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人事の10分読書vol.11『3年で「経理のプロ」になる 実践PDCA』

2022.01.31

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@人事が、本の要約サイト「フライヤー」とコラボし、人事のスキルアップにつながる書籍の要約をお届けする連載企画「人事の10分読書」。
第11回は『3年で「経理のプロ」になる 実践PDCA』(日本実業出版社)を紹介する。

>>>「人事の10分読書」シリーズ

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目次
  1. レビュー
  2. 著者プロフィール
  3. 『3年で「経理のプロ」になる実践PDCA』の要点
  4. 経理PDCAでキャリアアップする
  5. 効率仕事力アップのPDCA~生産性の高い経理になる~
  6. 【必読ポイント!】計数管理力アップのPDCA~比率と変化で会社の状況をつかむ
  7. ジョブ型制度の導入と運用の課題
  8. 「経理のプロ」としての成長の実現~持続的な発展のために~
  9. 一読のすすめ

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レビュー

本書は、税理士であり経理業務に関するコンサルティングを行っている著者二人が、経理社員が「経理のプロ」となるためのスキルアップ方法を体系的にわかりやすく記した一冊である。ここでいう「経理のプロ」とは、経営者や他部門から信頼され必要とされる経理社員を指す。企業の経理業務は、事務処理のコンピュータ化やアウトソーシングの普及などの流れにあり、経理事務員(特に女性)の数は2000年以降減少の一途を辿っているという。経理事務員が直面する「失業」という厳しい現状を打破するためには、事務処理のみでなく「経理のプロ」としての資質を高め企業状況を分析し提案する力が必要だ、という想いが、著者らが筆を執るきっかけとなった。

本書では、3年後に「経理のプロ」となることを前提に、PDCAサイクル(Plan/Do/Check/Action)を用いたスキルアップ法を紹介している。経理に必要とされる4つの能力開発を目標とし、具体的な業務をPDCAサイクルに当てはめ、各能力ごとに章分けして説明がなされている。例えば、第2章「効率仕事力アップのPDCA」では、業務時間配分の組み替え、月次決算報告早期化のための工程見直し、エクセルの活用方法、といった、経理担当者が普段行っている業務を、P、D、C、Aに振り分けつつ、段階的に進めることで効率的な仕事をする能力を身につけられるように解説されている。

すぐに実践できる具体的なアドバイスが盛り込まれ、エクセル活用法も図表とともに説明してあるので、本書を使うことで業務を大きく改善させることも可能であろう。経理社員必読の一冊だ。

【森重(ライター詳細)】

著者プロフィール

児玉 尚彦(こだま たかひこ)
税理士。(株)経理がよくなる代表。埼玉大学経済学部卒。企業の税務会計顧問の他、経理業務の効率化、財務体質の改善、経理社員の育成などを中心に活動。講師を務める「経理財務セミナー」には9000社以上が受講。著書『35歳までに身につけておくべきプロの経理力』『「少人数で儲かる経理」はこうつくる』(以上、日本実業出版社)、『会社のお金はどこへ消えた?』(ダイヤモンド社)、『新版ココまでできる経理の合理化』(日本能率協会マネジメントセンター)他。
『経理合理化プロジェクト®』http://www.keiri4970.com/

上野 一也(うえの かずや)
税理士・中小企業診断士。(株)経理がよくなる/児玉上野税務会計事務所共同代表。1976年生まれ。慶應義塾大学理工学部卒業後、ヤマハ(株)へ入社。情報システム部門に7年間勤務し、社内システムの設計・運用に携わる。その後、2007年に会計事務所へ転職し、会計業務に従事しながら税理士資格を取得。経理事務を改善するためのシステム化支援、改善後の財務分析や資料づくりなどを指導し、多くの経理社員のキャリアアップに貢献。経理社員向けの財務研修やエクセル研修も多数実施しており、実務に直結する内容は「具体的でわかりやすい」と高い評価を得ている。経理関連の雑誌に記事多数執筆。

『3年で「経理のプロ」になる実践PDCA』の要点

  1. 経理社員には事務処理だけでなく「経理のプロ」として提案力を身につけていくことが求められている。
  2. 「経理のプロ」として企業活動を支援するとき、求められる能力が、効率仕事力、計数管理力、財務提案力、経営貢献力である。それぞれの能力が、企業全体のPDCAと密接に関わり、それらを支えている。
  3. キャリアプランを考え、時間を確保して勉強及び勉強の実践に充てる。そして定期的に進捗状況を確認し軌道修正する。この継続がスキルアップにつながる。

経理PDCAでキャリアアップする

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会社が経理に期待している4つのこと

経理事務員の人数は、2000年以降約100万人も減少している。その理由は、事務処理のコンピュータ化、経理業務のアウトソーシング、事務職の派遣・パート社員への転換が考えられる。景気が回復しても経理社員の数は減少傾向と予測される中、いかに会社に貢献する社員となるかが経理として生き残るカギとなる。

職を失った経理事務員の多くは、単純なルーティン作業に従事していた傾向が見られる。会社から評価を得るためには、事務処理に時間をかけるのではなく、会社が期待する経理本来の仕事をすることだ。

会社が経理に求めるのは、1.生産性向上、2.数字から見える異常検知と原因分析、3.利益向上のための財務提案、4.経営者の意思決定支援を実施することである。この4点は、それぞれ、効率仕事力、計数管理力、財務提案力、経営貢献力のスキルであるとも言い換えられる。

スキルを身につけるためには、基本的な「型」となる経理PDCAを意識し実行することが重要だ。PDCAとはP(Plan)、D(Do)、C(Check)、A(Action)という、事業活動を段階的に進める方法を指し、これを実行することでスキルアップが習慣化する。

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