メンタルヘルステクノロジーズ調べ
医師の残業上限年2,000時間 約7割の医師が「支持しない」と回答
2019.02.13
メンタルヘルステクノロジーズ(東京・港区)は、2月13日、「医師の働き方改革」の報道を受けて医師2,400人に行った「勤務医の残業上限年960時間」と「地方特例で残業の上限を2,000時間」に関する調査結果を発表した。
同調査によると、勤務医の残業上限について賛成が若干上回ったものの、悲観的な声が回答の中心となった。以下、リリースより。
勤務医の時間外労働上限条件時間 年960時間について
賛成が56%と反対が44%と、わずかではありますが賛成が若干上回った結果となりました。
しかし、2,400人の医師の大多数の大前提として「上限に達したからといって患者を放り出すわけにはいかない」「目の前に患者さんがいるのに断れない」という考えが見受けられ、「(残業上限時間を守るのは)難しいと思う」「現場が回らない」と実現性の低さを訴えており、「医師の働き方改革」に対して悲観的な声が回答の中心となりました。
<賛成と答えた医師の意見>
医師も労働者だから当然/上限がないよりいい/過労死予防に必要/過労によるミスを防げる/
女性医師が働きやすくなる/家族と過ごす時間が作れる/病院の自助努力では改善されないから/
当直すると32時間勤務で大変だから/医師だって健康第一/勤務医を守ってほしい
<反対と答えた医師の意見>
医師だけ過労死認定ラインなんておかしい/サービス残業が増えそう/
(時間が少なすぎて)若い医師のためにならない/業務に支障が出そう/緊急の処置ができなくなる
地方に特例、残業の上限を「年2,000時間」をあなたは支持しますか?
回答した医師の7割以上が「いいえ」を選択し、圧倒的に「地方特例の残業上限 年2,000時間」を支持しないという結果になりました。「いいえ(支持しない)」の回答の大多数は、残業2000時間、月平均160時間、週平均40時間は、医師の人間らしい生活には繋がらないとと考えており、将来的に地域の医師になりたい人がいなくなるのではと危惧する声が多く見られました。
<はい(支持する)と答えた医師の意見>
今までの長時間悪習慣は医者を疲弊させる/ヒューマンエラーを減らすため/
まだ不十分ですが、これまでなかった制限を加えることができたのはよいこと/
過労死を是認するような上限であり、将来的には若者が医師を選ばなくなり、地域医療を守るはずが、さらに状況は悪化するだろう。/それ以上だと病院に住み込みみたいになってしまいます。/
1200時間程度にしたいが、今まで無制限の残業時間に上限ついたことは、評価できる。
<いいえ(支持しない)と答えた医師の意見>
人間の限界を越えているとしか言えない。あまりにも無策すぎる。/
過労死が出て当然のレベルである。医師が過労で倒れていては、何のための医療か分からない。/
土日も含め平均5時間残業、家庭か体か心が壊れます。/医療事故が起こる可能性が大だから/
過労死を是認するような上限であり、将来的には若者が医師を選ばなくなり、地域医療を守るはずが、さらに状況は悪化するだろう。/地域の医師不足につながるから
株式会社メンタルヘルステクノロジーズ 会社概要
設立 :2011年3月8日
代表者 :代表取締役 刀禰真之介
所在地 :東京都港区赤坂3-16-11 東海赤坂ビル4階
資本金 :295,725千円
業務内容:メンタルヘルスソリューションサービス、ITソリューションサービス
【プレスリリース『医師2,400名に聞く「勤務医の時間外労働上限時間 年960時間」に関する調査』(PRTIMES)より|2019年2月13日・株式会社メンタルヘルステクノロジーズ】
@人事では『人事がラクに成果を出せるお役立ち資料』を揃えています。
@人事では、会員限定のお役立ち資料を無料で公開しています。
特に人事の皆さんに好評な人気資料は下記の通りです。
下記のボタンをクリックすると、人事がラクに成果を出すための資料が無料で手に入ります。
今、人事の皆さんに
支持されているお役立ち資料
@人事は、「業務を改善・効率化する法人向けサービス紹介」を通じて日本の人事を応援しています。採用、勤怠管理、研修、社員教育、法務、経理、物品経理 etc…
人事のお仕事で何かお困りごとがあれば、ぜひ私達に応援させてください。
「何か業務改善サービスを導入したいけど、今どんなサービスがあるのだろう?」
「自分たちに一番合っているサービスを探したいけど、どうしたらいいんだろう?」
そんな方は、下記のボタンを
クリックしてみてください。
サービスの利用は無料です。
関連記事
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
名古屋鉄道株式会社
グループ内での公募による副業・異動を促進へ「キャリアチャレンジ制度」を新設
名古屋鉄道は11月13日、グループ内での公募による副業・異動を実現できる「キャリアチャレンジ制度」を新設したと発表した。従業員の自律的なキャリア形成による成長の促進や、適材適所の人...
2024.11.14
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
株式会社岡三証券グループ
初任給30万円への引き上げ、雇用上限年齢の撤廃、社内FA制度など人材確保へ向け人事制度を刷新
岡三証券グループおよび中核子会社の岡三証券は10月30日、働き方に対する価値観が多様化するなど人材市場が大きく変容していることを受けて、新たな人事制度を2025年4月に導入すると発...
2024.11.01
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
株式会社日立コンサルティング
「配偶者」に関わる記載項目を変更。性的マイノリティに配慮した人事規則へ改定
日立コンサルティング(東京・千代田)は10月29日、多様な人材の活躍支援を目的に、規則に記載されている「配偶者」に関わる記載項目を「配偶者または同性パートナー」とすることなどダイバ...
2024.11.01
あわせて読みたい
あわせて読みたい
人気の記事
国内・海外ヘッドライン
THE SELECTION
-
PRTHE SELECTION企画
「置き型健康社食」がもたらす可能性とは
健康経営、採用強化、コミュニケーション活性化にも。 手軽に導入できる「食」の福利厚生
-
PRTHE SELECTION企画
街なかの証明写真機「Ki-Re-i(キレイ)」で、もっと社員の顔写真管理をラクに
社員証の写真、「最適化」できていますか? チーム力を強化する顔写真データ活用法とは
-
THE SELECTION特集
【特集】ChatGPT等の生成AIが一般化する社会で必須の人材戦略・人的資本経営の方法論
-
THE SELECTION企画
レポートまとめ
@人事主催セミナー「人事の学び舎」 人事・総務担当者が“今求める”ノウハウやナレッジを提供
-
THE SELECTION特集
特集「人手不足業界の逆襲」~外食産業編~
「見える化」と「属人化」の組み合わせが鍵。 丸亀製麺が外食業界を変える日
-
THE SELECTION特集
人事のキーパーソン2人が@人事読者の「組織改革」の疑問に答えます(第2弾)
数値化できない部署を無理に人事評価する方が問題。曽和利光×北野唯我対談
-
THE SELECTION会員限定特集
働きやすい職場づくり~サイバーエージェント編
「妊活支援」や 「働くママ・パパ支援」を、 一部の社員のものにしないためには?