第14回HR EXPO春(人事労務・教育・採用)|RX Japan株式会社第14回HR EXPO春(人事労務・教育・採用)|RX Japan株式会社

~国内・外でのビジネス環境で孤立しないスキルを身につけるには~

第2回「効率的に語学を習得するための選択的なアプローチ方法」

ヒト・モノ・カネ・情報のグローバル化は今後より一層進む事が想定され、そういったグローバルな環境下で活躍できる人材育成は企業にとって必須であり、また課題でもあります。本コラムでは、外国人と国内・外でビジネスをする環境において重要になる能力とは具体的にどのようなものなのかを、次の3つをテーマに沿って紐解いていきます。

第1回では、語学を習得する過程で他能力の底上げ効果について述べました。今回は、具体的にどのようなアプローチで習得していく事が効果的か考えていきましょう。

まず始めに、本コラムでの「アプローチ方法」とは直接的な語学勉強の方法ではなく、効率的に語学を習得するための選択的なアプローチ方法に焦点をあてます。社内実施の語学研修、現地留学、英会話スクール通学、独学、など英語を習得する上で様々なアプローチ方法が存在します。本章では、企業向けコラムという事もあり、多くの企業内で取り入れられている「語学研修」に焦点をあて進めていきます。

本当に語学習得する必要があるか考える

語学研修を取り入れて語学勉強を始める前に、まず明確にしたいポイントが以下の通り3点あります。

  1. 「何故語学力が必要なのか?」
  2. 「4技能の内、どのスキルが必要なのか?」
  3. 「課題となるスキルをどのレベルまで必要としているのか?」
     

1.「何故語学力が必要なのか?」

多くの方が語学習得の過程で、知らず知らずのうちに「語学を習得することが目的」となり、当初の本当の目的からそれてしまうことが多く見受けられます。
語学力は、ビジネスを進める上で発揮される「手段」であるため、身につけた後に語学を駆使して自分はどうなりたいのか? 何をしたいのか? といった具体的な目的を描けるようにしていきましょう。勉強が行き詰った時、何度でも自身の目標を振り返ることでモチベーションを維持することが可能となります。

2.「4技能の内、どのスキルが必要なのか?」

ここでの4技能とは「読む、書く、聞く、話す」です。どのスキルを学ぶかによりアプローチ方法が異なるため、自身の課題を洗い出し必要とするスキルを明確にしていくことが効果的に効率的に語学を習得する第二のプロセスであります。
これらを不明確にしたまま語学勉強を始めると、どこから着手してよいかわからない、全てのスキルをカバーしようとしてしまい膨大な勉強量が必要となり結果的に挫折してしまうといった状況に陥りかねません。そのような状況を避けるためにも、自身が実行すべきポイントを明確にすることをお勧めします。

3.「課題となる技能をどのレベルまで必要としているのか?」

語学力はあればあるほど業務上のパフォーマンス向上に繋がるでしょうが、まず自分が到達したいレベルを把握することが必要でしょう。もちろん高い目標に到達するといった志は大切ですが、自身の現状のスキルと理想を比べ、現実的な目標を掲げ、その先に大きな目標をつくり進めていくことが、モチベーションの低下を避け、無理せず語学力向上に繋げる方法です。
この3点を明確にしていくことで、これから自身がすべきことがわかるはずです。何故語学力が必要であるのか、何のスキルを自分は必要としているのか、どのレベルまで向上させたいか、これらをもう一度振り返り次項に入りましょう。

コース選定にいたるまでのプロセス

ある程度の方向性が明確になりましたら、次のステップでは研修コースを選択していきましょう。
ここまででおおよその課題、目標は固まりつつあることと思います。下記に数種類のコースをご紹介いたしますので、ご自身の悩み、課題を意識しながら、目的に沿ったコースを選定していきましょう。

「読む、書く、聞く、話す」総合的なスキルを磨きたい

→一般語学コース(General language)

一般コースでは、初級者から上級者まで様々なレベルに対応したクラスが一般的です。4技能全てのスキルを網羅するので、総合的な語学力向上が期待できます。生活で使用する単語から、ビジネスシーンまで様々な場面を想定した授業構成となっているため、おおよそのニーズはこのコースを通じてカバーする事が可能です。初級から上級までいくつかのレベルに分かれているため、自身のレベルにあった最適な授業を受けられることが特徴的であります。
コース例としましては、「2h / 週 1,2レッスン×3~6ヶ月+自己学習」を行うコースが一般的に多く採用されています。定期的に講師からフィードバックを受けることで、自身の得意な点、課題点を意識しながら受講することが総合的な語学力向上が期待できます。また、事前・事後にレベルチェックテストを行い、研修の効果を検証します。研修後も語学習得のためモチベーションを維持する重要な指標となります。

総合的な語学スキルを身につけたい、プレゼンテーション、ネゴシエーションなどのビジネスシーンで活かせるスキルも併せて学びたい

→カスタムメイドコース

変化の激しいグローバルビジネスにおいて必要となる様々なニーズ・目的に沿った研修プランを作成していくことが可能となります。既存の研修コースを自社のニーズに当てはめるのではなく、企業のニーズに沿った語学研修を作りあげていくことで、必要なスキルを効果的に学習していくことができます。
最大の特徴は、自社のニーズ、課題を反映した研修を受講できる点であります。コース期間などは、一般コースで述べた期間で実施する事が一般的ですが、中には一年間かけ研修を行う企業様もいます。ニーズヒアリングを通して、研修の企画から教材の作成、レベルチェック、研修実施、受講生個別フォローまで一貫して行うことで、一社一社のニーズに沿った効果を効率的に上げることができます。

TOEIC®の点数を伸ばしたい

→TOEIC®Listening&Reading 強化レッスン

弊校が提供しているTOEIC®(L&R)コースを例とすると、最近の出題傾向とリスニング・リーディング各パートの具体的攻略法を学び、効率的にスコアアッを目指していきます。試験対策演習を通じて自分の強みと弱点を確認し、目標スコア獲得に向けた学習を行い、また、語彙増強やリスニング力・読解力向上のための効果的な学習法も習得し、スコアアップのみならず、実践ビジネスの現場にも役立つ運用力アップを目指します。

コース例と効果の例としては、450点取得者がグループレッスン(2~6人)を、2h/週1レッスン×6カ月(約50h)+自己学習を行うことで100点UP(550点)を取得できる効果が見込まれます。初・中・上級コースとレベルが分かれているため、自身の現状の語学力と目標値を考慮してコース選択していく事ができます。

一般的なコースの一部を上記にご紹介しました。企業の課題と目的に沿った研修を取り入れることが効果を最大限に発揮する一歩であります。次回はコミュニケーションスキル、異文化理解を学ぶ研修を紹介していきます。

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