「2023年度冬のボーナス実態調査」フリーウェイジャパン調べ
冬のボーナス「支給あり」企業が42.0%、支給平均額は47.9万円。今後の経営にマイナスとなりうるトピック最多は「インボイス制度」
2023.11.07
フリーウェイジャパン(東京・中央)は11月1日、中小企業/零細企業の従業員130人、および代表取締役/個人事業主166人を対象に実施した「2023年度 冬のボーナス実態調査」の結果を発表した。調査期間は2023年10月10日〜10月17日。
発表によれば、冬のボーナスを支給済みまたは支給予定の企業は全体の42.0%で、支給額のボリュームゾーンは「10万円〜30万円」が最も多く、平均額は47.9万円。
ボーナスの使途では「預金・貯蓄」が37.1%で最多であり、「趣味・娯楽」が昨年比で10.4ポイント増加の17.1%だった。
今後の経営にマイナスとなりうるトピックで最多は「インボイス制度」で44.6%で、次いで「人材不足」が42.2%。一方プラスとなりうるトピックでは「コロナ終息による経済活動の活発化」が34.3%だった。以下、リリースより。
関連記事:給与計算システムの基礎知識からおすすめの活用法まで徹底解説。「給与計算システム完全ガイド」をリリース
調査結果サマリー
TOPICS(1)冬のボーナス、支給済/支給予定は42.0%
冬のボーナスを支給済/支給予定の経営者は全体の42.0%、昨年と比較して15.7ポイントの増加
経営者に対して冬のボーナスの支給予定について聞いたところ、「支給予定あり/支給済み」が最多の42.0%で、2022年度に実施した冬のボーナス調査の結果と比較して15.7ポイントの増加となった。「支給予定無し」については27.6%という結果に。
一方で、支給額が前回より増加した方は、昨対比12.4ポイントマイナスの42.6%
昨年度と比較した支給額の増減について聞いたところ、「全体的に増加した・増加する」が42.6%という結果になり、昨年から12.4ポイントの減少となった。最多回答は「変わらない」で44.6%、「全体的に減少した・減少する」は12.8%。
下期の業績に変化が無かったと回答した経営者が最多の38.0%、昨対比7.1ポイントの増加
今年度の上期と下期での業績の変化について聞いたところ、「変化なし」が最多の38.0%で、昨対比7.1ポイント増加したことが明らかに。また、「上期では業績が下がったが、下期では業績が上がった」が6.0%、「年間を通して、業績が上がった」が24.7%。「上期では業績が上がったが、下期は業績が下がった」が6.6%、「年間を通して業績が下がった」が24.7%という結果になった。
TOPICS(2)ボーナス支給額のボリュームゾーンは「10万円~30万円」、平均額は47.9万円
中小企業におけるボーナス支給額のボリュームゾーンは「10万円~30万円」、平均額は47.9万円
ボーナスが支給された、または支給予定で金額を把握している従業員にボーナスの支給額を聞いたところ、「20万円~30万円未満」が最多の25.7%、次点で「10万円~20万円未満」が22.9%、支給額のボリュームゾーンとしては「10万円~30万円」であった。また、回答者の平均額は47.9万円であった。
ボーナスの使い道、預金・貯蓄が最多の37.1%、「趣味・娯楽」は昨対比10.4ポイント上昇の17.1%
ボーナスの使い道について聞いたところ、最多は「預金・貯金」で37.1%、次点で「生活費」と「趣味・娯楽」が同率の17.1%という結果になった。例年、「預金・貯蓄」と「生活費」が上位回答になる傾向が続くなか、「趣味・娯楽」が昨年比10.4ポイント増加の17.1%という結果になった。
夏のボーナス支給、「期待できる」は38.5%で昨年と比較して4.7ポイントの増加
来年の夏のボーナスが期待できるか聞いたところ、「期待できる」が16.9%、「やや期待できる」が21.5%、全体の38.5%がどちらかといえば期待できると回答した。「期待できない」が42.4%、「あまり期待できない」が19.2%という結果になった。
TOPICS(3)今後の経営にマイナスとなりうるトピック、最多は「インボイス制度」で44.6%
今後の経営にマイナスとなりうるトピック、最多は44.6%で「インボイス制度」、次点で「人材不足」。その他、円安や物流2024年問題といった回答も見られた
今後、経営を進めていく中でマイナス要素になりうると考えるトピックについて、最多は10月から開始となった「インボイス制度」で44.6%という結果になった。次点で「人手不足」が42.2%、「電気・ガス料金の値上げ」が38.6%と続いたほか、「円安」や「物流2024年問題」といった回答もあった。
