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経済的な理由で働く意識が強い「功利型」の従業員は、「奉仕型」の3倍離職意図が⾼い

2020.07.22

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OKAN(東京・豊島)は7月21日、日本大学経済学部櫻井研司氏と実施した「人材定着・職場推奨度とその要素についての共同調査」の結果を発表した。調査から、従業員と組織の心理的なつながりを示す「組織コミットメント」は、大きく5つのタイプに分類することができることが分かったという。

5つのタイプのうち、会社への愛着と義理的な思い⼊れが強く、経済的な理由など功利的なつながり意識が低めである「奉仕型」の従業員は、他4タイプの従業員と比べもっとも離職意図が低く、 一方、会社への愛着および道義的なつながりが低く、経済的な理由から働く意識が強い「功利型」の従業員は、「奉仕型」の従業員と比べ離職意図が約3倍⾼い傾向があるという。

「調査結果から、⼈材定着のためには、経済的な報酬よりも組織に対する愛着と責任意識を高めることが重要である」(OKAN)。同社は、愛着と責任意識には経営者の明確なミッション、多様な働き方への理解、チームワークといった組織の在り方が深く関わっていることが示されていると説明している。以下、リリースより。

給与への関心が低い方が、組織コミットメントが高いと判明!5つの組織コミットメントタイプのうち『功利型タイプ』の離職意図は、『奉仕型タイプ』の約3倍

写真:「「人材定着・職場推奨度とその要素についての共同調査」OKAN調べ」

従業員と組織の心理的なつながりを示す「組織コミットメント」は、大きく5つのタイプに分類することができます。このうち、会社への愛着と義理的な思い⼊れが強く、経済的な理由など功利的なつながり意識が低めである「奉仕型」の従業員は、他4タイプの従業員と比べもっとも離職意図が低い傾向がありました。(図1) 一方、会社への愛着および道義的なつながりが低く、経済的な理由から働く意識が強い「功利型」の従業員は、「奉仕型」の従業員と比べ離職意図が約3倍⾼い傾向が認められました。(図2) これらの調査結果から、⼈材定着のためには、経済的な報酬よりも組織に対する愛着と責任意識を高めることが重要であるとわかります。 ハイジの調査結果においては、愛着と責任意識には経営者の明確なミッション、多様な働き方への理解、チームワークといった組織の在り方が深く関わっていることが示されています。

写真:「「人材定着・職場推奨度とその要素についての共同調査」OKAN調べ」

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行をきっかけに、人々の働き方が大きく見直されています。リモートワークなどの浸透で、偶発的で非言語的なコミュニケーションが減っている今、経営者や管理職にとっては「従業員の抱える問題を検知しづらい」「組織の状態を可視化しづらい」とマネジメントに関する新たな課題も生まれており、これまで以上に『ワーク・ライフ・バリュー(従業員が大切にしたいと考える生活観や家族観などの価値観)』に関する理解・対応が求められています。今後も、ハイジでは、企業が従業員ひとりひとりを理解し、“望まない離職”を防ぎ、適切な事業活動を継続できるよう、働く人とまつわる要素や環境についての調査を続けていきます。

「組織コミットメントタイプ」3つの要素

組織コミットメントとは、個人と所属する組織(従事する仕事、職業も含む)との関係性を表す概念のことを指し、人材の定着と深い関係があり、3つに要素に分類することができます。

情緒的コミットメント(愛着)

「目的」「ミッション」に関係する、人間の精神的、感情的な側面に注目した概念。
会社の一員であることを自覚し誇りに感じる。例:「〇〇が好きなので働く」

規範的コミットメント(道徳)

「会社」や「人」に関係する、義理、道理、恩義に着目した概念。
人間関係を重んじて辞めることに罪悪感を感じる。例:「△△に恩があるので働く」

存続的コミットメント(功利)

「給与」に関係する、経済的な交換関係に着目した概念。
離職による経済的な損失や代償を懸念に感じる。例:「××の方が得なので働く」

3つの要素から導き出された5つの「組織コミットメントタイプ」

①功利型:会社に愛着および道義的なつながりを感じていないが、経済的な理由から働いている
②惰性型:どの質問に対しても”どちらでもない”人で、惰性で働いている
③愛着型:愛着が高く、義理的な要素は中程度、功利的な要素は低め
④密着型:愛着、道徳、功利の3要素が高く、会社と深くつながっているイメージ
⑤奉仕型:会社に対する愛着と義理的な思い入れが強く、 経済的な理由から働く側面が高くない

3つの要素に関する設問項目

写真:「「人材定着・職場推奨度とその要素についての共同調査」OKAN調べ」

調査概要

・調査期間 : 2020年1月~2020年3月
・調査方法 : web上のアンケートフォームで回収
・調査対象 : 働く社会人(業種、年齢、性別問わず)
・有効回答数: 614名
・監修   : 櫻井研司氏(日本大学経済学部准教授

人材定着支援サービス「ハイジ」とは

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『ハイジ』は、働き「つづけられる」組織をつくる、人材定着のための組織改善サービスです。従業員アンケートと結果レポートによって、人材定着と関連の深い組織の課題を数値化することができます。約50問の質問回答をもとに15項目で分析し、部署・年代・性別等のカテゴリでスコアを作成、改善までをサポートします。PC /スマートフォンでアンケート調査を行い、結果レポートを閲覧するまでのシステム利用料は無料。その他、「伴走支援プラン」など有料オプションも用意、根本的な課題解決を目指します。

日本の労働人口は減少トレンドに入り、採用が難化する昨今、採用(エントリーマネジメント)に加えて、定着(リテンションマネジメント)について考える必要性が高まっています。OKANでは、望まない離職防止を今以上に加速するために、『ハイジ』を2020年2月より無料で提供。

日本大学経済学部櫻井研司氏との共同調査を受け、人材定着に関わる15要素を原因指標として反映。
個々人が理想の働き方をそれぞれの価値観に合わせてつくっていく社会の実現を目指します

株式会社OKAN企業概要

株式会社OKANは「働く人のライフスタイルを豊かにする」をミッション・ステートメントに、リテンションマネジメントカンパニーとして、日本における企業課題と社会課題の解決に取り組み、望まない離職を防ぐため、企業の意識と行動を変容することを目指しています。

仕事内容だけではなく、健康、家庭との両立、自分らしい生活など、従業員のあらゆる価値観=「ワーク・ライフ・バリュー」を企業各々が理解しサポートするために、企業の意識変容を目的とした、「望まない離職」を防ぐための無料組織診断サービス『ハイジ』と、企業の実際の行動支援を目的とした、食事で「望まない離職」を防ぐための、置くだけ社食サービス『オフィスおかん』を提供しています。

・会社名   : 株式会社OKAN(URL: https://okan.co.jp/
・代表者   : 沢木恵太(さわきけいた)
・住所    : 〒171-0022 東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋10階
・設立年月  : 2012年12月10 日

【プレスリリース「給与への関心が低い方が、組織コミットメントが高いと判明!5つの組織コミットメントタイプのうち『功利型タイプ』の離職意図は、『奉仕型タイプ』の約3倍」(PR TIMES)より|2020年7月21日・株式会社OKAN】

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