第14回HR EXPO春(人事労務・教育・採用)|RX Japan株式会社第14回HR EXPO春(人事労務・教育・採用)|RX Japan株式会社

社員や商品のセールスポイントを磨いて価値を高める

「人材育成とブランディング」

みなさんは「自分自身や自社商品などのセールスポイントは○○だ!」と明確に即答できますか。

ただ漫然と捉えているだけではなかなか相手には伝わらないし印象にも残らないでしょう。また売上アップにも思うようには反映されませんよね。だからと言って、ただやみくもに「頑張れ!」というだけではなかなか問題解決にはつながりません。では、これらをシンプル且つシステマティックに展開し、結果に結びつけていくためにはどうすればいいのか。

ポイントは「人材育成とブランディング」です。
心構えや習慣、チェックポイントなどをシステマティックに展開し、共感される差別化(セールスポイント)を創りだして新たな価値を生む方法について、業種・業態を問わず適用できる人材育成とブランディングモデルの「オークジェイACT」の考え方を披露しながらご紹介いたします。

目次

  1. 人材育成とブランディングの関係
  2. ブランドは人材育成にも示すことが可能
  3. マーケティングとブランディングの違い
  4. ブランディングが注目される時代へ
  5. まとめ
  6. 人材育成とブランディング実践キット/オークジェイACTとは

人材育成とブランディングの関係

人材育成とブランディングは一見関連性が無いように思われがちですが、どちらも価値を高めて組織を活性化し、利益向上を追求していくという共通の目的を持っており、あらゆる組織において一体となって取組むべき戦略として重要な課題だと言えます。

ブランドは人材育成にも示すことが可能

そもそも、ブランドという言葉は北欧ノルウェーの放牧場で家畜に押した焼印から由来していると言われています。つまり、放牧場の家畜を識別し差別化をするために押した焼印が語源となっており、さらに現代では商標やロゴマークなどとして、信用できるもの、特別な価値を持ったものなど、目には見えない心の中の肯定的イメージそのものを意味するようになりました。

ブランディングは簡単に言うと、その他大勢の中に埋もれていた「ふつうの人や商品」に様々な付加価値を加えて共感される差別化(セールスポイント)を創りだして「特別な人や商品」としてお客様に認めてもらえるよう展開していく事であるといえます。
ブランドは商品やサービスだけでなく人や企業などの人材育成においても同様に以下(図1)で示すことができます。

図:ブランドの構造(Oak-Jソリューションズ)
図1:ブランドの構造

マーケティングとブランディングの違い

マーケティングとブランディングは、どちらも売上をアップさせるという共通の目的を持っており、互いによく似た戦略で混同されることが多いですが、それぞれの特長を簡単に以下に示します。

売上 = 数量 × 単価

上記の算式から、売上をアップさせる方法として、主に販売数量を伸ばす戦略と、単価(価値)を上げる戦略があり、ブランディングは後者に重点をおいたものだといえます。

□ マーケティング:新たな市場(マーケット)を形成したり参入したりして、まず販売数量を伸ばす事に重点において売上アップを図る
□ ブランディング : 共感される差別化により相対的価値を高め、単価を上げたり価格競争力を強めたりする事に重点をおいて売上アップを図る

ブランディングが注目される時代へ

近代における我が国の経済環境は、戦後間もない頃のようなモノ不足に起因する、つくれば売れる「プロダクト・アウト」の時代から、旺盛な需要を背景として情報力を駆使して市場に参入/形成していく「マーケット・イン」の時代へ、そして人口減少による市場経済の縮小や玉石混淆となった情報に対する信頼性の低下などにより、これまでのマーケティング戦略だけでは厳しい状況へと変化しつつある状況のなかで、競合するものとの差別化を明確にして信用と価値を高める「ブランディング」が注目される時代へと変わってきているのです。
さらにこれらは単にモノだけに限らず、人工知能やロボットなどAIとの競争を強いられる人材においても同様のことがいえるのです。

まとめ

重要なことは学ぶだけではなく、学んだことを実践して結果につなげていくことです。

いま、日本および世界の経済は新型コロナウィルス感染症(COVID-19)により大きな影響を受けており、研修やセミナーの方法もオンラインを活用したものなど大きく変わろうとしています。しかし、学ぶ方法は様々な形に変化しても、これらはあくまで目標を達成するための手段であり、いつの時代でもリアルに実践をして結果につなげていかなくてはなりません。どんな形の研修やセミナーも、実践して結果を出すための準備のひとつにすぎないのです。

ブランディングおよび人材育成に関する様々な選択肢があるなかで、常に目標や目的が何なのかを念頭に置きながら学んだことを実践し素晴らしい結果を生み出していかれることを願っております。

人材育成とブランディング実践キット/オークジェイACTとは

人材育成とブランディング実践キット/オークジェイACT(下記写真)とは、株式会社オークジェイソリューションズにより人材育成とブランディングのために開発された研修用教材です。
発売当初、「単なる養殖マグロ」と言われた近大マグロを企画段階からプロデュースし、メジャーブランド商品として認められるようにまでなった実務経験から学んだ教訓を、ふつうの企業やあらゆる組織にも適用できる一般用戦略モデルとしてまとめあげたものです。

その特長は、内容を可視化して理解するだけではなく、シンプルで実践しやすく、結果につながりやすいモデルとなっており、その内容は、以下の3つの部分から構成されています。
■お客様目線で共感的差別化(セールスポイント)を創りだすための6つのチェックポイント
(ブランディングのスポンサー/SPNSOR)
■ブランディングの感性を鍛える3つの習慣/ACT
■折れない心で継続するための3つの鉄則

写真: 人材育成とブランディング実践キット/オークジェイACT(本体とテキスト)
写真:人材育成とブランディング実践キット/オークジェイACT(本体【左】とテキスト)

※このコラムは自社サイトで公開した「商品価値を高めて売上を伸ばす/ブランド戦略」を再構成したものです。

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