今後の経営にプラスとなりうるトピック、最多は34.3%でコロナ収束による経済活動の活発化。価格転嫁力の向上や、生成系AIの活用本格化といった回答も
今後、経営を進めていく中でプラス要素になりうると考えるトピックについては、「コロナ終息による経済活動の活発化」が最多の34.3%であった。次点で「わからない」が29.5%、その他の回答として「価格転嫁力の向上」や「生成系AIの活用本格化」などがあった。
過去半年で賃上げを実施していない中小企業が50.9%
過去半年以内の賃上げ実施有無について聞いたところ、「はい」が49.1%、「いいえ」が過半数の50.9%であった。
調査概要
調査タイトル :2023年度 冬のボーナス実態調査
調査方法 :インターネットリサーチ
調査期間 :2023年 10月10日~10月17日
調査対象 :小企業/零細企業の従業員130人、代表取締役166人
調査結果詳細
TOPICS(1)冬のボーナス、支給済/支給予定は42.0%
冬のボーナスを支給済/支給予定の経営者は全体の42.0%、昨年と比較して15.7ポイントの増加
Q1. 冬のボーナスの支給予定はありますか?またはすでに支給しましたか? (SA)
対象:代表取締役の方(n=112)
冬のボーナスの支給予定について聞いたところ、「支給予定あり/支給済み」が最多の42.0%で、2022年度に実施した冬のボーナス調査の結果と比較して15.7ポイントの増加となった。「支給予定無し」については27.6%という結果に。
一方で、支給額が前回より増加した方は、昨対比12.4ポイントマイナスの42.6%
Q2. 昨年の冬ボーナスと比べて増減はありましたか?(SA)
対象:Q1で「支給予定あり/支給済み」と回答した方(n=47)
昨年度と比較した支給額の増減について聞いたところ、「全体的に増加した・増加する」が42.6%という結果になり、昨年から12.4ポイントの減少となった。最多回答は「変わらない」で44.6%、「全体的に減少した・減少する」は12.8%。
下期の業績に変化が無かったと回答した経営者が最多の38.0%、昨対比7.1ポイントの増加
Q3. 今年度の上期と下期で業績に変化はありましたか?(SA)
対象:代表取締役/個人事業主(代表)の方(n=166)
今年度の上期と下期での業績の変化について聞いたところ、「変化なし」が最多の38.0%で、昨対比7.1ポイント増加したことが明らかに。また、「上期では業績が下がったが、下期では業績が上がった」が6.0%、「年間を通して、業績が上がった」が24.7%。「上期では業績が上がったが、下期は業績が下がった」が6.6%、「年間を通して業績が下がった」が24.7%という結果になった。
TOPICS(2)ボーナス支給額のボリュームゾーンは「10万円~30万円」、平均額は47.9万円
中小企業におけるボーナス支給額のボリュームゾーンは「10万円~30万円」、平均額は47.9万円
Q4. 支給額はいくらですか?(SA)
対象:従業員の内、ボーナスが支給された/支給予定の方(n=35)
ボーナスが支給された、または支給予定で金額を把握している従業員にボーナスの支給額を聞いたところ、「20万円~30万円未満」が最多の25.7%、次点で「10万円~20万円未満」が22.9%、支給額のボリュームゾーンとしては「10万円~30万円」であった。また、回答者の平均額は47.9万円であった。
ボーナスの使い道、預金・貯蓄が最多の37.1%、「趣味・娯楽」は昨対比10.4ポイント上昇の17.1%
Q5. 使い道はなんですか?(SA)
対象:従業員の内、ボーナスが支給された/支給予定の方(n=35)
ボーナスの使い道について聞いたところ、最多は「預金・貯金」で37.1%、次点で「生活費」と「趣味・娯楽」が同率の17.1%という結果になった。例年、「預金・貯蓄」と「生活費」が上位回答になる傾向が続くなか、「趣味・娯楽」が昨年比10.4ポイント増加の17.1%という結果になった。
夏のボーナス支給、「期待できる」は38.5%で昨年と比較して4.7ポイントの増加
Q6. 来年の夏のボーナスについて、支給を期待できますか?(SA)
対象:従業員の方(n=130)
来年の夏のボーナスが期待できるか聞いたところ、「期待できる」が16.9%、「やや期待できる」が21.5%、全体の38.5%がどちらかといえば期待できると回答した。「期待できない」が42.4%、「あまり期待できない」が19.2%という結果になった。
TOPICS(3)今後の経営にマイナスとなりうるトピック、最多は「インボイス制度」で44.6%
