厚生労働省発表

今春大卒予定者内定率87.8％、前年同期1.1ポイント上昇

2016.03.22

厚生労働省が発表した「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」によると、平成28年2月1日時点での今春大学卒業予定者（平成28年3月卒）の就職内定率は、87.8％（前年同期比1.1ポイント増）であった。2月1日現在での前年同期増は5年連続となった。

男女別では、男子の内定率は86.5％（1.2ポイント増）、女子は89.3％（1.0ポイント増）。文理別では、文系が87.3％（1.1ポイント増）、理系が90.2％（1.5ポイント増）であった。地域別では6地域区分全てで前年同期比を上回り、最も内定率が高かった地域は関東地区の91.8％（0.3ポイント増）、低かった地域は中国・四国地区の80.1％（2.7ポイント増）、上昇率が大きかったのは中部地方の87.9％（3.4ポイント増）であった。
また、短期大学では86.0％（前年同期比7.9ポイント増）、高等専門学校では98.4％（0.3ポイント減）、専修学校（専門過程）では84.5％（7.4ポイント増）という結果だった。

大卒予定者の就職希望率は76.9％と前年同期比0.4ポイント増加しているのも踏まえ、厚生労働省は、「未内定就活生への集中支援 2016」に加え、新たに「未就職卒業生への集中支援 2016」により、ジョブサポーターによる個別支援や中小企業とのマッチングなどの支援活動を行っていくことを発表している。

平成27年度「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」・3月18日