ビースタイル調べ
働く主婦が望む、勤務場所ランキング1位は「在宅勤務」
2018.10.25
主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:ビースタイル)の調査機関しゅふJOB総研は、10月24日に、11月のテレワーク月間に向けて『望む勤務場所』をテーマ行った、働く主婦へのアンケート調査の結果を発表した。
調査結果によると、働く主婦が望む勤務場所1位は「在宅勤務」(61%が回答)、2位が「通勤時間30分以内での勤務」(52.2%が回答)という結果となった。以下、リリースより。
調査結果概要
1.働く主婦が望む勤務場所 TOP5
2.働く主婦が望む勤務場所「在宅勤務」61.0%、「通勤30分以内」52.2%
3.在宅勤務した経験「ない」68.6%
4.在宅勤務可能な仕事の数「どちらかというと少ない・少ない」94.3%
5.在宅勤務で「育児しながら働く人が増える」85.8%
6.フリーコメントより
◆在宅勤務についてのフリーコメントより(年代:雇用形態)
<「常時在宅で働いてきた」または「常にではないが在宅勤務したことがある」と回答した人>
・データ入力の在宅勤務してますが、単価が異常に低いので、見直してもらいたいと常に感じてます(50代:派遣社員)
・プライベートとの区切りが難しく、長く就業できなかった(40代:パート/アルバイト)
・家にいることで、家や近隣地域の仕事が専業主婦と同じようにできると誤解される(50代:契約社員)
・在宅勤務にして、子供の習い事に引率してあげることが可能になり、子供の色々な可能性を伸ばしてあげる事ができている(30代:SOHO/在宅ワーク)
・怪しい物との区別がつきにくいので中々踏み切れない人も多いと思います(50代:派遣社員)
・子育て中などは助かるが、基本的には外に出て働きたい(30代:今は働いていない)
・オンオフの切り替えは難しい場合もあるかもしれないが、通勤時間がかからない点のメリットは大きく、女性特有の衣装だの化粧だの余計な出費も無くてすんでよいことも多い(40代:パート/アルバイト)
・以前、原因不明のアレルギー疾患で顔の半分が膿んで腫れ上がり、通勤や出勤が出来なくなって失業してしまうしかなかったことがあります。体調は本調子ではなかったのですが、顔以外は特に問題もなかったため在宅で仕事出来ればと思ったことがあります(40代:派遣社員)
・もっともっと増えて行くべきだと思います。あまりに少なすぎるし、あっても微々たる報酬であったり、ほとんどが委託業務になり安定的かつ収入も安心できる在宅の仕事が増えて行って欲しい(40代:SOHO/在宅ワーク)
・成果のみで評価され過ぎるリスクもあると思う。成果に至るまでのプロセスはどう報酬に繋げられるのかが明確でない(50代:契約社員)
<「在宅で働いたことはない」と回答した人>
・親に介護が必要になったときに、だれもが、気兼ねすることなく、在宅勤務を選べる時代になっているとありがたい(50代:派遣社員)
・在宅勤務が出来れば、子どもとの時間も取れるのでもっと増えて欲しいです(30代:今は働いていない)
・パソコンでのトラブルが起きた際にすぐに教えてもらえる人がいないので不安を感じる(50代:今は働いていない)
・仕事部屋が確保されていないと、仕事と家事、育児などの時間を区別するのが難しくなると思う(40代:パート/アルバイト)
・在宅勤務できたら是非やりたいが、収入が低いイメージがある(50代:正社員)
・時間を確実に守って、オンオフの切り替えがちゃんと出来れば最高の働き方だと思います(50代:派遣社員)
・モニターアンケートばかり。多彩な求人が欲しい。お給料がやすい(40代:パート/アルバイト)
・ウェブデザイナーなど手に職があるかた以外でも、普通の事務職が在宅勤務できるようになるとありがたい(40代:契約社員)
・やってみたいと思うがどういう風に応募すればいいのか分からない。またどんな物があるのかが分からない。まだまだ不透明な感じがする(50代:パート/アルバイト)
・安心して応募出来る企業かわからない為、応募を躊躇してしまう(40代:今は働いていない)
しゅふJOB総研 所長 川上敬太郎より
働く主婦層が望む勤務場所について調査したところ、6割超の人が在宅勤務と回答して1位になりました。一方、通勤を希望する人も多く、通勤時間30分以内が過半数となっています。通勤時間15分以内を選んだ人よりも30分以内を選んだ人の方が多かったのは、むしろ近すぎる職場を回避したい気持ちもあるのかもしれません。
働く主婦層が望む勤務場所の1位が在宅勤務だったのに対して、実際に在宅勤務で働いたことがある人は3割強に留まりました。
また、在宅仕事の数については9割以上の人が「どちらかというと少ない」か「少ない」を選んでいるように、働く主婦のニーズに応えるだけの受け皿はまだまだ不十分なようです。その状況は2017年に取得したアンケート結果と比べても大きな変化はなく、少なくともこの1年ではあまり進んでいないと言わざるを得ません。