今後の経営にマイナスとなりうるトピック、最多は44.6%で「インボイス制度」、次点で「人材不足」。その他、円安や物流2024年問題といった回答も見られた
Q7. 今後、経営を進めていく中でマイナス要素になりうると考えたトピックを教えてください。(MA)
対象:代表取締役/個人事業主(代表)の方(n=166)
今後、経営を進めていく中でマイナス要素になりうると考えるトピックについて、最多は10月から開始となった「インボイス制度」で44.6%という結果になった。次点で「人手不足」が42.2%、「電気・ガス料金の値上げ」が38.6%と続いたほか、「円安」や「物流2024年問題」といった回答もあった。
今後の経営にプラスとなりうるトピック、最多は34.3%でコロナ収束による経済活動の活発化。価格転嫁力の向上や、生成系AIの活用本格化といった回答も
Q8. 今後、経営を進めていく中でプラス要素になりうると考えたトピックを教えてください。(MA)
対象:代表取締役/個人事業主(代表)の方(n=166)
今後、経営を進めていく中でプラス要素になりうると考えるトピックについては、「コロナ終息による経済活動の活発化」が最多の34.3%であった。次点で「わからない」が29.5%、その他の回答として「価格転嫁力の向上」や「生成系AIの活用本格化」などがあった。
過去半年で賃上げを実施していない中小企業が50.9%
Q9. 過去半年以内に賃上げを実施しましたか?(SA)
対象:代表取締役の方(n=112)
過去半年以内の賃上げ実施有無について聞いたところ、「はい」が49.1%、「いいえ」が過半数の50.9%であった。
フリーウェイジャパンの実態調査
これまでの調査リリース一覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/61444
一部抜粋
(1)2023年6月15日配信「2023年度 夏のボーナス調査」
中小企業/零細企業の従業員・代表取締役255人を対象
夏のボーナスを支給済/支給予定は31.3%、昨年夏から11.7ポイントの減少
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000061444.html
調査サマリー
TOPICS(1) 夏のボーナス、支給済/支給予定は31.3%
TOPICS(2) 昨年下期から今年度上期まで、業績に「変化なし」の回答が44.3%
TOPICS(3) 冬のボーナス支給、見通しが立っている経営者は全体の23.5%
(2)2022年11月1日配信「2022年度 冬のボーナス調査」
中小企業/零細企業の従業員・代表取締役350人を対象
昨年度の冬のボーナスと比べて支給額が増加した方が55.0%
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000030.000061444.html
調査サマリー
TOPICS(1) 中小零細企業の冬のボーナス、支給済/支給予定が53.0%
TOPICS(2) ボーナス支給額増加の理由、86.4%が「会社の業績が上がった」と回答
TOPICS(3) 来年夏のボーナスの支給見込み、見通しが立っていない経営者が47.4%
(3)2022年6月13日配信「2022年度 夏のボーナス調査」
中小企業/零細企業の従業員・代表取締役393人を対象
夏のボーナス、支給予定あり/支給済みが最多の43%
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000061444.html
調査サマリー
TOPICS(1) 中小企業の夏のボーナス「支給予定あり/支給済み」が最多の43.0%
TOPICS(2) 夏のボーナス支給額のボリュームゾーンは「10万円~30万円」
TOPICS(3) 冬のボーナス支給、見通しが立っている経営者は全体の37.3%
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会社概要
会社名 株式会社フリーウェイジャパン
代表者 代表取締役 井上 達也
設立 1991年3月19日
資本金 3,205万円
企業URL https://freeway-japan.com/
【プレスリリース「【中小・零細企業を対象とした実態調査】中小企業/零細企業の従業員・代表取締役296人を対象『2023年度 冬のボーナス実態調査を実施』」(PR TIMES)より|2023年11月1日・株式会社フリーウェイジャパン】
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