メドピア株式会社

【10月～12月に気を付けるべき職場の健康リスク】一位は「かぜ・インフルエンザなどの感染症」が9割

2023.10.31

産業医129名による調査結果

メドピア（東京・中央）の連結子会社Mediplat（東京・中央）は10月27日、運営するクラウド型健康管理サービス「first call」に登録している産業医129名を対象に実施した「10月～12月に気を付けるべき職場の健康リスク」の調査結果を発表した。調査結果によると、「かぜ・インフルエンザなどの感染症」が約9割で最も高い割合を占め、その対策としては「手洗い・うがい」「予防接種」「睡眠」「バランスのよい食事」が挙げられている。

Mediplatの医療顧問である平野翔大氏は、「冬季は気温や湿度の影響でウイルス性感染症が蔓延しやすく、これが業務にも影響を与える可能性がある」と指摘し、対策としてワクチン接種や湿度管理、感染予防対策の教育の重要性を強調した。また、リモートワークを導入している企業では「不規則な勤務時間に対する配慮も必要であり、産業医や保健師と人事担当者の連携が重要だ」と述べている。以下、リリースより。

“10月～12月に気を付けるべき職場の健康リスク”は「かぜ・インフルエンザなどの感染症」がトップ。最も有効な対策は「手洗い・うがい」「予防接種」「睡眠」「バランスのよい食事

Mediplatでは企業の人事担当者や労務担当者が抱える産業保健領域の課題を解決するために「first call」を提供しています。そこでこの度、「first call」に登録いただいている産業医に“10月～12月に気を付けるべき職場の健康リスク”を調査いたしました。

その結果、「かぜ・インフルエンザなどの感染症（89.1％）」が約9割でトップになりました。さらに、「かぜ・インフルエンザなどの感染症」に有効な対策については「手洗い・うがい（27.9％）」、「予防接種（20.9％）」「睡眠（20.2％）」「バランスのよい食事（20.2％）」となっています。

Q1「10月～12月に注意すべき職場の健康リスクは？」｜メドピア株式会社

Q2「かぜ・インフルエンザなどの感染症に有効な対策は？」｜メドピア株式会社

調査に対する産業医の見解

今回の結果について、Mediplatの医療顧問である平野翔大先生に見解を伺いました。

【Mediplat 医療顧問　平野翔大（医師・産業医）コメント】

冬期は気温・湿度の問題から、特にウイルス性の感染症が蔓延しやすい時期です。職場で流行すると業務に影響を与えることもあり、適切な流行予防は業績の面でも重要です。対策としては職域でのワクチン接種や、職場内の湿度保持、適切な感染予防対策の教育などが挙げられます。また、日照時間が短くなり睡眠などの問題も起きやすいため、リモートワークを運用している企業においては、不規則な勤務時間とならない配慮を行う必要があります。このように、産業医や保健師などと人事担当者の連携が非常に重要といえます。

調査概要

調査対象：クラウド型健康管理サービス「first call」に登録する産業医
有効回答：129人
調査期間：2023年10月3日（火）～2023年10月13日（金）
調査方法：インターネット調査

Mediplatが運営するクラウド型健康管理サービス「first call」について

「first call」は企業の人事担当者や労務担当者が抱える産業保健領域の課題を解決するため、以下のサービスを提供しています。

（１）オンライン医療相談

日常生活における自身と家族の体調の不安や悩みについて、チャットとテレビ電話でいつでもどこからでも医師に相談いただけるサービスです。一般内科や小児科、産婦人科、精神科など全12科目での相談（匿名）に専門医が実名で回答します。尚、医療相談は、従業員専用アプリもしくはWEB版のいずれでもご利用いただけます。

（２）産業医訪問・オンライン産業医面談

産業医の定期訪問からオンラインでの面談まで、産業医業務を受託するサービスです。産業医面談をテレビ電話でも実施可能とすることで、国内外の支社の従業員など、面談調整が困難であった従業員とも早期に面談が設定できることに加えて、日程調整による人事の業務負担も軽減します。

（３）ストレスチェック

WEBで簡単に従業員のストレスチェックや、部門やチームなど職場毎のストレス状況を可視化するサービスです。受検一斉案内から受検状況の確認までをシステム上で一括して実施でき、「産業医訪問・オンライン産業医面談」と合わせて導入することで、ストレスチェック後の産業医面談までをオンライン上で一元管理しながら実施することが可能となります。