any株式会社
【ナレッジマネジメント白書 2023】ナレッジマネジメントの現状と効果を発表。取り組みで8割が効果を実感
2023.08.22
ナレッジ経営クラウド「Qast(読み方:キャスト)」を運営するany(東京・千代田)は8月8日、従業員数300人以上の企業に勤務する1,000人を対象に実施した調査結果をまとめた「ナレッジマネジメント白書 2023」を発行した。
同白書によると、ナレッジマネジメントの認知は部長以上の職位で高く、認知している人は人材や業務効率の改善を主な経営課題として挙げていたことが分かった。また、DXとナレッジマネジメントの取り組みは関連性があり、全社的にこれらの取り組みを実施する企業の8割は高い効果を実感している。特に、情報通信業ではナレッジマネジメントの効果が顕著であることが確認された。以下、リリースより。
「ナレッジマネジメント白書 2023」ダウンロード
<URL>https://qast.jp/knowledge-report
「ナレッジマネジメント白書 2023」とは」
急速に変化する世の中で「ナレッジマネジメント」が経営課題解決のカギに
ナレッジマネジメントとは、個人が持つ知識・経験・ノウハウといった「ナレッジ」を組織全体で共有することにより、生産性の向上や新たな価値の創出につなげる経営手法です。
個々人の持つ知識を一つの場所に蓄積して、組織内で共有・活用することで、業務効率化やチームワークの強化が期待できます。
例えば、複数の営業担当者が同一の顧客に営業をかけていた、機械操作のコツを知らないために時間がかかりすぎていた、といった無駄なコストの削減につながったり、「誰が」「何に」詳しいかの情報を、誰もが引き出しやすい状態で共有することで、組織全体の学習能力が向上し、新たな価値の創出にも繋がります。
誰でも必要なときに必要な情報を素早く引き出せるようにデータベース化しておくことで、業務の属人化を防ぎ、問題を早期解決できるようになることが特徴です。
現在、日本の生産性の低下が著しい状況であり、2022年に行われた労働生産性の国際比較の調査によると2021年の日本の時間当たり労働生産性がOECD加盟国38カ国中で27位となり、過去50年間で最も低い水準にあることが明らかになっています。この低下の主な原因は、「少子高齢化による人材不足」「コロナを契機とした働き方の多様化」が考えられます。
これらの現在直面している課題を解決できる「ナレッジマネジメント」は、日本の生産性を回復させるための最適な解決方法として注目されています。
ナレッジマネジメント元年
社会の変化や状況を背景に、ナレッジ共有の課題解決を目的としてツールの導入を検討した企業も多いのではないでしょうか。
私たちはそういった傾向から2023年を「ナレッジマネジメント元年」と捉え、企業のナレッジマネジメントへの取り組みを調査した「ナレッジマネジメント白書 2023」を発行することにいたしました。
本書を通じて、「ナレッジマネジメント」が経営課題の解決方法の一つとして認識され、その重要性が一つでも多くの組織に浸透することを願っています。また、改めて、自身の所属する組織の生産性や組織力を再評価し、組織の持続的成長を妨げる潜在的な問題や改善の余地に向き合う機会となれば幸いです。
ナレッジマネジメント白書 2023監修者
any株式会社 代表取締役CEO / CKO 吉田 和史
2016年にany株式会社を創業。2018年7月にナレッジ共有ツール「Qast」の運営を開始し、ベンチャー企業から大企業まで年間200社以上の情報共有課題のヒアリングとナレッジ経営のコンサルティングを行う。2021年6月には自社内でナレッジ経営の浸透を加速させるためCKO(Chief Knowledge Officer)に就任。2023年7月時点で「Qast」の導入社数は5,000社を突破。「一人一人のナレッジを、組織の力に」をミッションに事業運営を行う。
「ナレッジマネジメント白書 2023」ダウンロード
<URL>https://qast.jp/knowledge-report
調査内容 ※一部抜粋
人的リソース・業務効率の改善を経営課題と感じる企業が多い
「現在、あなたがお勤めの会社が重要視している経営課題はどのようなものですか?」と聞いたところ、ナレッジマネジメントの認知率が比較的高い部長以上の職位で、「人材獲得」「人材育成」といった人的リソースについてが最も課題感が大きく、次いで「生産性向上」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「コスト改善」などの業務効率の改善に関係する項目での回答が多くなりました。
DX、ナレッジマネジメント双方に全社的に取り組んでいる企業で、高い成果への実感
