しゅふJOB総合研究所調べ
主婦層への調査アンケート「短時間正社員で働いてみたい」77.2%
2018.03.30
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル)の調査機関しゅふJOB総研が行った主婦層へのアンケート調査によると、 いま最も望ましい働き方は「短時間非正規社員」が最多の38.3%で、「フルタイム正社員」と回答したのは13.1%であることが分かった。また、「短時間正社員で働いてみたい」 という回答は77.2%にのぼることが分かった。以下、リリースより。
■調査結果概要■
- 短時間正社員として「働いたことはない」88.7%
- 短時間正社員で「働いてみたい」77.2%、「働いてみたいと思わない」10.2%
- 短時間正社員普及を妨げるもの「事例少ない」55.5%、「就業規則」50.1%
- 就業規則による制限:「短時間正社員制度を設けている企業が少ない」89.6%
- いま最も望ましい働き方「短時間非正規社員」38.3%
- 100%仕事に時間使えるなら最も望ましい働き方「フルタイム正社員」62.2%
- フリーコメントより
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区、代表取締役:三原邦彦)の調査機関しゅふJOB総研は『望ましい働き方と短時間正社員』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いましたので以下にご報告します。(有効回答数733件)
短時間正社員として「働いたことはない」88.7%
短時間正社員で「働いてみたい」77.2%、「働いてみたいと思わない」10.2%
短時間正社員普及を妨げるもの「事例少ない」55.5%、「就業規則」50.1%
就業規則による制限:「短時間正社員制度を設けている企業が少ない」89.6%
いま最も望ましい働き方「短時間非正規社員」38.3%
100%仕事に時間使えるなら最も望ましい働き方「フルタイム正社員」62.2%
フリーコメントより
◇寄せられたフリーコメントより抜粋(年代:雇用形態)
いま最も望ましい働き方で、「短時間非正規社員」と答えた人
- まだ子育て中ということと、自分自身も責任の重い仕事はしたくない(できない)から(40代:契約社員)
- 扶養に入っているので(40代:パート/アルバイト)
- 自分の時間や家族との時間を大切にしたい(50代:パート/アルバイト)
- 定期的に海外に行くので、短期若しくは勤務曜日が少ないのがベストです(50代:派遣社員)
- 不妊治療中のため(30代:今は働いていない)
- 介護をしているため、週1が望ましいから(40代:今は働いていない)
- Wワークを希望しているため(50代:派遣社員)
いま最も望ましい働き方で、「短時間正社員」と答えた人
- 正社員として働きたいが、子育ての時間もできるだけ確保したいから(30代:派遣社員)
- 子供が小さいので短時間でも雇ってもらえる正社員制度がほしいです(40代:パート/アルバイト)
- 0歳の子供を持つシングルマザーだから(30代:今は働いていない)
- アルバイトで就業中ですが、内容は正社員と変わらず時間が短いだけなので(40代:パート/アルバイト)
- 未就学児がいるので、勤務時間と体力に制約があるが、将来はきちんとキャリアを積みたい(30代:契約社員)
いま最も望ましい働き方で、「フルタイム正社員」と答えた人
- 勤務時間が短くなった分相応に給与が減るのであれば、フルタイムの方が良い(40代:正社員)
- 安定と社会的地位が得られる(40代:契約社員)
- シングルマザーで、これからお金がかかる年頃の子どもが2人いるから(40代:派遣社員)
- 短時間だからと抑えられている給与水準が低すぎる(50代:正社員)
- 厚生年金や健康保険等の福利厚生が充実しているから(40代:今は働いていない)
- バツイチなので自立していかないといけないから。親の介護で今後支出が増える(50代:派遣社員)
- 保育園の入園時の点数がフルタイム正社員だったため。それ以下になると即退園させられる(40代:正社員)
- 子育てが一段落し、時間に余裕ができた(50代:契約社員)
短時間正社員とは
フルタイム正社員と比較して、1週間の所定労働時間が短い正規型の社員であって、次のいずれにも該当する社員のことを言います。
1.期間の定めのない労働契約( 無期労働契約) を締結している
2.時間当たりの基本給及び賞与・退職金等の算定方法等が同種のフルタイム正社員と同等
※厚生労働省~短時間正社員制度 導入支援ナビより~
非正規社員とは
パート・アルバイト・派遣など正社員以外の雇用形態すべて
しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より
短時間正社員はその必要性が指摘されている一方で、実際に働いたことがないと答えた人は88.7%に上ります。まだまだ浸透しているとは言えない状況です。
短時間正社員で働いてみたいと考える主婦層が77.2%いることを踏まえると、体制整備を急ぐ必要性を感じます。ポイントの一つとなるのが就業規則です。アンケートでは、就業規則の制限が短時間正社員普及の妨げになっていると答えた人のうち、9割近くが「そもそも短時間正社員の制度を設けている企業が少ない」と回答しています。多くの企業では育児・介護休業法で定められた義務の範囲までしか、短時間正社員を制度として設けていないのかもしれません。
いま最も望ましい働き方については、一番多くの主婦層が短時間非正規社員を選択しました。勤務時間の融通性だけでなく、仕事の負担が重すぎないこともポイントのようです。一方、もし家庭の制約などがなく100%仕事のために時間を使うことができる場合はどうかを尋ねたところ、短時間非正規社員と答える比率は1/7以下に減少し、フルタイム正社員と答える比率が5倍近くにまで上昇しました。家事や育児など、家の都合を優先させるためにキャリアをあきらめてしまっているようにも見えます。主婦層を取り巻く表に現れていないしがらみにも、目を向ける必要があると考えます。
■調査概要
調査手法:インターネットリサーチ(無記名式)
有効回答者数:733名
調査実施日:2017年8月28日(月)~2017年9月21日(木)まで
調査対象者:ビースタイル登録者/求人媒体『しゅふJOBパート』登録者
【しゅふJOB総研プレスリリース「働く主婦が本当に望む働き方とは? ~しゅふJOB総研調査~ 短時間正社員で働いてみたい 77.2% いま最も望ましい働き方の1位「短時間非正規社員」38.3%、「フルタイム正社員」13.1%」より|株式会社ビースタイル・2018年3月14日】
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