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公益財団法人 日本生産性本部、一般社団法人 日本経済青年協議会


新入社員の働く目的、「楽しい生活をしたい」が41.7%で過去最高

2016.07.08

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公益財団法人 日本生産性本部「職業のあり方研究会」と一般社団法人 日本経済青年協議会は平成28年度新入社員を対象に行った「働くことの意識」についての調査結果を発表した。

働く目的は、「楽しい生活をしたい」(41.7%)が過去最高となった。続いて「経済的に豊かになる」(27.0%)、「自分の能力をためす」(12.4%)、「社会のために役立ちたい」(9.3%)であった。景況感や就職活動の難易度と相関関係がみられる働き方については、バブル期などの好況期に増える「人並みで十分」が58.3%と過去最高となった。バブル崩壊度の景気低迷期に増えた「人並み以上」は平成25年度以降減少し、「人並みで十分」との差は調査開始以来最大の24.1ポイントの開きとなった。

仕事と私生活との関係については、常に両立が80.3%と多数を占める。私生活中心としたのは11.0%、仕事中心は8.6%であった。平成3年をピークに下がり続けた私生活中心の考え方は平成24年より上昇傾向が続いている。デートの約束の日に残業となった場合にどうするかという点についても、「デートをやめて仕事をする」(76.9%、前年度-3.9pt)、「ことわってデートをする」(22.6%、+3.6pt)と、仕事を優先が多いものの、デートを選ぶ割合も徐々に増加する傾向がある。

会社の選択理由は、「自分の能力、個性が活かせるから」(33.2%)、「仕事が面白いから」(17.3%)、「技術が覚えられるから」(12.3%)であった。「仕事が面白いから」はここ数年では減少傾向ではあるものの、長期的に見た場合には、会社の将来性よりも、自分の適性や能力に合わせて仕事を選択するという流れとなっている。第一志望に入社できたかどうかについては、平成25年度に52.0%と大きく減少し最低値となったが、改善が続き今年度は60.2%となった。

また、会社での昇進意向について10年前との比較も行われた。希望するポストで最も多かったものは「専門職(スペシャリスト)」の17.8%であったが、10年前より-8.6ptとなり、割合自体は過去最低を記録した。「社長」も-7ptの10.8%と減少し、「部長」を希望する傾向が+5.9ptの17.4%と強くなっている。女性では「専門職(スペシャリスト)」が35.2%から22.3%と大きく減少した代わりに「課長+係長+主任班長」を望むものが18.9%から30.8%へと大きく増加しているが、一方で女性は「役職には付きたくない+どうでもよい」という割合も25.5%から29.6%まで増えており、二極化が進んでいる。

平成28年度 新入社員「働くことの意識」調査結果(2016年7月7日)

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