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転職希望者が求める長期休暇は「3~5日間」、現実は「3日未満」が最多

2019.07.11

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リクルートキャリア(東京・千代田)は7月10日、転職情報サイト『リクナビNEXT』の登録者を対象に実施した「長期休暇」に関する調査結果を発表した。

同調査によると、必要だと思う長期休暇の日数は、男女ともに「3~5日間以内」が最も多かったが、転職活動者が実際に取得できた長期休暇の日数は、男女ともに「3日未満」が最も多い結果となった。以下、リリースより。

調査結果トピックス

■転職活動者が実際に取得できた長期休暇の日数は、男女ともに「3日未満」が最も多く、女性は45.6%、男性は35.1%が3日未満であると回答。
必要だと思う長期休暇の日数は、男女ともに「3~5日間以内」が最も多く、女性は4割、男性は4割強がその日数を回答。
■長期休暇を必要とする理由は、男女ともに1位が「精神的な休息(女性84.9%、男性85.2%)」、2位は「身体的な休息(女性77.8%、男性76.2%)」。
■男女で大きく違いがあったのは「家族との時間」(女性45.6%、男性65.0%、19.4ポイント差)と、「普段できない家庭の用事」(女性47.9%、男性36.5%、11.4ポイント差)。
■転職活動中に知りたい長期休暇に関する情報の8項目のうち、6項目が半数を超える回答。会社全体のみならず、募集部署の情報も求められている。

リクナビNEXT編集長 藤井薫の解説コメント

リクナビNEXT編集長 藤井 薫(ふじい・かおる)

リクナビNEXT編集長
藤井 薫(ふじい・かおる)

「休みたいのに、休めない」。長期休暇をめぐる希望と取得実態のギャップ

「もっと休みたいのに、ちょっとしか休めない」。調査結果では働く個人からの静かなる悲鳴が聞こえてくる結果となりました。必要だと思う日数と、実際に取得できた日数のギャップの背景には何があるのでしょうか?

長期休暇取得の主な理由である、心身や思考のリフレッシュ、家族や家事などの会社以外での時間は、共働き・介護・学び直し・複業世代にとって、ますます不可欠になるものです。人生100年時代。仕事と生活の高次の両立、メリハリある働き方を望む個人に、企業はどう向き合うか?会社の制度を超えた、配属先単位の職場風土の改革と開示が求められています。

調査結果1:長期休暇の期間

長期休暇ながら、取得の実態は「3日未満」が最多。必要な期間は「3~5日間」が最多。

転職活動者に、現在、または直近の就業先での長期休暇の日数を聞いたところ、長期休暇ながら、男女ともに「3日未満」が最も多い実態が明らかになりました。女性は「3日未満」の割合が男性(35.1%)よりも高く、45.6%にのぼります。大型連休だった今年のゴールデンウィーク(10連休)以上の日数を取得した人は、女性6.2%、男性6.6%と、1割に満たない結果でした。

一方、必要だと思う日数は、男女ともに「3~5日間以内」が最も多く、女性は42.1%、男性は46.0%がその日数を回答。次いで、男女ともに「6~9日間(女性32.8%、男性31.0%)」が多い回答でした。なお、30日間以上と回答した人は、女性5.2%、男性4.8%。欧米のような長期休暇期間を求める声は少数にとどまりました。

長期休暇取得日数と必要だと思う長期休暇の日数

調査結果2:長期休暇が必要な理由

精神的・身体的な休息を得たいという声が上位に。男性は、家族との時間を求める声も多数。

長期休暇を必要とする理由は、男女ともに1位が「精神的な休息(女性84.9%、男性85.2%)」、2位は「身体的な休息(女性77.8%、男性76.2%)」でした。現在の長期休暇日数が3日未満である人が多いことから、思うように休息できていないことが考えられます。

男女で大きな違いがあったのは「家族との時間」の項目でした。女性45.6%に対し男性65.0%と、その差は19.4ポイントの大きな差があります。また、男性では精神的・身体的な休息に次いで、「家族との時間」が3位となり、いま以上に家族と過ごしたいという思いが見てとれました。また、「女性は普段できない家庭の用事」が男性よりも11.4ポイント高く、多忙な日常で手が回らない用事を済ませるために、まとまった時間が欲しいといった思いが見てとれました。

長期休暇が必要だと考える理由

調査結果3: 転職活動中に知りたい長期休暇に関する情報

会社全体はもちろん、募集部署の情報も転職活動者は望む。

長期休暇に関してどのような情報を知りたいかを聞いたところ、以下選択肢8項目(「その他」含む)のうち、6項目が半数を超える回答となりました。休暇の種類だけではなく、様々な情報を求めている様子が見てとれます。

注目は、「募集部署の」風土、「募集部署の」取得実績に関しても、過半数以上の人が情報を求めていることです。多くの転職活動者は就業経験があり、配属先によって状況が異なる場合があることを認識していると思います。会社全体のみならず、配属先の職場情報も望まれています。

転職活動において知りたい長期休暇の情報

調査概要

実施期間:2019年3月19日(火)~2019年3月31日(日)
調査対象:転職情報サイト『リクナビNEXT』の20代~50代の登録者
回答数:回答者744人のうち「長期休暇は必要」と回答した方653人
※平成27年国勢調査による、性別×年代のウェイトバック集計を実施
※回答者には現在未就労の方も含む
調査方式:インターネット調査

調査結果の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.recruitcareer.co.jp/news/20190710.pdf

【ニュースリリース「転職活動者が求める長期休暇は「3~5日間」が最多65%の男性が「家族との時間」を望む取得の実態は「3日未満」が多勢にーリクナビNEXT 転職活動者アンケート調査ー」より|2019年7月10日・株式会社リクルートキャリア】

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