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ダイレクトリクルーティングのやり方と基本的な手順を解説

ダイレクトリクルーティングは、企業が求める人材に直接アプローチする採用手法のことです。この方法は、特定のスキルや経験を持つ人材を効果的に見つけるための方法として注目を集めています。

しかしどのように進めれば良いのか、何から始めれば良いのか迷っている採用担当者も多いことでしょう。このページでは、ダイレクトリクルーティングの基本的な手順に焦点を当て、事前準備、スカウトメールの送信手順、その後とるべきアクションについて詳しく解説します。採用活動をより効果的に進めるためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

目次

【準備編】採用の目的と目標を明確にする

どの手法をとるにしても、採用活動の成功の鍵は、その目的と目標の明確化にあります。ダイレクトリクルーティングを効果的に行うために、事前準備として以下の点を詳細に検討することが必要です。

採用目的の定義

まずは採用の目的を明確に定義します。例えば、新しいプロジェクトの開始や業務の拡大、特定のスキルや知識を持つ人材の確保など、具体的な理由を整理します。目的を明確にすることで、候補者に対して企業の意向や方針を的確に伝えることができ、効果的なリクルーティングにつながります。

ターゲットの明確化

次に、どのような人材をターゲットとするかを明確にします。ダイレクトリクルーティングの成果を大きく左右するのは、正確なターゲットの特定だと言っても過言ではありません。特定のスキルや経験を持つ人材が目当ての場合、条件を詳細にリスト化しましょう。企業の文化や価値観に合った人材を探す場合は、その点も考慮する必要があります。これによりミスマッチの確率を減らすことができます。

スケジュールの策定

ダイレクトリクルーティングは、一度始めると多くの時間と労力が必要になる場合があるため、具体的なタイムラインの策定が必須です。明確なスケジュールを持つことで、進行管理も円滑になります。

【実践編1】適切なチャネルを選ぶ

ダイレクトリクルーティングを成功させるためには、ターゲットとなる人材がどこに存在するのか、どのようなチャネルでアプローチするのが最も効果的なのかを把握することが大切です。各チャネルの詳細とその活用方法を説明します。

SNS

近年、SNSは採用活動における重要なツールになっています。特定のプロフィールやスキルセットに基づく検索や、メッセージ機能を利用した直接的なアプローチが可能です。また、公式アカウントを活用して、自社の魅力や職場環境を発信することも有効です。

ただし、SNS経由のアプローチはスパムと受け取られるリスクもあり、適切なタイミングや方法でのコンタクトが求められます。

業界イベントやセミナーでのコミュニケーション

業界のイベントやセミナーへの参加により、ターゲットとなる人材との接触機会を増やすことができます。自社主催のセミナーやプレゼンテーションも有効で、自社の特長を強調することが可能です。

イベントやセミナーは比較的コストがかかる施策である上、必ずしも期待したターゲットとの出会いが保証されるわけではないため、費用対効果をしっかりと検討する必要があります。

従業員による紹介

従業員のネットワークを活用することもダイレクトリクルーティングの有効な方法の一つです。従業員がすでに知っている候補者の特性やスキルに基づいて採用プロセスを進めることで、工数削減の効果も期待できます。さらに紹介者は企業文化をよく理解しているため、価値観にマッチする人材と出会える可能性があります。

一方、似たような背景や経験を持つ人材が増えることで、組織内の多様性が失われたり、候補者が思った以上のパフォーマンスを発揮できず、組織内でのフィット感や人間関係に摩擦が生じるといったリスクがあるため注意が必要です。

専門のサイトやサービスの利用

ダイレクトリクルーティングに特化したサイトやサービスを利用することで、採用の精度向上が期待できます。候補者が自身のプロフィールやスキルセットを公開しており、それらがサイトによって管理されているため、検索やアプローチをよりスムーズに進められます。スカウトメールの添削など、各種サポート機能がついているサービスもあります。

デメリットとして、SNSや紹介などの初期費用がかからない手法と比べると一定のコストがかかってしまうため、予算とのバランスを取ることが重要です。また競合サービスが多いため、初めて利用する際は比較が難しく、自社の採用計画に沿った最適なサービスを選定するのに時間がかかる場合もあります。

