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大きな可能性を切り開く人材育成の4つのBIG

25年以上人材育成をやってきましたが、これほど経営者や人材育成担当者の方から期待される状況で大切な役割を果たすのは初めてです。
VUCA時代への突入していた最中で、さらにコロナ禍があったことで、人材育成に対する見方が変わっています。ビジネス成果へのつながりはもちろん、研修が実務につながらないといった従来の研修課題の解決など、求められるものがさらに大きくなったのです。
私は、可能性が大きいということで今の状況をあだ名で「BIG」と呼んでいます。ここで今ならではの「人材育成の4つのBIG」を紹介します。

目次

  1. BIGチャンス:ビジネス成果につながる経営者からの高い期待と社員の強いニーズ
  2. BIG成果:従来の研修の課題を解決し高いハードルを乗り越えるためのアクション
  3. BIGインパクト:リモートでは絶対できない特別な体験や印象を刻みつける対面集合研修
  4. BIGスケール:従来は実現できなかった安定した研修品質で効率的な大人数向け研修
  5. BIG人材育成を実現しましょう

BIGチャンス:ビジネス成果につながる経営者からの高い期待と社員の強いニーズ

一番大切なポイントは経営者からの高い期待と社員からの強いニーズです。言い換えると人材育成はビジネス成果と直接つながっています。代表的な切り口をまとめました。

どれも重要なテーマですが、もし取り組み順番をつけるなら、以下になります。

(1)マインド向上

中間管理職も含めて、社員は予想以上にストレスと不安が高くて、ケアが必要です。階層別に言うと新入社員は仲間意識と一体感を求めています。若手社員は成長支援を必要としています。リーダー層は後輩を効果的にサポートできるためのツールとノウハウを期待しています。

(2)リーダーシップ

バンデミック、グローバルな金利・為替変動、地政学的要因による国際関係の変化などビジネス環境の激しい変化が止まりません。経営者は現場の自律的で効果的なマネジメントとリーダーシップを求めています。
代表的なニーズは、

  • 短期的成果:チームの成果をすぐ高めるためアクションラーニングがおすすめです。
  • 高いヒューマンスキルリモートやハイブリッドワークにもスムーズなマネジメントができるようにヒューマンスキルが欠かせません。
  • 次世代リーダー:今後求められるスキル(S.T.A.R.:戦略、チームワーク、アクション、リーダーシップの強化)を早いタイミングから手を打った方が安全です。

(3)イノベーションとグローバル

今までも大切なテーマでしたが、以前より重要性が上がった上に関わる対象が広がっています。

  • イノベーション:数年前であればなんとなく研究開発やマーケティングがメインでしたが、今は環境変化に対応するため全社員にイノベーション力が要求されています。
  • グローバル:一部の海外赴任者やグローバル人材だけではなく、日本にいながら仕事の一部は外国人と接したり、外国語を使ったりする機会が一気に増えました。

【参考】今の管理職研修は本当に大丈夫か? よくある落とし穴と解決のヒント

BIG成果:従来の研修の課題を解決し高いハードルを乗り越えるためのアクション

人材育成に対する期待が高いのは良いのですが、今までのような「eラーニングと単発やりっぱなし研修」では絶対に期待に応えられません。ハードルが高い分しっかりと成果を出さないと信頼を失います。以下は従来の課題とそれに対するアクションです。

明確な成果を求めると、目的別の研修と選抜研修が重要になります。たくさんある研修を整理するためには成果別に分けるとわかりやすいです。例えば次のように分類します。

  1. 高い成果を求める:ニーズの高い社員に絞って上記のような研修プログラムが必要
  2. 共通意識と言語を求める:短い階層別のリモート研修がスムーズ
  3. 知識のインプットを求める:eラーニングとオンデマンド研修が効率的

【関連コラム】
研修の効果を劇的に高めるキーワード 「ブレンドラーニング」
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BIGインパクト:リモートでは絶対できない特別な体験や印象を刻みつける対面集合研修

ここで言うインパクトは特別な体験や印象という意味です。対面集合研修を実施したいという声が少しずつ上がってきていますが、受講者の「なぜわざわざ移動して集まる必要があるか?」という疑問にしっかり回答しないと大クレームになってしまいます。当たり前ですが、対面研修の価値はリモートでは絶対できないことです。

例えば、

  • イベント:特別なスピーカー、会議室ではなくて遊園地・旅行先・ホテルのような新鮮な場所で開催する、講義以外の内容を多く入れる
  • ネットワーキング:情報のインプットより社員同士の交流に重点を置く
  • 身体を使った体験:スポーツ、見学、企業訪問、アウトドア、体験学習

ポイントは受講者全員が特別感を実感して、「この研修は対面でよかった。リモートでは絶対できないな」と納得できることです。

【参考】久しぶりの対面集合研修が失敗する4つの原因と解決のヒント

BIGスケール:従来は実現できなかった安定した研修品質で効率的な大人数向け研修

従業員数にもよりますが、ハイブリッドワークのスキル、レジリエンス、DX対応のようなテーマはほとんどの社員に必要です。大人数をうまく捌くためのポイントを研修形式ごとにまとめました。

(1)オンデマンド研修

スライドシェアと5-15分の短い映像が代表的なパターンです。 ポイントは受講者の興味を惹きつけて、コンテンツを探すのに困った時に簡単に見つけられるようにすることです。

(2)大人数のリモート研修

複数講師を使えば、大人数でも安定した研修品質の演習中心研修が簡単にできます。

成功のポイントは
・わかりやすい全体解説
・演習中心の4人ブレイクアウトルーム
・30人ぐらいのチーム共有と講師からのフィードバック です。

対面研修以上に運営が楽で各場面の雰囲気が明確で飽きさせないメリハリができます。

BIG人材育成を実現しましょう

言うまでもなく、今は人材育成の大チャンスです。ぜひ今回お届けしたヒントを活かして、大人数でも、大きいインパクトのある対面研修と良い成果につながる研修を実施してください。とても楽しみにしています。

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