DXとナレッジマネジメント双方の取り組みについて見ると、DXに取り組んでいないと回答した人の8割近くがナレッジマネジメントにも取り組んでいないことがわかりました。一方、全社的にナレッジマネジメントに取り組んでいる人の4割以上が、DXに取り組んでおり効果を実感していると回答しています。企業のDXが進んでいると、ナレッジマネジメントなどITを駆使した新しい手法が社内で受け入れやすく、効果を実感しやすい傾向があると考えられます。
ナレッジマネジメントの実施効果は約8割
「ナレッジマネジメントを実施したことで、得られた効果についてあてはまるものをすべてお選びください」と聞いたところ、特に経営者クラスは「ベテランから若手へのナレッジ共有」が高く、これは実施目的の傾向と一致しています。一方、一般社員は「生産性の向上」と回答した率が高くなっています。また業種別では、ナレッジマネジメントの取り組みが進んでいる情報通信業で、他の業種に比べて「個人のナレッジを会社の知財とすることができた」率が高くなっています。現時点で、ナレッジマネジメント実施による経営課題の解決、取り組み目的の達成には、一定の効果があると考えられます。
「ナレッジマネジメント白書 2023」ダウンロードはこちら
<URL>https://qast.jp/knowledge-report
調査概要
- 性別:男女
- 年齢:20 ~ 69歳
- 居住地:全国
- 対象者数:1,000人
- 調査方法:インターネットアンケート調査
- 調査期間:2023年1月27日(金)~ 1月30日(月)
- 実査機関:株式会社クロス・マーケティング
- 組織規模:従業員数300人以上の企業に勤務している
- 職業:会社勤務(一般社員・管理職・経営者・役員も含む)、公務員・教職員・非営利団体職員、専門職(弁護士・税理士等・医療関連)
any株式会社
「チームシップが根付いた世の中に」をビジョンに掲げ、ナレッジマネジメントを通して組織に新しい力を生み出し、よりよい社会を実現させることを目標にナレッジ経営クラウド「Qast」を提供。その実践手法について30年来解のなかったナレッジマネジメントの最適解を導きだすことに、全力で取り組んでいます。
「Qast」は個人のノウハウを引き出し、属人化しがちなスキルやノウハウの共有・集約を実現することで、組織全体のパフォーマンスを最大化するナレッジマネジメントに特化したクラウドサービスです。
既に5,000社以上の企業様の導入実績があり、高い成果を実感いただいています。
会社概要
- 企業名:any株式会社
- 代表者:吉田 和史
- 所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F WeWork内
- 設立:2016年10月3日
- 事業内容:「Qast(キャスト)」の企画、開発、運営
- 会社HP: https://anyinc.jp/
- 採用HP: https://careers.anyinc.jp
- サービスサイト: https://qast.jp/
- 運営メディア: https://qast.jp/media/
本件に関するお問い合わせ先
- any株式会社
- 担当:奥村
- お問い合わせ先 :info@anyinc.jp
【プレスリリース「「ナレッジマネジメント白書 2023」をany株式会社が公開。8割が効果を実感し、現代の経営課題解決のカギに。」(PR TIMES)より|2023年8月8日・any株式会社】
@人事では『人事がラクに成果を出せるお役立ち資料』を揃えています。
@人事では、会員限定のお役立ち資料を無料で公開しています。
特に人事の皆さんに好評な人気資料は下記の通りです。
下記のボタンをクリックすると、人事がラクに成果を出すための資料が無料で手に入ります。
今、人事の皆さんに
支持されているお役立ち資料
@人事は、「業務を改善・効率化する法人向けサービス紹介」を通じて日本の人事を応援しています。採用、勤怠管理、研修、社員教育、法務、経理、物品経理 etc…
人事のお仕事で何かお困りごとがあれば、ぜひ私達に応援させてください。
「何か業務改善サービスを導入したいけど、今どんなサービスがあるのだろう?」
「自分たちに一番合っているサービスを探したいけど、どうしたらいいんだろう?」
そんな方は、下記のボタンを
クリックしてみてください。
サービスの利用は無料です。
関連記事
-
コラムニュース・トレンド
「人的資本経営」の実践のポイント 第4回
人的資本経営の実践に向けて――マネジャーのリスキリング
人的資本経営の実践の要となるミドルマネジャーの「リスキリング」に注目本連載では、人的資本経営の実践のポイントとして、「人的資本の情報開示」「人事部の役割変化」「ミドルマネジメントの...
