平成27年10月分一般職業紹介状況

10月の有効求人倍率は1.24倍、前月水準維持

2015.11.28

厚生労働省が27日に発表した一般職業紹介状況によると、平成27年10月の有効求人倍率は1.24倍（季節調整値）と前月同様高水準であった。新規求人倍率（季節調整値）は1.83倍（前月比0.03ポイント減）であったものの、正社員有効求人倍率（季節調整値）は0.77倍となり、前月と同値の水準を維持している。

10月の有効求人数は247万8479人と前月比では0.3％増加（季節調整値）、前年同月と比較すると4.9％の増加。有効求職者数は前月0.1％減の194万3349人であった。有効求人倍率（季節調整値）は先月に引き続き高水準、正社員有効求人倍率（季節調整値）に関しても統計開始後最高値を維持している。10月の正社員月間有効求人数は104万5799人で前年同月比5.1％の増加となった。

パートタイムを含む新規求人数（新卒者除く）は96万6747人と前年同月比5.4％の増加。産業別では「宿泊業、飲食サービス業」（14.7％増）、「卸売業、小売業」（8.2％増）、「医療、福祉」（6.7％増）などにおいて増加しており、減少していたのは「建設業」（0.1％減）のみであった。企業規模別で増減が大きかったものは、300～499人の企業で前年同月比10.2％増であった。

都道府県別有効求人倍率では、最高が東京都の1.82倍、最低は鹿児島県の0.87倍と前月と同傾向が続いている。対前月比で増減が大きかった都道府県は、山梨県、静岡県（各0.05ポイント増）、群馬県、和歌山県、山口県（各0.04ポイント減）であった。

報道発表資料｜厚生労働省・11月27日