その採用を無駄にしないために!「幸せな就職」を実現するオンボーディングとは? Vol.4

最終回となる今回のコラムでは、オンボーディングプログラムをいかに改善していくかについてお話させていただきます。
オンボーディングは、一度つくって終わりではありません。サービスや製品と同様に、何度も小まめにブラッシュアップしていくことが大切です。

目次

  1. オンボーディングの成功調査を行う。
  2. 中途社員のゴールデンオピニオンを対話から拾う。
  3. まとめ オンボーディングは最高の投資である。

オンボーディングの成功調査を行う。

オンボーディングのブラッシュアップには、新規社員の声を反映させることが最重要です。なんといってもオンボーディングのお客様は新規社員ですから、彼らにとって意義のあるプログラムでなければ、ただの押し付けとなってしまい意味がありません。
そのためmanebiでは、各プログラムの終了時点にアンケート(サクセスサーベイ)をとって、何度も新規社員の意見を確認するようにしています。

これは地味ですが非常に重要な工程です。実際に前回のコラムで書いた「人間関係構築のための交流会」なども、アンケートの声をもとに作成されたプログラムでした。このようにオンボーディングは、まだまだ新しい概念で確実な教科書がないからこそ、現場の声を取り入れて改善していくことが大切なのです。

前回コラム:https://at-jinji.jp/expertcolumn/381

中途社員のゴールデンオピニオンを対話から拾う。

また、manebiでは改善のために、アンケート以外の試みも行っています。書面で感想を書いてもらうだけでは本音を引き出せないと考え、新規社員が話しやすいであろう人間を人事部がアサインして、対話の中から本音を聞き出す時間をつくっています。この対話では、オンボーディングプログラムについてだけではなく、入社後に感じたmanebiへの違和感やギャップについても詳しく聞くようにしています。

なぜここまで、新規社員の声を拾うことに注力するかというと、入社初期の社員の声は会社や組織を劇的に良くする可能性があるからです。特に中途社員の意見はゴールデンオピニオンといい、「この点は、前の会社の方が良かった」と、前職と比べての差異を強く感じているケースもあるでしょう。そうした新規社員の違和感やネガティブな感情を「郷に入っては郷に従え」と片付けずに、改善のヒントとして聞く耳を持って丁寧に集めることが組織には重要なのです。

もちろん、明らかに前の会社の考えに固執していて、こちらにカルチャーフィットしていない意見を言われることもあります。その場合は、新規社員が腑に落ちるまで対話し、ギャップをなくしていくよう心掛けています。

まとめ オンボーディングは最高の投資である。

さて、4回のコラムでmanebiのオンボーディングの取り組みを共有させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

日本では、転職をすると、組織に適応するまでに平均して2年はかかると言われています。これだけ時間を要することについて、今まで入社した方の適応能力のせいにされてきましたが、本当は企業側の受け入れ能力にも問題があるのです。入社した方の不安を取り除き、心おきなく活躍できるようにサポートをするのは、人を雇う企業側の採用責任だと私は思っています。

manebiの取り組みを見て、ここまで研修にリソースを割く余裕はないと思われた方も多いでしょう。しかし本来ならば2年で適応していく人材を、3か月間の短期集中プログラムで即戦力化させられるなら、組織と個人にとってこれほど魅力的な投資はありません。
実際、manebiが2020年からオンボーディングに力を入れはじめて2年弱が経ちますが、オンボーディングの成果は、セールスや経営企画や管理だけでなく、プロダクト開発やカスタマーサクセスなど、あらゆる部署で現れています。オンボーディングを始めてから入社した社員で離職した方は現状おらず、IT業界が未経験だったのに入社3ヶ月で大きな受注を達成した社員もいました。
幸せな就職の実現には、スタートダッシュが肝心だと自分たちの経験から確信を持ってお伝えしたいと思います。

私たちはこれからもオンボーディングプログラムを改良していきます。今後は、manebiに入社してすぐに適応できた社員と、時間がかかった社員の双方の意見を反映して、適応のコツをまとめた「manebiサバイバルブック」の制作を予定しています。
また、オンボーディングは入社だけではなく部署異動や昇進など環境変化が起こった方にも必要なもので終わりなき挑戦です。当社主催のオンボーディングサミットやオフ会※などを通じて、他社さまと情報共有をしながら最適なオンボーディングプログラムの作成に一層力を入れていこうと思っています。

皆様とは、またオンボーディングという文脈でお会いできることがあるかもしれません。繰り返しになりますが、オンボーディングはまだまだ正しい教科書がない新しい分野ですので、その際はお互いの知見を共有させていただければ非常に嬉しく思います。

終わり

※参考情報
・オンボーディングサミット2021(@人事プレスリリース) https://at-jinji.jp/blog/40719/
・「オンボーディングサミット2021」のリアル交流会を開催しました!(株式会社manebi「note」)https://note.com/manebi_official/n/nccb45f974cff

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