2023.08.10
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
株式会社経営者JP
エグゼクティブの考える“経営者とは” 3位:最終的な責任を持つ、 2位:決断する、1位は?
エグゼクティブ向けの転職・キャリア支援サービスを展開する経営者JP(東京・渋谷)は、経営者及び幹部層2,000 名を対象に実施した、「経営者とは何をする人だと思うか?」についての調...
2023.06.23
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
ワミィ株式会社
オーダーメイド型のデジタル人材育成・DX研修サービスの提供開始 最新の業界動向も反映
ワミィ(東京・渋谷)は5月10日、自社の課題や業務に応じてオーダーメイド設計するデジタル人材育成・DX研修の提供を開始した。内容は基礎から応用編まで対応可能。さらに、座学/グループ...
2023.05.17
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
株式会社MIXI
アルムナイ専用サイトを開設し、カムバック採用の強化へ
株式会社MIXI(東京・渋谷)は、カムバック採用の強化に向けて、退職者とつながり続ける場を創出するためのアルムナイ専用サイトを開設した。同社は、2022年以降で12名(2024年6...
2024.11.22
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
名古屋鉄道株式会社
グループ内での公募による副業・異動を促進へ「キャリアチャレンジ制度」を新設
名古屋鉄道は11月13日、グループ内での公募による副業・異動を実現できる「キャリアチャレンジ制度」を新設したと発表した。従業員の自律的なキャリア形成による成長の促進や、適材適所の人...
2024.11.14
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
株式会社岡三証券グループ
初任給30万円への引き上げ、雇用上限年齢の撤廃、社内FA制度など人材確保へ向け人事制度を刷新
岡三証券グループおよび中核子会社の岡三証券は10月30日、働き方に対する価値観が多様化するなど人材市場が大きく変容していることを受けて、新たな人事制度を2025年4月に導入すると発...
2024.11.01
あわせて読みたい
あわせて読みたい
人気の記事
国内・海外ヘッドライン
THE SELECTION
-
PRTHE SELECTION企画
「置き型健康社食」がもたらす可能性とは
健康経営、採用強化、コミュニケーション活性化にも。 手軽に導入できる「食」の福利厚生
-
PRTHE SELECTION企画
街なかの証明写真機「Ki-Re-i(キレイ)」で、もっと社員の顔写真管理をラクに
社員証の写真、「最適化」できていますか? チーム力を強化する顔写真データ活用法とは
-
THE SELECTION特集
【特集】ChatGPT等の生成AIが一般化する社会で必須の人材戦略・人的資本経営の方法論
-
THE SELECTION企画
レポートまとめ
@人事主催セミナー「人事の学び舎」 人事・総務担当者が“今求める”ノウハウやナレッジを提供
-
THE SELECTION特集
特集「人手不足業界の逆襲」~外食産業編~
「見える化」と「属人化」の組み合わせが鍵。 丸亀製麺が外食業界を変える日
-
THE SELECTION特集
人事のキーパーソン2人が@人事読者の「組織改革」の疑問に答えます(第2弾)
数値化できない部署を無理に人事評価する方が問題。曽和利光×北野唯我対談
-
THE SELECTION会員限定特集
働きやすい職場づくり~サイバーエージェント編
「妊活支援」や 「働くママ・パパ支援」を、 一部の社員のものにしないためには?