大学等卒業予定者の就職内定状況調査

平成27年度大卒予定者内定率は80.4％

2016.01.21

厚生労働省は、平成28年3月卒業予定者の平成27年12月1日現在の内定状況をとりまとめた「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」を公表した。

平成27年12月1日現在の大卒予定者の就職希望率は全体の78.0％（前年同期比0.3ポイント増）、そのうち国公立は55.4％(1.4ポイント減）、私立は89.2％（1.1ポイント増）であった。これらの就職希望者のうち、就職が内定している割合は全体で80.4％（0.1ポイント増）。そのうち国公立は84.1％(0.4ポイント減）、私立は79.2％（0.3ポイント増）であった。

男女別では男子の内定率は79.0％（0.1ポイント増）。国公立の内定率が80.6 ％と1.9ポイント減少している一方、私立では78.5％で0.7ポイントの増加となった。女子の内定率は82.0％（0.1ポイント減）。国公立の内定率は1.0ポイント増加の87.8 ％、私立は0.3ポイント減少の80.0％であった。

文理別では文系の内定率は79.7％（0.3ポイント増）、理系は83.4％(0.8ポイント減）。国公立文系と私立理系が減少し、私立文系と国公立理系が増加している。

地域別では、関東地区、中部地区、中国四国地区で増加。北海道・東北地区、近畿地区、九州地区で減少している。最も内定率が高かった地域は関東地区の86.8％で、最も低かった地域は九州地区の70.3％であった。

調査は国立大学21校、公立大学３校、私立大学38校の学生6250人を抽出して実施。平成28年3月大学新卒予定者数は約55万7000人。うち就職希望者数は約437千人、内定者数は約35万2000人と推計されている。

平成27年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」｜厚生労働省・1月20日