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「LINE WORKS DAY」イベントレポート


「LINE WORKS」開始1年で約1万社突破 出澤社長が講演

2018.02.07

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ワークスモバイルジャパン株式会社は、「LINE WORKS」サービス開始から1周年を迎える2月2日(金)に、初のカンファレンスとなる「LINE WORKS DAY」を東京ミッドタウンホールにて開催した。LINE WORKSは「LINE」とつながる唯一のビジネスチャットで、LINE同様のインターフェースで、トークや予定登録などが可能となっている。

 会場では、ワークスモバイルジャパン株式会社執行役員の萩原雅裕(はぎわら・まさひろ)氏がLINE WORKSの有料での契約企業数が約1万社となったことを発表したほか、LINE株式会社代表取締役社長CEOの出澤剛氏が、LINEの月間ユーザー数が2017年12月に7300万人を達成したこと、LINE WORKSの今後の展望について語った。記事では、LINE株式会社代表取締役社長、出澤剛氏の講演の一部をご紹介する。

出澤剛氏

LINE株式会社代表取締役社長の出澤剛氏

LINE株式会社 代表取締役社長 CEO

1996年早稲田大学を卒業。2001年に株式会社オン・ザ・エッヂへ入社し、2007年4月に新事業会社となる株式会社ライブドアの代表取締役長に就任、同社の経営再建を果たす。2012年 1月、NHN Japan株式会社取締役に就任。その後、 2013年4月のNHN Japan株式会社の商号変更に伴い、LINE株式会社取締役に就任。広告事業を統括した後、2014年1月に取締役COOに、同年4月には代表取締役COOに就任。2015年4月より代表取締役社長CEOに就任。

目次
  1. LINEの月間ユーザー数は、2017年12月時点で7300万人に
  2. 変化したコミュニケーションに、対応していないワークスペース
  3. LINEと同じインターフェースのため、教育コストが不要
  4. 複数対複数のトーク機能も、上半期までにリリース予定

LINEの月間ユーザー数は、2017年12月時点で7300万人に

出澤氏:
LINE WORKSを語る前に、少しLINEのお話をさせていただきたいと思います。LINEが出来ましたのは、2011年の6月でございます。それが今では、昨年の12月基準で、日本での月間ユーザー数が7300万人。昨年1年間で700万人ユーザーが増えたという状況で、いまや、国民的なコミュニケーションツールになったというふうに思っております。

「LINEを使うようになって夫婦のコミュニケーションが増えた」40%

出澤氏:
ひとつ、私の好きなLINEに関する調査がございまして、それが、日本の既婚者の方へ向けた「LINEを使って夫婦関係はどうなりましたか?」というアンケート調査の結果でございます。実は、このアンケートに答えてくださった方の40%が「夫婦のコミュニケーションが増えた」というふうに仰っているんですね。

もうひとつ素晴らしいのは、30%の方が「夫婦が仲良くなった」とお答えになっている。みなさんのうちの30%はきっと、LINEを使って夫婦仲良くなっているはずです。

LINEがやっていきたいことは、これからもこのようなことです。単純なスマートフォンのサービスということではなくて、親しい人々をより近づける。コミュニケーションを増やして、仲良くしてもらう。こういうことを、LINEとしてやっていきたいわけでございます。

変化したコミュニケーションに、対応していないワークスペース

出澤氏:
我々はLINE WORKSについても、まさに同じ思いからはじめました。LINEによって、日々のコミュニケーションはかなり便利になったんじゃないか、スムーズになったんじゃないかと思います。でも一方「ワークスペースではどうか?」ということです。

例えば、プライベートでは、メールを使う方は非常に少なくなってきたと聞いてます。携帯メールについては、かなりトランザクションが下がってきているということですが、さらに若い方は、本当に電話を使わないということを言われているんですね。

若者の間で広がる「電話野郎」という言葉

出澤氏:
みなさんは、「電話野郎」という言葉、ご存知ですか? 事前の承諾なくいきなり電話をかけてくる人は、若い方からは「非常にマナーの悪い人だ」ということで「電話野郎」というふうにも言われているそうで、そのぐらい、プライベートスペースのコミュニケーションというのは、変わってきているということです。

ただ、ビジネス領域においては、いまだに電話を使い、FAXを使い、メールを使いということで、10年前から進歩していないというのが現状だと思います。

それを変えたくて、オフィススペースも、ビジネスでのコミュニケーションも、もっと便利にしたい、チームをもっと仲良くして、より活性化したいという思いではじめたのが、このLINE WORKSでございます。

LINEと同じインターフェースのため、教育コストが不要

出澤氏:
同種のサービスは、国内外のすばらしい会社さんたちが作ってらっしゃいますけれども、やはりLINE WORKSの特徴としては、LINEと同じインターフェースですので、ほぼ全ての方が直感的に簡単に使える、つまり「教育コストがいらない」という部分と、ほぼ全てのユーザー間の作業が、スマホで完結するという部分があります。

LINE WORKSの実際のインターフェース

会場で紹介された、LINE WORKSのインターフェース

パソコンがないような職場もありますけれども、スマホだったら全員が持っている。さらに、一番の強みで言うと、通常のLINE、お客さまの使っているLINEとLINE WORKSで、相互でやり取りができる。それが、我々の非常に大きな強みだと思っております。

去年の年末から、お客様のスタンプが、LINE WORKS上でも表示されるような、そういった改修もさせていただいて、さらに、社内だけでなくて、お客様との距離も近づくような、そんなことも、これからできていくんじゃないかというふうに思います。

複数対複数のトーク機能も、上半期までにリリース予定

出澤氏:
また、お客様のLINEも含めた形でのグループチャット、N対N(複数対単数、複数対複数)のトーク、セールスパーソンと購買する夫婦、旦那さんと奥さん両方入れるような形というのも、鋭意開発しておりまして、できれば、今年の上半期までにはリリースをしたいなというふうに思っております。

そういった形で、LINE WORKS、LINE社もあげて全力をあげてサポートをして、これからもより良いサービスにしていこうと思っておりますので、ぜひみなさま、変わらぬご支援のほどいただければと思っております。1年間本当にありがとうございます。これから、LINE WORKSはもっともっと大きくなっていくと思っておりますので、引き続き、長いご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

(文・撮影:@人事編集部)

【参考】
LINE WORKS 、サービス開始から1年 有料での契約企業数が約1万社へ。前年比7.8倍に成長 新たな事業戦略の第一弾としてマルケト、SAP・豆蔵と協業(ワークスモバイルジャパン株式会社、2018年2月5日)

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