「働く人の悩みホットライン」2015年度相談内容の統計

男性の電話相談が31.6％増、相談内容は「職場の問題」が43.6％で最多

2016.05.31

一般社団法人日本産業カウンセラー協会は、対面相談および電話相談「働く人の悩みホットライン」における2015年度の相談内容の統計を発表した。

全国の相談室における対面での相談件数は合計4,617件（男性2,362件、女性2,255件、前年度比3.7％増）、通年無料電話相談「働く人の悩みホットライン」での相談件数は、合計6,102件（男性2,940件、女性3,162件、前年度比14.6％増）となり、全体での相談件数は10,719件（前年度比9.6％増）となった。また、相談者は対面相談、電話相談ともに30代～50代の年齢層が約8割を占めていた。

30代～50代の相談者の対面での相談内容は「自分自身のこと」が33.7％、「職場の問題」が32.2％であった。「自分自身のこと」の内容には、生き方や性格などがあげられた。

通年無料相談「働く人の悩みホットライン」では、前年度に比べ男性からの利用が31.6％増と大幅に増加した。30代～50代の相談者の相談内容は「職場の問題」が44.1％と最も多く、続いて「自分自身のこと」21.2％、「メンタル不調・病気」14.0％、「キャリアカウンセリング」11.5％となった。また、「職場の問題」の内容については「人間関係」が50.0％と半数を占め、「仕事のこと」の23.0％などが続く。

2015年度の日本産業カウンセラー協会への相談件数が1万件を超え、10,719件に！男性の電話相談が31.6％増、電話相談では「職場の問題」は43.6％、対面相談では「自分自身のこと」が34.2％（2016年5月30日）