第14回HR EXPO春(人事労務・教育・採用)|RX Japan株式会社第14回HR EXPO春(人事労務・教育・採用)|RX Japan株式会社

@人事編集部 × イーディアス採用コンサルティング事業部

失敗しないための採用サービスの選び方

新たな採用施策・サービスの導入検討時に押さえておきたい選び方のポイント

近年の新卒採用は、学生の就職志向や就労観の多様化に加え、コロナ禍の影響によるオンラインを軸とした採用を余儀なくされるなど、売り手市場に拍車をかけるような「採用難」に突入しています。そのため、限られた社内リソースを効果的に使い、成果をあげるためにも、「自社に適した採用サービスを選ぶ力」も、採用担当者に求められています。

ところが、「採用難」のニーズに応える形でさまざまな採用サービスが登場し、どのサービスが自社の採用課題に有効であるのかの「見極め」も難しくなっています。
このコラムは、さまざまな採用サービスとのつながりを持つ@人事の知見に加え、イーディアスの採用コンサルタントが、これまでの採用支援の現場を通じて知りえた活用できる・できないサービスの見極め・選び方のポイントを紹介します。

新たな採用計画/施策を検討している方や、採用施策に取り組みたい方、選定した採用サービスの導入是非を掘り下げるため、比較時のポイントを知りたい方などに、役立つ内容です。

※この記事は、企画・制作を@人事編集部と株式会社イーディアスの採用コンサルタントが担当した、2021年10月4日公開の@人事e-book「もう迷わない! 自社に適した採用サービスを選ぶポイント」の内容を編集して構成しています。

目次

  1. 採用サービスの比較検討の前に…
    ・解決すべき採用課題を整理する
    ・施策/サービス比較検討の優先順位と期日を把握
    ・採用用課題解決のための施策/サービスを知る
    ・どの採用サービス選定でも共通する前提条件を定める
  2. 各採用サービスの比較検討ポイント徹底解説
    ・スカウトサービス編
    ・就活イベント編
    ・適性検査編編

採用サービスの比較検討の前に…

解決すべき採用課題を整理する

まず大事なことは、改善したい課題を明確化することです。課題の真因を把握できないうちに、ただやみくもに施策やサービスを検討しても、効果が出ず、無駄になってしまいます。
目標に届かなったことは何か、課題を感じたところはどこか、どのフェーズに課題があったのかなどまずは、解決すべき採用課題を整理しましょう。

目標未達だった/課題を感じた箇所はどのポイント?

歩留まりが悪かった/課題が残ったのはどのフェーズ?

⇒自社の採用課題・ボトルネックを特定する

施策/サービス比較検討の優先順位と期日を把握

整理した課題の解決をするための方法やスケジュールを検討しますた。やみくもに手を出さず、まず今優先すべきものを決めましょう。

では、上記の「採用実務動き出しまでに完了すべき項目」はいつまでに実行すべきでしょう。

それは、「自社が狙うべきターゲットが動き出す時期までに」(下図参照)です。
・採用実務を開始する時期
・採用施策/サービス確定のリミット

を正しく把握しておく必要があります。

採用施策/フロー決定までの期日と、検討にかけられる期間の把握について掘り下げると、次の3つが重要です。

  1. 期間内で改善検討できる量・範囲の把握
  2. 自社採用課題の改善優先度をつける
  3. 「 今」検討すべき施策/サービスを絞る

⇒最も採用担当の首を締める、「採用方針/採用での重視ポイント/具体的な採用施策やフローが曖昧なまま採用実務が始まってしまうこと」をとにかく避ける!

採用用課題解決のための施策/サービスを知る

「特定した採用課題を解決するため」という視点で必要な施策/サービスを複数知り、選択肢を得るようにします。

どの採用サービス選定でも共通する前提条件を定める

明確になった課題に対して、自社が優先して対策したいことは何なのかを挙げます。その中で必ず解決したいこと(MUST軸)、できるだけ解決したいこと(WANT軸)に分けて整理することで、採用施策とサービスを検討・選定するうえでの「前提条件」が定まります。

上記が決まっていないと、採用施策/サービスの比較検討・協議がスムーズにいかず、時間と労力だけがかかります。
必ず「前提条件」を定めてから施策/サービスの比較検討へ!

