならないのか、どのように摂れば良いか、どれだけ摂れば良いかといった、食に関するリテラシーが低いことが、数値が上がらない一つの原因でもあるのではないかと考えました。その考えの下、企業の従業員や自治体向けに食リテラシーを高める健康セミナーをサービスとして提供したのが、「カゴメ健康サポートプログラム」の先駆けです。

また、この考えは経済産業省が推奨している健康経営優良法人制度にもマッチしています。健康になるためには運動、睡眠、食、禁煙など、さまざまな要因がありますが、その中で食の部分にもう少しフォーカスすることにしました。正しい食習慣を身に付けることで、プレゼンティーズム※の改善につなげることを目指しています。

野菜をしっかり食べてもらうという行動まで変えることに対して、動機付け、実行支援、環境サポートといった行動変容理論の要素に基づき、サービスをゼロから企画しました。現在は、健康経営優良法人の企業や自治体などにご提案しているところです。

※心身の不調を抱えながら仕事をしている状態のこと。ケアレスミスの増加、集中力・業務効率の低下などを引き起こす。

カゴメ健康サービスのラインアップ(カゴメ株式会社)

「カゴメ健康サービス」は動機付け、実行支援、環境サポートといった行動変容理論に基づいたサービスラインアップから、企業の課題に寄り添ったプログラムを作成する

野菜摂取量を推定する「ベジチェック®」で食への意識を変える

実行支援のサービスとしては、野菜摂取量を推定する「ベジチェック」があります。実は、野菜を食べているつもりでも実際の摂取量は十分ではないケースが多いことが分かりました。それを数値化することで、行動変容の最初の気付きを与えるきっかけづくりに役立ててもらう目的です。

「ベジチェック」は採血が不要で、皮膚に蓄積されたカロテノイドを測定しています。カロテノイドとは、トマトのリコピン、ニンジンのベータカロテンといった緑黄色野菜に多く含まれる色素成分です。野菜に含まれるカロテノイドは体に吸収され、皮膚に蓄積します。そのため、皮膚のカロテノイド量を測定することで、野菜摂取量が推定できるというわけです。約30秒で手軽に使用できるのもポイントです。

「ベジチェック」は野菜摂取レベルと推定野菜摂取量の2つを表示します。しかし、食べたものが即座に反映されるわけではありません。およそ2週間から4週間前の食生活の影響を受けると言われています。また、喫煙、飲酒、ストレス過多など活性酸素が増えてしまうような生活習慣の人は、この野菜摂取レベルが下がってしまう可能性があります。

また、「ベジチェック」は単なる楽しむツールではなく研究部門でも使われています。こちらは弘前大学医学部の大規模疫学研究である岩木健康増進プロジェクトでも使われていて、野菜摂取レベルが高い人ほどメタボリックシンドロームの指標が健康的であるといった研究内容も発表されています。

ベジチェックの画面(カゴメ株式会社)

「ベジチェック」では推定野菜摂取量と野菜摂取レベルの2つが計測できる

食の気付きから行動変容維持、定着させるためのさまざまなサービスを提供

「健康リテラシーを高めたいけれど、セミナーまでは受けられない。でも何かしたい」というお客様には、リテラシーの冊子を販売しています。「ベジチェック」の変化が2週間から4週間ぐらい前の影響を受けるため、ある企業では1人あたり2回測ってもらっています。
例えば今日測ったら次は4週間や6週間後にもう一度測ってもらい、その変化をチェックします。実際の変化を本人に見せることで、行動変容の継続を促す活動もしています。

また、「神奈川ME-BYOリビングラボ」と連携をし、行動変容維持の研究も行っています。健康セミナーを受けた後に「ベジチェック」を10週間やったチームとやらないチームとを比較し、10週間やった方が継続できたという結果となりました。

「ベジチェック」に限らず、野菜摂取量を手のひらでカウントするベジハンド®※という食事中の野菜の量を知るための新しい単位を活用する方法もあります。
ベジハンドの数値を使って競い合う「チーム対抗!ベジ選手権®4週間チャレンジ」というアプリを提供したり、事業所にも野菜飲料をお届けしたり、多角的にサービスを展開しています。

※カゴメ「野菜と生活 管理栄養士ラボ®」が考察した食事中の野菜の量を知るための新しい単位。片手1杯に載せられる野菜量約60gを1ベジハンドとし、1日に6ベジハンド(約360g)の野菜摂取を目指す。

モバイルアプリ(カゴメ株式会社)

野菜摂取量をチームで競う、参加型のモバイルアプリ「チーム対抗!ベジ選手権4週間チャレンジ」を提供

食の客観評価とリテラシーを高める活動により、新たな施策が実行可能に

従来の健康増進施策と言えば、ウォーキングキャンペーンで歩数を調べるような運動に注目した活動が多く、食という切り口はほとんどありませんでした。食は自己申告で評価するしかなく、施策として成立させづらかったのが原因だと思います。