ダイレクトリクルーティングサービスに関する詳しい内容については、下記のページも参考になります。

関連ページ:ダイレクトリクルーティングサービスの選び方、6つの比較ポイント

【実践編2】スカウトメールを送る

ダイレクトリクルーティングの核心とも言えるのがスカウトメールの送信です。大切なのは単にメッセージを送ることではなく、求める人材へ確実に届く文章の作成です。同じ内容を一括送信する方法では候補者へ思いが十分に伝わらないだけでなく、ダイレクトリクルーティングを行う意味も薄れてしまいます。

関連ページ:効果的なスカウトメールの書き方|新卒・中途・エンジニア別の例文も紹介!

ターゲットのニーズを理解する

スカウトメールを送る前に、ターゲットとなる人材の経歴や関心分野、求めている条件をリサーチしましょう。その情報をもとにメッセージをカスタマイズすることで、受け手の関心を引くことができるでしょう。例えば、ターゲットが過去に特定のプロジェクトに関与していた場合、その経験を評価する内容をメッセージに取り入れることも効果的です。

明確かつ具体的なオファーを提示する

スカウトメールには、自社の概要や強みのほか、給与、福利厚生、求める役割など、具体的な条件とオファー内容を明示します。明確な情報を提示することで、ターゲットの関心や応募意欲を引き出せます。

しかし、誇張や不明瞭な情報は信頼を損ないます。企業の現状やビジョン、チームの雰囲気など、リアルな情報を伝えることが信頼の獲得につながります。

関連ページ:効果的なスカウトメールの書き方|新卒・中途・エンジニア別の例文も紹介!

【実践編3】フォローアップと分析・改善をする

スカウトメール送信後の取り組みも極めて重要です。フォローアップの実施や、結果に基づく分析・改善を通じて、採用成功率や今後の採用活動の質を向上させられます。

迅速な返信を心がける

スカウトメールへの返信があった場合、迅速に次のアクションを取ることが大切です。面談日時の設定や質問への回答、追加情報の提供など、次のステップへとスムーズに進めるよう心がけましょう。返信を待たせてしまうと信頼を損ねてしまったり、ターゲットの興味や意欲が低下するリスクがあります。

アクションの分析と改善

スカウトメールの送信結果や返信率、最終的な採用結果などを基に、アクションの分析を行います。どのようなメッセージが高い反応を得られたのか、どのチャネルが最も効果的だったのかなど、具体的なデータを基に分析を進めることが重要です。

面談後のやり取りやアンケートを利用してフィードバックを収集するのも手です。アプローチの仕方やメッセージの内容についてどう感じたか、リアルな声も改善の手助けとなります。

継続的なフォローアップ

採用につながらなかったターゲットとも関係を維持することが有効です。メールや電話、SNSなどを通じて定期的に情報発信をすることで、企業ブランディングの向上や将来的な採用のチャンスを逃さないことが期待できます。

PDCAを重ねて採用活動の質を高めていく

ダイレクトリクルーティングは即座に成果が現れるものではありません。採用成功のためには、ステップごとの見直しを行い、PDCAを重ねながら採用活動の質を向上させていくことが重要です。※こちらのページに掲載している情報は2023年9⽉時点のものです。

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ダイレクトリクルーティングの基礎・選び方・活用の解説記事

導入メリットやトレンドも解説! ダイレクトリクルーティングの基礎知識

  • 採用環境の変化

    女性や外国人の雇用増加、リモート化、新卒ルールなど採用を取り巻く環境変化について解説しています。

  • ダイレクトリクルーティングとは?

    採用手法としての位置づけや注目されている理由などを解説しています。

  • 導入するメリット・デメリット

    ダイレクトリクルーティングのメリット・デメリットを解説。向いている企業なども解説しています。

  • 基本的な手順

    採用の目的・目標を明確化、チャネルの選び方、フォローアップなど基本的な手順とその方法を解説しています。

  • よくある質問

    ダイレクトリクルーティングについてのQ&Aをまとめました。疑問が浮かんだらこのページをチェックしてください。

自社にあったサービス選択で採用力を向上! ダイレクトリクルーティングの選び方

失敗しないための確実なステップ! ダイレクトリクルーティングの活用術


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