在宅勤務が広がればどのような変化が起きるかについては「育児しながら働く人が増える」が8割を超え、「介護しながら働く人が増える」「夫が転勤しても仕事を継続できる」が続きました。
「家の中にいても仕事に束縛されてしまう」「通勤しなくなり仕事をサボってしまう」などネガティブな項目を選択した人の比率は低く、在宅勤務の広がりをポジティブに捉えている人が多いようです。また、選択肢全体の順位も2017年調査と殆ど変化がありません。
国会で働き方改革関連法が成立し、2019年4月の施行に向けて具体的な運用整備の段階に入っています。
しかしながら、事業現場の施策が変わらなければ意味はありません。法の施行を待たずとも取り組むことができることはたくさんあります。在宅勤務やテレワークなどの体制整備もその一つです。働き方を変えるには仕事の任せ方や管理の仕方も進化させていく必要があります。そんな変化の過程こそが、真の働き方改革となっていくはずだと考えます。
【プレスリリース「11月はテレワーク月間/働く主婦が望む、勤務場所ランキング発表!1位:在宅勤務 61.0%」より(PRTIMES)|株式会社ビースタイル・2018年10月24日】
@人事では『人事がラクに成果を出せるお役立ち資料』を揃えています。
@人事では、会員限定のお役立ち資料を無料で公開しています。
特に人事の皆さんに好評な人気資料は下記の通りです。
下記のボタンをクリックすると、人事がラクに成果を出すための資料が無料で手に入ります。
今、人事の皆さんに
支持されているお役立ち資料
@人事は、「業務を改善・効率化する法人向けサービス紹介」を通じて日本の人事を応援しています。採用、勤怠管理、研修、社員教育、法務、経理、物品経理 etc…
人事のお仕事で何かお困りごとがあれば、ぜひ私達に応援させてください。
「何か業務改善サービスを導入したいけど、今どんなサービスがあるのだろう?」
「自分たちに一番合っているサービスを探したいけど、どうしたらいいんだろう?」
そんな方は、下記のボタンを
クリックしてみてください。
サービスの利用は無料です。
関連記事
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
名古屋鉄道株式会社
グループ内での公募による副業・異動を促進へ「キャリアチャレンジ制度」を新設
名古屋鉄道は11月13日、グループ内での公募による副業・異動を実現できる「キャリアチャレンジ制度」を新設したと発表した。従業員の自律的なキャリア形成による成長の促進や、適材適所の人...
2024.11.14
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
株式会社岡三証券グループ
初任給30万円への引き上げ、雇用上限年齢の撤廃、社内FA制度など人材確保へ向け人事制度を刷新
岡三証券グループおよび中核子会社の岡三証券は10月30日、働き方に対する価値観が多様化するなど人材市場が大きく変容していることを受けて、新たな人事制度を2025年4月に導入すると発...
2024.11.01
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
株式会社日立コンサルティング
「配偶者」に関わる記載項目を変更。性的マイノリティに配慮した人事規則へ改定
日立コンサルティング(東京・千代田)は10月29日、多様な人材の活躍支援を目的に、規則に記載されている「配偶者」に関わる記載項目を「配偶者または同性パートナー」とすることなどダイバ...
2024.11.01
あわせて読みたい
あわせて読みたい
人気の記事
国内・海外ヘッドライン
THE SELECTION
-
PRTHE SELECTION企画
「置き型健康社食」がもたらす可能性とは
健康経営、採用強化、コミュニケーション活性化にも。 手軽に導入できる「食」の福利厚生
-
PRTHE SELECTION企画
街なかの証明写真機「Ki-Re-i(キレイ)」で、もっと社員の顔写真管理をラクに
社員証の写真、「最適化」できていますか? チーム力を強化する顔写真データ活用法とは
-
THE SELECTION特集
【特集】ChatGPT等の生成AIが一般化する社会で必須の人材戦略・人的資本経営の方法論
-
THE SELECTION企画
レポートまとめ
@人事主催セミナー「人事の学び舎」 人事・総務担当者が“今求める”ノウハウやナレッジを提供
-
THE SELECTION特集
特集「人手不足業界の逆襲」~外食産業編~
「見える化」と「属人化」の組み合わせが鍵。 丸亀製麺が外食業界を変える日
-
THE SELECTION特集
人事のキーパーソン2人が@人事読者の「組織改革」の疑問に答えます(第2弾)
数値化できない部署を無理に人事評価する方が問題。曽和利光×北野唯我対談
-
THE SELECTION会員限定特集
働きやすい職場づくり~サイバーエージェント編
「妊活支援」や 「働くママ・パパ支援」を、 一部の社員のものにしないためには?