いくらかかる? 新入社員研修に必要な費用まとめ

新入社員研修を行うにあたって発生する費用には、サービス利用代や講師謝礼のほかに、会場費や備品代などがあります。事前に漏れなく計上しておかないと、想定外のコストがかさんでしまうこともあるため、注意が必要です。研修サービス会社を比較するときは、提示された金額に必要なコストがすべて含まれているかの確認も欠かせません。
このページでは、新入社員研修に必要な費用の全体像を解説します。

研修サービスの利用費

研修サービスの利用費の相場は、形式ごとに以下のようになっています。

講師派遣

1時間当たり18,000~25,000円が目安です。なお、研修内容のカスタマイズに別途20,000~50,000円程度の費用がかかることがあります。

社外セミナー

社外セミナーは、内容や日数によって相場が異なります。

内容 期間 相場
ビジネスマナー、リーダーシップ研修など 1日 18,000~25,000円/人
PCスキル、会計スキル、営業スキル、TOEIC対策、ビジネスライティングなど 3時間 15,000円~/人

通信教育

学習期間は2~3カ月、テキスト2~3冊、添削2~3回で、月額4,000円~6,000円が相場です。内容は、ビジネスマナーや社会人としての基本知識などが多くなっています。

動画配信(E-ラーニング)

E-ラーニングや動画配信では、一定の月額料金で対象の動画が見放題になる料金形態が一般的です。このなかでさらに、一定の月額料金で上限の人数まで受講できるタイプと、1人当たりの料金が決まっているタイプに分けられます。前者は100人まで月額30,000~45,000円程度、後者は1人あたり月額100~2000円程度が相場です。

資格・検定の受検費

主な資格・検定の受検費は、以下のようになっています。

  • 英検:2,000~8,400円(税込)※級によって異なる
  • TOEIC:5,725円(税込)
  • MOS(ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス):10,584円(税込)
  • ビジネス文書検定:2,600~6,400円(税込)※級によって異なる
  • ビジネスマナー検定:2,500~9,400円(税込)※級によって異なる

会場費

地域や設備によって異なりますが、100人規模の会場は8時間250,000円前後が相場です。50人規模ならその半分程度、200人規模ならその倍程度と考えてよいでしょう。また会場によっては、午前と午後で金額が異なることもあります。平日と休日で料金が異なることもあるため注意しましょう。一般的に、平日と休日では休日、午前と午後では午後のほうが料金は高くなります。

その他経費

その他の経費については、備品レンタル代のほか、食事代や宿泊代を考慮に入れておきましょう。

備品レンタル代

主な備品のレンタル代の相場は以下の通りです。

  • スクリーン:3,000~5,500円(会場に備え付けのものは無料の場合もあり)
  • プロジェクター:15,000~35,000円(大きさにより異なる)
  • マイク:1,000~3,000円/本(ピンマイクもハンドマイクも同程度)
  • ホワイトボード(追加分):3,000円
  • パーティション: 1,000円/台
  • 演台:2,000円(会場に備え付けのものは無料の場合もあり)

食事

弁当は1人600~1,000円程度が目安です。

宿泊

会議室利用と食事がセットになったお得なパックが、広く展開されています。1泊2日、食事4回で、13,000~18,000円程度が相場です。

漏れなく予算を見積もって、質の高い新入社員研修を

新入社員研修の予算を組む際、申請漏れがあり予算が不足してしまうと、プログラムの内容や会場で妥協しなければならなくなってしまいます。会場費やサービスの利用代だけでなく、細かな経費についても忘れずに計上しておきたいところです。満足度の高い新入社員研修を行えるよう、相場をしっかり確認して、必要な費用を見積もりましょう。

※こちらのページに掲載している情報は2017年12⽉時点のものです。


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