公益財団法人 日本生産性本部 調べ
日本の時間当たりの労働生産性は47.5ドルでOECD加盟36カ国中20位
2018.12.25
日本生産性本部(東京・千代田)は、12月19日に「労働生産性の国際比較2018」を発表。OECDデータに基づく日本の時間当たり労働生産性は47.5ドル(4,733円)で、OECD加盟36カ国中20位、就業者1人当たりでみた労働生産性は84,027ドル(837万円)で、OECD加盟36カ国中21位という結果となった。以下、リリースより。
1.日本の時間当たり労働生産性は47.5ドルで、OECD加盟36カ国中20位
OECDデータに基づく2017年の日本の時間当たり労働生産性(就業1時間当たり付加価値)は、47.5ドル(4,733円/購買力平価(PPP)換算)。米国(72.0ドル/7,169円)の3分の2程度の水準に相当し、順位はOECD加盟36カ国中20位だった。
名目ベースでみると、前年から1.4%上昇したものの、順位に変動はなかった。主要先進7カ国でみると、データが取得可能な1970年以降、最下位の状況が続いている。
2.日本の1人当たり労働生産性は、84,027ドル。OECD加盟36カ国中21位
2017年の日本の1人当たり労働生産性(就業者1人当たり付加価値)は、84,027ドル(837万円)。ニュージーランド(76,105ドル/758万円)を上回るものの、英国(89,674ドル/893万円)やカナダ(93,093ドル/927万円)といった国をやや下回る水準で、順位でみるとOECD加盟36カ国中21位となっている。
3.日本の製造業の労働生産性は99,215ドルで、OECDに加盟する主要31カ国中15位
日本の製造業の労働生産性水準(就業者1人当たり付加価値)は、99,215ドル(1,115万円/為替レート換算)。円ベースでみると着実に上昇を続けているものの、近年は為替レートの影響でドルベースの水準が伸び悩んでいる。順位でみるとOECDに加盟する主要31カ国の中で15位となっており、昨年から順位を1つ落としている。
報告書の本文は、日本生産性本部・生産性総合研究センターのホームページ:http://www.jpc-net.jp/intl_comparison/をご覧ください。
【プレスリリース「日本生産性本部、「労働生産性の国際比較2018」を公表 日本の時間当たり労働生産性は47.5ドル(4,733円)、OECD加盟36カ国中20位」より|2018年12月19日・公益財団法人 日本生産性本部】
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