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組織開発や人財育成に役立つ「組織論・仕事観・心理学」の視点

ツカエル組織論 -組織における「リーダーシップ」と「ルーティン」のあり方-

今回は組織における「リーダーシップ」と「ルーティン」のあり方について、身近な例を交えながらご紹介します。皆さんの組織やマネジメントのヒントになれば幸いです。

【受容と貢献のリーダーシップ】

昨年10月公開の映画「マイ・インターン」ご覧になられた方も多いのではないでしょうか。ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイの初共演も話題の1つですが、現代社会の一面をスタイリッシュにチャーミングに描いているのが本作の見どころでした。スタートアップ企業で仕事も家庭も全力投球の女性CEOとシニア・インターンとして勤める事になった老人の心のふれあい、そして社内でデ・ニーロ演じるシニア・インターンが若者社員から慕われビジネスマンとして人として心の拠り所となっていく、そんなオフィスでの人間模様を描いた作品です。

この映画、どの角度から観てもさまざまな視点で楽しめると思うのですが、特にデ・ニーロ演じる70歳のインターンが発揮する「受容性」と「貢献性」が抜群に魅力的でした。このキャラクターの「受容と貢献」の高さによるリーダーシップによって映画内のハートフルなチームが創られていたように思います。

「成果をあげるには、自らの果たすべき貢献を考えなければならない。組織の成果に影響を与える貢献は何かを問う。」ことが経営者には必要であるとドラッカーは述べていますが(ドラッカー『経営者の条件』)それは組織内のリーダーシップにも通じるものがありそうです。

映画内で最初は年代物扱いされていたシニア・インターンが、CEOや子ども世代の同僚たちとの間で、時にリーダーとなり時にフォロワーとなって人を動かしチームをつくっていきます。その過程で「受容」と「貢献」の連鎖が描かれます。MacやFacebookに積極的にトライしようとする彼。そんな彼に対する周囲の姿勢と変化。40年1社で勤め上げ要職に就いていた彼が娘のようなCEOに尊敬の念を伝える。シニア扱いであることを受容しながら自身がどのような立ち位置でCEOや同僚に貢献することが出来るのかを考えアクションしていく。周囲もそんな彼の貢献と必要性を認めていく。

貢献感は人にリーダーシップを発揮させる源でもあり、自己成長や価値発揮のトリガーであるともいえます。ダイバーシティやリーダーシップとは昨今よく言いますが、まず違いや個性を受け入れ、お互いの貢献を考えてみるのはいかがでしょうか。

【組織におけるルーティンの是非】

昨年、ラグビーW杯イングランド大会の南アフリカ戦にて優勝候補の南アフリカに歴史的な勝利をおさめた日本。誰もが予想しなかった展開に英国放送局BBCにも「ラグビー史上最大の番狂わせ」と取り上げられ、話題になりました。

中でも注目を集めたのは、この試合で高得点をあげ勝利に貢献した五郎丸歩選手。ゲーム内での圧倒的なパフォーマンスのほか、その独特なキック前の動作がメディアでも集中的に取り上げられていました。この動作はチームの荒木メンタルコーチと五郎丸選手が共に考え出した「ルーティン(決め事・習慣)」。ルーティンとはどんなものか。ここでは、集中力を高める一種の儀式、精神統一のために常に行う動きとして、どんな状況でも蹴ることに集中できるように考え出されたそうです。

このルーティン、スポーツ界で取り入れているケースはよく見られます。(イチローの徹底したストレッチや生活管理など)また組織においても、ルーティンは存在します。朝礼や夕礼に始まり目標設定面談、評価面談など例えば会議体の「ルーティン化」は身近な例ではないでしょうか。このような組織の効率性を高めるルーティンの創造と定着は、企業や組織の持続的な成長にとって肝要である一方で、そのようなルーティンによる弊害も生じるものであり、ルーティンが定着すればするほど、新たな変化が促進されるとも言われています。

組織のルーティンは、適応や改善の源であると共に組織を硬直化させてしまう一種の瘤にもなる。逆説的ですが、組織においてはルーティン化と柔軟性の両立を意識する必要がありそうです。皆さんの組織では形骸化したルーティンの見直し、新たなルーティンの構築など、ルーティンを上手く活用できていますか?

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