調剤薬局が教える社員の健康管理に役立つコラム

『健康経営』のツボ~花粉症がもたらすダメージと最新治療

花粉症で毎年1兆1千億円の経済的損失…!?

アメリカの研究※1によれば、「アレルギー性鼻炎と花粉症」による従業員1人あたりの平均生産性の損失は年間593ドル(約65,000円※2)。これは「うつ病」や「偏頭痛」「高度のストレス」などをおさえてもっとも損失額が大きいのです。この65,000円に、日本の就業者数6379万人※3と日本における花粉症の有病率26.5%※4をかけると、約1兆1千億円! スーダンの国家予算規模ともいわれるお金が無駄になっているのです。

※1 Lamb C.E. et al. Current Medical Research and Opinion; 22(6);1203-1210, 2006
※2 2019年2月7日時点のレート換算
※3 総務省統計局、2015年
※4 鼻アレルギーの全国疫学調査、2008年

花粉症がもたらす「お金」「時間」「人生」への大ダメージ!

花粉症は、私たち個人の生活にも多大なる影響をもたらしています。花粉症によって「失っているもの」にまつわるデータを調査しました。

1カ月に3,323円も花粉症対策にお金を使っている

花粉症の男女3,396人のうち、花粉症対策にかける費用は日本全国の平均で、なんと3,323円! 居酒屋だったら、ビール2杯とおつまみを楽しめるくらいの金額! もったいない!(2015年 ウェザーニュース)

花粉症対策にかけている時間は1日1時間以上

20~39歳の花粉症の男女620人のうち約6割の人は、鼻をかむ、マスクを買う、花粉症のことを考えるなど、少なくとも1日に1時間以上も費やしています。1時間もあったら、趣味に興じたり、好きな人のことを考えたりする時間にあてたいですよね。(2010年 グラクソ・スミスクライン株式会社)

1日に240回も鼻をかむ

20~39歳の花粉症の男女311人のうち、花粉症がひどいときに鼻をかむ頻度は、平均で3分53秒に1回。1日に換算すると、なんと約240回※もかんでいることに! そんなにかんでたら、時間がもったいないし、そりゃあ鼻が赤くなります。(2009年 グラクソ・スミスクライン株式会社)
※1日あたりの活動時間を16時間と換算

毎日1時間20分睡眠時間が短縮

20歳以上の男女500人を対象に調べたところ、花粉症の時期はそうでない時期に比べ、平均で1時間20分も睡眠時間が短くなっています。また、44.2%が、寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなると感じています。睡眠の量や質までが花粉症によって奪われてしまっているのです。(2009年 グラクソ・スミスクライン株式会社)

68%が女子力低下

20~40代の花粉症の男女350人のうち68%が花粉症の時期は女子力が低下すると回答。理由として63.9%が「肌が荒れたり、赤くなったりするので化粧のノリが悪い」、49.6%が「マスクで顔が隠れるので、化粧に気合が入らない」と回答しました。春先に、女子がモテないのは花粉症のせいだから仕方ない!?(2014年 セールス・オンデマンド株式会社)

4人に1人が花粉症歴10年以上

男女4,626人のうち39,2%が現在花粉症であると回答。さらにそのうちの24.4%が10年以上花粉症であると回答しました。10年以上も花粉症で悩まされているなんて…、人生損しています!(2015年 インターワイヤード株式会社)

花粉症を根絶できる、注目の治療「舌下免疫療法」

1日1回、薬を舌の下にたらすだけ!? 今話題の治療です。

1.根治が期待できる唯一の治療法

舌下免疫療法は、体にスギ花粉のアレルゲンを与え続けることによって、体にスギ花粉が無害であると認識させて、花粉に対して過度なアレルギー反応を引き起こさせないようにする治療法です。

8割の方が完治もしくは症状が軽くなるといわれています。これまで免疫療法としては注射治療が行われていましたが、最初の15週間は週に1~2回も注射を受けなければなりませんでした。舌下免疫療法はアレルゲンを自分で投与できます。

2.スギ花粉のアレルゲンを舌の下にたらすだけ

「スギ花粉は無害」と体に認識させるには時間がかかるので、遅くとも花粉飛散時期の2~3カ月前から服用を始めます。

1日1回、アレルゲンの入った薬剤を舌の下(口腔底)にたらして、2分間保持したあとで飲み込みます。最初の2週間は、1~2日目が1プッシュ(0.2ml) 、3~4日目が2プッシュ(0.4ml)という具合に少しずつ増やしていき、その後は一定の量(1ml)を服用して、最短でも2年間毎日飲み続けます。

1カ月に1回程度、経過報告のために通院しますが、症状が安定しない場合は2週間に1回程度通院します。服用後、口内炎や舌の下が腫れるなどの副作用が出るおそれがあり、その場合はすぐに受診してください。服用開始時期(およそ1カ月)とスギ花粉飛散時期はとくに副作用が出やすいので注意してください。

3.どんな人が受けられるの?どこで受けられるの?

舌下免疫療法は、アレルギー検査でスギ花粉のアレルギーがあると診断された12歳以上が対象で、保険も適用されます。
舌下免疫療法についての相談ができる医療機関はコチラ
http://www.torii-alg.jp/mapsearch/

より詳しい内容は、弊社が発行しているヘルス・グラフィックマガジン「花粉症」号に記載しておりますので、そちらをご覧ください。冊子のほか、下記URLよりPDFでもご覧頂けます。
https://www.aisei.co.jp/hubfs/Portals/0/images/pages/user/efforts/magazine/HGM20.pdf?hsLang=en-us

社員の健康意識の向上も人事部の大きな役割に

近年では、社員の健康管理だけでなく、健康意識の向上も人事部の大きな役割になってきています。アイセイ薬局では、予防医療啓発情報誌「ヘルス・グラフィックマガジン」を健康経営教材として企業の皆様に定期購読していただけるサービスを提供しております。さまざまな症状や疾患をテーマに年4回発行している当誌の詳細や、定期購読のお申込については弊社HPをご覧ください。
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