食生活をどう評価して良いかすら分からなかった中で、「ベジチェック」が完成しました。これにより、今までウォーキングキャンペーンしかやっていなかった企業で、食が日々の健康維持に重要だという認識が広まり、徐々に受託が増えてきています。
食について悩んでいない企業はほぼなく、しかし何をしたら良いか分からないときに「ベジチェック」に出会い、じゃあちょっと試しにやってみようというケースが多いと感じています。

また、そもそも1日に必要な野菜摂取量が350gであることを知っている人自体が非常に少なく、野菜は生野菜で取ることが正しいと思うなど、野菜に関する知識が浸透していないのが実情です。
「野菜は加工すると吸収率が上がるものもある」「食事の30分前に野菜を食べると急激な血糖値の上昇を抑えられる」などの、食に関するリテラシーを獲得してもらう必要がありました。普段からバランスの良い食生活を意識して食べていただくため、健康セミナーも開催しています。参加された方からは、「食のリテラシーがすごく高まった」と高評価をいただいています。

健康セミナーの様子(カゴメ株式会社)

「カゴメ健康サポートプログラム」では集合版・オンライン版の健康セミナーを開催している

健康増進だけでなく、コミュニケーション活性化にも寄与

副次的効果として、健康増進プロジェクトを行うことで、職場の同僚の方とのコミュニケーションが増えることも分かってきました。
例えば、一緒にお昼を食べたり、コンビニへ行ったりしたときに、「ベジチェック」の数値が低いからサラダを追加しようとか、野菜ジュースを飲もうというようなコミュニケーションをとりながら、楽しく野菜摂取に向けて活動していただいているケースもあります。会社から言われてやらされているのではなく、楽しく競い合いながら健康増進に取り組まれていると感じています。

企業の担当者や保健指導の負担を軽減

これまで健康診断は従業員にとって嫌なイメージでしたが、推定野菜摂取量や野菜摂取レベルが可視化できるようなると、2、3カ月頑張ったらどう変わるかを見てみたいという前向きな気持ちで取り組んでくれるようになったと聞きます。やらされるのではなく、従業員の方々が自発的に計画し、その変化を楽しみながら、アクションを起こしてくれています。

また、保健指導のストレスが減ったといううれしい声もいただいています。もちろん健康診断を受ける従業員のメリットもありますが、指導する側のメリットとして、食の数値が見えることは、非常に重要だと感じました。

実はメリットの一つに、担当者の手間がかからないという点があります。「ベジチェック」はタブレットにセンサーが付いているだけで、簡単に持ち運びができます。電源と携帯電話の電波があれば、どこでも利用可能です。大がかりな設備や工事の必要がなく、簡単にサービスが始められます。

食の健康施策の顔を目指して

食の見える化、食に関する健康施策は、今までの市場ではなかなかありませんでした。この野菜摂取量の見える化を、食の健康施策の代表的なものとして、多くの企業に取り組んでいただきたいと考えています。

この「ベジチェック」のレンタル事業をやってみて、野菜を摂っているつもりの方が多いことに気づいた一方で、「ベジチェック」や健康セミナーを通じて野菜の重要性の認識や意識改革を楽しみながら実現できていることに、非常に価値があると感じました。
しかし、まだまだ受託件数は圧倒的に少ないので、これからはサービスの認知を拡大させることが課題です。多くの方に使っていただき、食の施策と言えば「ベジチェック」と思ってもらえるよう、健康に貢献するお手伝いやサポートができれば、と強く願っています。

※情報は取材時点。記事内の画像はカゴメ株式会社より提供。

サービス紹介:従業員の健康を支援するカゴメの健康サービス

カゴメ健康サポートプログラムのサービスイメージ(カゴメ株式会社)

「カゴメ健康サポートプログラム」
企業の健康経営、自治体の健康増進を、おいしく楽しくサポートする健康総合ソリューション。野菜摂取量を推定できる「ベジチェック」のレンタル他、健康セミナーやスマホアプリ、野菜飲料お届けサービス、管理栄養士による面談など、さまざまなサービスを提供する。

詳細および資料請求はこちら
https://healthcare.kagome.co.jp/

会社情報

カゴメ株式会社
【本社】〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦3丁目14番15号
【東京本社】〒103-8461 東京都中央区日本橋浜町3丁目21番1号 日本橋浜町Fタワー
代表:山口 聡
設立:1949年
従業員数:2,818人(2022年12月31日時点)
事業内容:調味食品、保存食品、飲料、その他の食品の製造・販売、種苗、青果物の仕入れ・生産・販売
HP:https://www.kagome.co.jp/

【企画・制作:@人事編集部広告制作部】

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