プレスリリース

国内・海外ヘッドライン

セカンドラボ調べ


看護師・介護士の8割が患者・利用者からのハラスメント被害経験あり

2018.10.18

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

医療・介護業界に特化した求人サイト「コメディカルドットコム」を運営するセカンドラボ(東京都新宿区)は、10月17日に、看護師と介護士を対象にした、患者・利用者からのハラスメントの実態に関するアンケート結果を発表した。

同調査によると、看護師・介護士の8割がハラスメントを受けたことがあると回答したことが分かった。また、「精神疾患・認知症以外の患者・利用者」からのセクハラ・暴力の原因については、看護師・介護士ともに「患者・利用者の性格の問題」といった回答が最も高かった。以下、リリースより。

調査結果サマリ

●看護師・介護士の8割がハラスメントを受けたことがあると回答
●看護師の約8割・介護士の約7割がハラスメントに対してストレスを感じていることが判明
●看護師・介護士の約6割がハラスメントの原因は利用者の性格や職業への軽視が問題であると回答

【質問1】回答者の年齢について

rs_mdc_1_181017

【質問2】利用者からハラスメントを受けたことがありますか?

rs_mdc_2_181017

【質問3】利用者から「セクハラ」を受けたことがありますか?

rs_mdc_3_181017

【質問4】利用者から「暴力」を受けたことがありますか?

rs_mdc_4_181017質問2の利用者からハラスメントを受けたことのある割合については、看護師・介護士ともに8割以上が「ある」と回答。ハラスメントの内訳については、「セクハラ」が看護師・介護士ともに6割以上、「暴力」は看護師の約6割、介護士の約7割が受けたことがあると回答している。

【質問5】「精神疾患・認知症でない」患者・利用者からハラスメントを受けたことがありますか?

rs_mdc_5_181017

【質問6】「精神疾患・認知症でない」患者・利用者から「セクハラ」を受けたことがありますか?

rs_mdc_6_181017

【質問7】「精神疾患・認知症でない」患者・利用者から「暴力」を受けたことがありますか?

rs_mdc_7_181017

質問5の「精神疾患・認知症を除く患者・利用者」からハラスメントを受けたことがあるかという問いに対し、看護師の54%、介護士の40%は「受けたことがある」と回答した。ハラスメントの内訳について、「セクハラ」は看護師の48%、介護士の37%、「暴力」は、看護師・介護士ともに20%という結果になった。

それぞれの項目で「精神疾患・認知症を持つ患者・利用者」から受けたものか、そうでないかに分けて質問を行った。「精神疾患・認知症を持たない」患者・利用者からのセクハラと、精神疾患・認知症を持つ患者・利用者も含めた場合の回答でどのくらい差があるか比較すると、セクハラは看護師<64%→48%>、介護士<63%→37%>、暴力は看護師<59%→20%>、介護士<71%→20%>と、「暴力」については、精神疾患・認知症を持つ患者・利用者が多い傾向にあることが判明した。

また、「セクハラ」被害については、看護師で75%、介護士で58%が精神疾患・認知症など病気に起因しないことが判明した。

【質問8】精神疾患・認知症を有する患者・利用者からのセクハラや暴力についてどう感じますか?

rs_mdc_8_181017「頭では理解できるが、ストレスを感じる」も含めると、看護師の約8割、介護士の約7割が、精神疾患・認知症を抱えているとわかっている場合でも、患者・利用者からのハラスメントに対してストレスを感じていることがわかる。

【質問9】「精神疾患・認知症でない患者・利用者」からのセクハラや暴力の原因は何だと思いますか?

rs_mdc_9_181017

精神疾患・認知症でない患者・利用者からのセクハラや暴力の原因については、看護師・介護士ともに「患者・利用者の性格の問題」と回答した割合がもっとも高かった。ついで「入院・入所生活に対するストレス」、3番目に「職業に対する軽視」となった。

そもそも、セクハラという言葉が日本で知られるようになったのは1990年代以降で、「パワハラ」や「マタハラ」といった形でさまざまなハラスメントが社会的問題としてメディアで取りあげられるようになったのはここ10年のことである。ケアを受ける側は75歳以上の後期高齢者が大半を占めているため、ケアを行う側との間でハラスメントに対する意識の世代間ギャップがあることは否めない。

2025年問題が間近に迫り、医療介護業界におけるハラスメント対策は、人材の定着には欠かせないことである。実際、介護業界においては、精神疾患や認知症ではない利用者に対して、「ハラスメントをサービス提供中止の正当な理由とすべき」という意見もあり、今後、社会的な啓蒙活動など患者・利用者側のハラスメントに対する意識改革が必要だろう。

2025年問題とは

日本が超高齢化社会を迎え、介護・医療費などの社会保障費の急増が懸念される問題。

厚生労働省によると、2025年には75歳以上の後期高齢者の全人口に対する割合が18%を超え、65歳以上の前期高齢者を含めた高齢者の割合は30%を超える。さらに2050年代以降、高齢化社会がピークに至り、人口の39%以上が65歳以上の高齢者になると予測されている。

超高齢化に伴い、医療費が増加するだけでなく、介護医療従事者の人手不足なども社会問題となることが指摘されている。

『コメディカルドットコム』とは

セカンドラボ株式会社が運営する医療・介護業界に特化した求人サイト。2018年9月時点の利用法人数が7,100件。求人掲載は28,000件超、全国で病院の33%、特養・老健の16%の法人で利用されている。

https://www.co-medical.com/

会社概要

会社名:セカンドラボ株式会社
所在地:東京都新宿区西新宿3-2-7 KDX新宿ビル7F
代表者:代表取締役 巻幡 和徳
URL:http://www.2ndlabo.co.jp

【プレスリリース「看護師・介護士の8割が患者・利用者から「ハラスメント被害がある」と回答 原因は患者・利用者の性格の問題や職業への軽視が過半数を占める」より|セカンドラボ株式会社・2018年10月17日】

@人事では『人事がラクに成果を出せるお役立ち資料』を揃えています。

@人事では、会員限定のお役立ち資料を無料で公開しています。
特に人事の皆さんに好評な人気資料は下記の通りです。
下記のボタンをクリックすると、人事がラクに成果を出すための資料が無料で手に入ります。

今、人事の皆さんに
支持されているお役立ち資料

@人事は、「業務を改善・効率化する法人向けサービス紹介」を通じて日本の人事を応援しています。採用、勤怠管理、研修、社員教育、法務、経理、物品経理 etc…
人事のお仕事で何かお困りごとがあれば、ぜひ私達に応援させてください。

「何か業務改善サービスを導入したいけど、今どんなサービスがあるのだろう?」

「自分たちに一番合っているサービスを探したいけど、どうしたらいいんだろう?」

そんな方は、下記のボタンを
クリックしてみてください。
サービスの利用は無料です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

あわせて読みたい

あわせて読みたい


資料請求リストに追加しました

完全版 HR系サービスを徹底解説! HR業務支援サービス完全ガイド 勤怠・労務管理 採用支援 会計・給与ソフト など