中小企業庁発表

中小企業向け「人材活用支援策」を冊子で紹介

2016.05.06

中小企業庁は2016年5月2日、人材確保や働き方改革に挑む中小企業が利用できる各省庁の様々な支援策を１冊にまとめた「中小企業人材活用ハンドブック」を発行した。コンセプトは「探す」から、「活用する」・「育てる」まで、幅広く応援するハンドブック。
中小企業庁は、2016年から小規模事業者向け支援策を目的別・窓口別にまとめたハンドブックを発行している。1月に発行した第1弾「輸出支援ハンドブック」が好評で、今回、第2弾として「人材活用支援ハンドブック」をまとめた。厚生労働省など広く政府の支援策を紹介した初めての冊子になる。

5つのカテゴリーで人材活用支援策を紹介

ハンドブックは、「人材を探す」、「職場の魅力を伝える」、「仕事を続けやすい職場をつくる」、「人材を活用する」、「人材を育てる」の5つのカテゴリーで、中小企業・小規模事業者の人材活用を応援する支援策を紹介している。
それぞれの支援策の窓口と電話番号が掲載されているので、すぐに問い合わせができる。支援策を詳しく紹介しているサイトのQRコードが付いており、スマートフォンで簡単にアクセスできる。

例えば、「仕事を続けやすい職場をつくる」のページでは、「社員の職場定着に取り組みたい」と「仕事と生活の調和に取り組みたい」の目的別に各支援策を紹介。「社員の職場定着に取り組みたい」（P6)には、【職場定着支援助成金】として、

（個別企業助成コース）
◎雇用管理制度（評価・処遇制度、研修制度、健康づくり制度、メンター制度）の導入を行った場合、制度導入助成として、導入した制度毎に10万円が助成されます。
◎制度導入助成を受けた後、対象事業所の規模に応じた離職率の低下目標を達成した場合、60万円が助成されます。
（中小企業団体助成コース）
◎都道府県による改善計画の認定を受けた事業協同組合等が、傘下の事業者のために雇用管理状況調査や安全衛生講習等を行った場合、経費の2/3が助成されます。

などの施策が問い合わせ先（QRコードも一緒に）とともに紹介されている。

「中小企業人材活用ハンドブック」(PDF形式：622KB)

「中小企業人材活用ハンドブック」をまとめました～好評いただいているハンドブックシリーズ第2弾！～」より　【経済産業省・2016年5月2日】