厚生労働省発表

平成28年1月の有効求人倍率は1.28倍、12か月連続の上昇

2016.03.02

厚生労働省が発表した一般職業紹介状況によると、平成28年1月の有効求人倍率は1.28倍（季節調整値）で12か月連続の上昇となり、雇用情勢の改善が続いている。新規求人倍率（季節調整値）は2.07倍（前月比0.17ポイント増）、正社員有効求人倍率（季節調整値）は0.80倍と前月と変わらず高水準であった。

1月の有効求人数は2,425,874人と前月比では1.6％減（季節調整値）、前年同月と比較すると6.3％の増加。有効求職者数は前月2.1％減（季節調整値）の1,788,708人となり、有効求人倍率（季節調整値）は上昇する結果となった。正社員月間有効求人数は1,037,117人で前年同月比7.3％の増加となり、正社員有効求人倍率（季節調整値）に関しても統計開始後最高値を継続している。

新規求人数（新卒者除く）は971,986人と前年同月比2.7％の増加。主要産業別では「宿泊業、飲食サービス業」（13.4％増）、「卸売業、小売業」（5.6％増）、「医療、福祉」（4.5％増）などの増加が目立ち、減少していたものは「サービス業(他に分類されないもの) 」（5.2％減）「情報通信業」（3.8％減）などであった。

都道府県別有効求人倍率の最高は東京都の1.88倍、最低は沖縄県の0.90倍と同傾向が続いている。対前月比で増減が大きかった都道府県は、岐阜県　山口県（各0.06ポイント増）、大分県（各0.05ポイント減）であった。

一般職業紹介状況（平成28年1月分）について｜厚生労働省・3月1日