各採用サービスの比較検討ポイント徹底解説

スカウトサービス編

CHECK 01 検索条件

自社の人材要件と照らしてターゲットに効率よく接触するために譲れない「検索条件」、あると良い「検索条件」で検索できるか
スカウトサービスにより、スカウト対象学生検索の際に利用できる条件は少しずつ異なります。
志望業界/業種、希望勤務、学校学部条件、適性検査結果、IT スキル/経験、自己PR 内容…など検索条件は多岐にわたります。自社ターゲットに合う検索条件があるサービスを選びましょう。

CHECK 02 ターゲット学生含有率

CHECK01で検討した検索条件で検索した場合のターゲット学生数はどのくらいか(+スカウトに対する学生の反応率)スカウトサービス公式サイトには、「上位校学生が◯%」「理系学生が◯%」などの情報がよく記載されていますが、それだけで判断せず、01 の検索条件で検索した場合の自社ターゲット学生含有率を確認します。また、スカウト対象になる登録学生の反応率も高いほうが望ましいため、営業担当者に確認してみましょう。

CHECK 03 スカウト利用にかかる工数

スカウト送付にかかる工数&管理画面上でのスカウト受諾学生とのやり取りのしやすさ
スカウト一括送信が可能か、1通ずつの送信のみか、というようにサービスによってスカウト送付にかかる工数は大きく変動します。(ただ、1通ずつその学生に合わせたスカウト文面を送付すればひきつけ効果は高まります)
さらに、スカウト受諾者との面談/イベント等の日程調整はどのように行えるかなど、スカウト対象の学生とのやり取りのしやすさも工数に影響します。
自社がかけられる工数を考慮しつつ、スカウト利用方針/目的によって最適なサービスを選びましょう。
スカウト送付やエントリー学生への返信対応を代行するプランを持つサービスもあるため、あわせて検討するのがおすすめです。

就活イベント編

CHECK 01 参加学生層

イベント参加者のターゲット学生含有率
就活イベントは種類が非常に豊富です。ナビ媒体会社主催の大規模なものから、上位校生向け・IT 業界志望学生向け…などターゲットを絞った小規模なイベントまでさまざまあるため、自社のターゲットに近い学生の参加が多い傾向にあるイベントかどうかを確認しましょう。
後述のイベント内容によっても参加学生層は変動しますのでCHECK02 のポイントとあわせて検討することがおすすめです。

CHECK02 イベント内容

自社の訴求や学生見極めの実施有無
企業からの説明がメインの合同説明会型もあれば、少人数での面談がメインのもの、ビジネスゲームやグループディスカッションを学生に課すものなど、イベント内容はさまざまです。自社の魅力を伝えることに注力したいのか、ビジネスゲームやグループディスカッションでの行動や発言から学生を評価してスクリーニングしつつ母集団形成したいのか…目的に合わせて選びましょう。
なお、難易度の高いビジネスゲームをするイベントには意欲的、挑戦的な学生が多く来やすい…などイベント内容は参加学生傾向にも影響します。

CHECK 03 イベント後のフォロー計画(体制)とマッチするか

1開催の参加企業数/参加学生数、同イベントへの競合出展状況と自社のフォロー計画(体制)とのかねあい
上記に挙げたイベントの傾向によって、接触できる学生数さらには選考に進む学生数も変わってきます。イベント後に自社が学生をフォローする計画(体制)に照らしあわせ、目標とする学生数と接触できるのか、自社が埋もれてしまわないのかなど、イベント後に選考につなげるための行動まで検討した上でサービスを選びましょう。

適性検査編

CHECK 01 受検のしやすさ

Web受検可否、受検にかかる時間
特に選考初期に受検させる場合、受検にかかる時間が長すぎる・短い受検期間の中で受検会場に行く必要があるなど、受検にかかる負担が大きすぎると離脱要因になる可能性があります。
見極めたい内容と受検しやすさのバランスがとれるサービスを選びましょう。
※ただし、Web 受検可能な場合は替え玉受検を防ぎにくい・対策されやすいため注意が必要です。

CHECK 02 検査可能項目

見極めたい項目の測定可否・測定の正確さ
サービスにより、どの項目の検査を強みにしているかはもちろん、検査結果に出る項目の言葉の定義も異なります。(「ストレス耐性」とあっても、” ストレスを感じにくい” なのか、” 多少辛くても頑張れる” なのか…など)自社が見極めたい項目の意味を改めて具体化し、それを測れるサービスかしっかり検討する必要があります。
難しい場合は無料トライアルを活用し、ターゲット像に近い社員に実際に受検してもらい、その結果から検討することがおすすめです。

CHECK 03 スカウト利用にかかる工数

面接官など評価者が検査結果を活用できるか
適性検査結果の見方を知っている人にとっては、多くの項目が検査できることは魅力ですが、現場の面接官など適性検査結果を見ることに慣れていない採用担当者も適性検査結果を活用する場合、検査結果が分かりやすいか、理解しやすいかも重要です。検査結果の利用目的、想定される利用者を考えて、検査結果が活用できるものかをよく確認し、サービスを選びましょう。


e-bookでは、今回紹介しきれなかった、「採用管理/LINE活用システム編」「自社プロモーションツール制作サービス編」「採用コンサルティングサービス編」や参考情報などを紹介しています。

【画像】@人事e-book「もう迷わない! 自社に適した採用サービスを選ぶポイント」より

記事企画:株式会社イーディアス、制作:@人事編集部

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・株式会社イーディアスの「採用コンサルティング」(@人事サービスガイド)
https://at-jinji.jp/service/1/1

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