調剤薬局が教える社員の健康管理に役立つコラム
『健康経営』のツボ~知識を横断 熱中症ウルトラクイズ~
RED HOT JAPAN
「危険な暑さ」と盛んに叫ばれ、実際にいくつもの「観測史上初」が記録された昨年の夏。暑さが原因となって起こる「熱中症」の搬送者数も過去最多の9万人超※となり、その脅威をより身近に感じたことは、記憶に新しいのではないでしょうか。
そして、日本列島の天気図が連日のように真っ赤に染まる季節は、今年ももう目前。RED HOTな日本の夏を乗り切るためのCoolな熱中症対策をお伝えします。
※2018年5~9月の全国における熱中症による救急搬送人員数の累計(消防庁発表による)
●6~8月の東日本の平均気温は統計開始以来最高。
●東京都で7月上旬までに10日連続の真夏日を記録(過去140年で初めて)。
●埼玉県熊谷市で日中最高気温41.1℃を記録(歴代全国第1位の記録更新)。
●北陸地方(新潟県)でも観測史上初の40℃超えを記録。
●岐阜県では、37日間連続で最低気温25℃以上を記録。
●熱中症による全国の救急搬送者数(5~9月)は95,137人で過去最多。
知識を横断 熱中症ウルトラクイズ
夏が近づくと、テレビをはじめとするメディアで繰り返される「熱中症に注意」の声。すっかり聞き馴染みのある病名になりましたが、さてあなたの理解度は? まずは「知ってるつもり」を見直してみよう!
Q1. ずばり、「熱中症」とは?
A. 暑い環境にいる、またはいたあとに起こる、暑さが原因の体調不良
B. 何かに夢中になりすぎて、我を忘れて没頭することで起こる気分高揚
(答え)A
熱中症とは、暑さのために起こる大量の発汗によって体内の水分が失われ、体液のバランスが崩れたり、体温自体が上昇したりすることで、内臓がダメージを受けて起こる体調不良の総称です。正解はAですが、高温の環境下で何かに没頭しているときに起こりやすいので要注意。
Q2. 熱中症で増えているのはどっち?
A. 炎天下の屋外での運動中や労働時に起こる熱中症
B. 日常生活のなかで、屋内(居宅内)で起こる熱中症
(答え)B
特に高齢者を中心に、連日の猛暑や熱帯夜により日常生活のなかでじわじわと脱水が進行し、体力や食欲が失われて起こる熱中症が増えています。高齢者の熱中症の実に半数以上は屋内で起こっているという事実も。危険なのは炎天下だけではないのです。
Q3. 最も確実な熱中症予防はどっち?
A. 家から出ない。
B. 暑くない場所にいる。
(答え)B
熱中症は、暑い環境に身を置くことで起こってくる体調不良の総称です。つまり「暑くない場所で過ごす」ことが最も確実な予防策。家から出ないのも手ですが、家の中が暑ければ屋内でも起こりうるのが熱中症。また、気温はさほど高くないものの湿度が高い日や、暑さに体が慣れていない状態のときにも起こりやすいので要注意。
Q4. 熱中症疑い。すぐに救急車を呼ぶべきなのはどっち?
A. 呼びかけに応える声がやや小さい。
B. 呼びかけへの応答が鈍く、自力で水が飲めない。
(答え)B
熱中症は、重症化すると命にかかわる病気です。呼びかけに応えない(意識がない)、応答が鈍い(はっきりしない)などの場合には、迷わず119番を! 自力で水分がとれない場合(ペットボトルを自分で持てない・開けられない、うまく飲めずにこぼす、気持が悪くて飲めない、など)も受診を!
Q5. 熱中症予防、正しいのはどっち?
A. たいして汗をかかないときも塩飴をこまめになめる。
B. 朝・昼・晩の3回の食事をしっかり食べる。
(答え)B
水分に加え「塩分」の補給が必要なのは、食事が不十分だったり、運動や労働などでたくさんの汗をかいたりしたとき。日常でじわっとかく汗のレベルなら、3回の食事からとれる塩分で十分で、それ以上の補給は不要です。もちろん、どんなときでも水分補給は忘れずに。
Q6. 熱中症は防げる病気?
A. 100%防げる病気。
B. さすがに100%は防げない病気。
(答え)A
暑くなければ起こらない、100%防げる病気が熱中症です。①過ごす環境を涼しく保つこと、②寝不足や二日酔いを避け、しっかり食べて体調を整えること、③適切な水分・塩分補給、④無理のあるスケジュールで行動しないことなどを心がけ、予防に努めましょう。
社員の健康意識の向上も人事部の大きな役割に
より詳しい内容は、弊社が発行しているヘルス・グラフィックマガジン「熱中症」号に記載しておりますので、そちらをご覧ください。冊子のほか、下記URLよりPDFでもご覧頂けます。
https://www.aisei.co.jp/hubfs/Portals/0/images/pages/user/efforts/magazine/HGM34.pdf?hsLang=en-us
近年では、社員の健康管理だけでなく、健康意識の向上も人事部の大きな役割になってきています。アイセイ薬局では、予防医療啓発情報誌「ヘルス・グラフィックマガジン」を健康経営教材として企業の皆様に定期購読していただけるサービスを提供しております。
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