働き方改革・健康経営実現のための産業保健体制づくり

優秀な産業医の条件と見分け方

働き方改革、健康経営の実現に必要な「優秀な産業医」

働き方改革関連法対策や健康経営の一貫として、新たに「産業医の導入や活用」を考え、すでに昨年から多くの企業が導入し、いまも検討している企業が少なくない。もちろん、「誰でも良い」わけでもなく、企業にとって必要な、「優秀な産業医」が望まれる。しかし、その「優秀な産業医」とはどのような産業医なのだろうか。【執筆:Avenir・刀禰真之介】

産業医を取り巻く環境とコミュニケーションの問題

日本には医師が30万人以上おり、産業医の免許は10万人を超えた医師が保有している。しかしながら、臨床の医師の先生方に対し、最大限に尊重しつつも、ことに産業医については「向き不向き」というものが現実的にはある。
医師は、医学部6年、初期研修医2年、その後の専門医などになるまで10年以上、医学に研鑽する。そして、医師以外のさまざまな医療従事者は、医師が働きやすいように、自然と医師とのコミュニケーションが最適化される。しかし、これが「産業医」としては弊害になる。

産業医はさまざまな立場(経営者、人事、働き手)、業態、考え方を理解し、行動する必要がある。特にサラリーマンとして働いた経験値、組織マネジメントなどを鍛える経験が圧倒的に足りなくなるのだ。そのため、優秀な産業医選びの第一歩として捉えるべきは「コミュニケーション能力」である。弊社が産業医を紹介する際も、嘱託産業医の経験より、素養としての「コミュニケーション」や組織での失敗経験を重要視している。

優秀な産業医の条件①:社員目線で相談に応じてくれる

次に、優秀な産業医の条件について見ていく。どこの会社でも共通するポイントかもしれないが、社員目線で相談に応じてくれる産業医こそ本当に選ばれる産業医である。ではなぜ、社員目線で相談に応じてくれる産業医が優秀なのか。

●相談がしやすい

産業医というと、「上から目線ではないのか」と考える方もいるかもしれない。また、傲慢な態度の産業医やバイト感覚で勤務している産業医になると、相談しにくいか、相談しても時間の無駄になるかもしれない。そのため、社員目線で相談に応じてくれる産業医こそ、現在求められる優秀な産業医といえる。同じ目線の産業医なら、気軽に色々な相談ができ、相談することにより気持ちも楽になることもある。また、相談を通じて解決策が導かれ、そこで信頼関係も生まれるだろう。

●気持ちに寄り添える

適当な対応や横柄な対応をする医師よりも、気持ちに寄り添ってくれる産業医に掛かりたいと思うのは、多くの方に共通する。社員目線で従業員の気持ちに寄り添える産業医が本当の意味で優秀といえる。

●必要なことだけを報告してくれる

優秀な産業医は面談の内容について、必要なことだけを企業側に報告する。中には、雑談の中で出た余計なことまで会社側に報告してしまう産業医もいるかもしれない。だが、本当に社員目線で相談に応じてくれる産業医とは、社員目線で考えて報告してもらいたくない内容については秘密厳守ができる。そんな線引きがしっかりできる産業医が本当に優れた産業医といえる。

優秀な産業医の条件②:衛生委員会参加頻度が高い

産業医の業務の一環として﹁衛生委員会への参加﹂があるが、衛生委員会への参加そのものは必須ではない。参加できなかった場合は後日、議事録で会の内容を把握する必要があるが、それでも参加頻度が高い産業医のほうが信頼できる。理由は次の通りだ。

●真剣に業務をしている証でもあるため

参加頻度が高い産業医は、企業内の問題を改善していくため、そして従業員の健康を守るために日々業務に励んでいる。そのため、本気で産業医という仕事に誇りをもって携わっている産業医は、必然的に衛生委員会への参加頻度が高くなる傾向がある。

●分かりやすい衛生講話をしてくれるかもしれない

衛生委員会を通じて、従業員たちに向けた分かりやすい衛生講話をしてくれる産業医なら、より良い産業医といえるだろう。小難しい衛生講話になるとただ「聞くだけ」になってしまう従業員も多いかもしれないが︑分かりやすく興味を持てる衛生講話になると、 真剣に聞き入る従業員たちも多い。

優秀な産業医探しの近道は、信頼できる仲介サービスへの依頼

今回紹介したポイントを参考に、自社に合った優秀な産業医を探してみてほしい。自力で探したり、健康診断実施機関や医師会に依頼したりする方法があるだろう。しかしその場合は、見つけることができる産業医がどうしても依頼先の知っている範囲に限られる。
そこで紹介された産業医が優秀な産業医であれば問題ないが、もしそうでなければ目的達成が果たせずコストがかかるだけだ。そのため、「優秀な産業医」の選任には、産業医仲介サービスを活用していただきたい。参考までに冒頭で紹介したコミュニケーションの重要性以外に、弊社が企業へ紹介する産業医を、弊社自身がどう選んでいるのかを紹介しよう。

●従業員の安全と健康を確保し、生産性の向上を図ろうとする「産業保健」の考え方を持っているか

「産業保健」を通じて、企業に貢献したいと考えている、もしくは、その素養があるかどうかは重要なポイントである。産業医に求められるものは年々変わってきている。メンタルヘルスへの対応のみではなく、その予防等もだ。例として労働衛生コンサルタント資格保有の有無も1つの目安だ。

●産業医のスキルアップの意識

産業医自身がスキルアップに積極的であるかどうかも見極めるポイントのひとつだ。
弊社の場合、産業医向けに標準化したプログラムの提供や、最低限、頭に叩き込んで欲しい現実的な知識、有償無償を組み合わせた研修会やコンテンツを提供している。

企業の生産性向上に貢献する産業保健体制を

安定的な産業保健体制と運用について、弊社はベストな価格を提示しており、決して、業界最安水準ではない。「安さ」の現実的なリスクは、“先生も人なり”ということになるからだ。
一時的には安価な価格で引き受ける先生もいるであろう。しかし、「安く使われている」と分かると、早々に辞める。非合理的な価格は早晩、解消されるのだ。金融業界の知識を少しでもかじったことのある人なら、分かるはずだ。裁定取引は常にゼロになる。したがって、紹介先の企業には産業医へ相応の報酬を支払っていただく。
「企業が得られる効用」が「支払った金額以上」となるよう、我々Avenirはこれからも定期的な改善を続けていき、企業の生産性向上に寄与する産業保健体制を提供していきたいと考えている。

※情報はすべて2019年5月時点

サービス情報「 Avenir産業医 」

10万人の医師データベースの中から企業に最も合った産業医をアサインし、「休職予防」に特化したメンタルマネジメントを提供する人事・労務サービス。全国の顧問産業医や各領域の専門家と連携し、各地域の企業がそれぞれ抱える問題に的確に対応できる産業医派遣が可能。
詳細はこちら→https://www.avenir-executive.co.jp/sangyoui/

【企画・制作:@人事編集部広告制作部】

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