人事必見!現役大学生による就活日記
学生は意外と見抜いている? インターンに求めるのは「会社の素の姿」
2015.09.02
現役大学生による就活日記。第8回は、青山学院大学4年生のむしむしさんの記事です。今回はサマーインターンについて思ったことを書いてくれました。
はじめまして。青山学院大学4年生のむしむし(ペンネーム)です。今回から就職活動をしている上で、私自身が感じたことを執筆させていただくことになりました。
今日書かせていただくのは、「サマーインターン」について。ここでお伝えしたいポイントは、大きく分けて以下の2つです。
- 学生は思ったより単純であって、単純でない
- 会社の素の部分を見せて欲しい
以下で、それぞれについて見ていくことにします。
【参考】「就活日記」シリーズ一覧はこちら
学生は思ったより単純であって、単純でない
ベンチャー企業を志している学生は大部分がサマーインターンを受けていると思います。
企業側からしても、就活の後ろ倒しの影響もあってか、サマーインターンを実施することが当たり前になりつつあり、またサマーインターンの成功が採用活動の成功に直結するといっても過言ではないと言える状況であると思います。
そのような中で自分がいつも思うことは、学生のメンターに経営陣・幹部陣をつけて、報酬を出して新規事業を立案してもらうだけでいいだろう、と思っている会社も中にはありそうだなということです。
よくあるインターンを表面的な形だけ作っても仕方がありません。インターンの中で見える「企業の持つ文化」であったり、「社員の方々のインターンに賭ける想い」であったりしたものが伝わらなければ、企業の方々が欲しがるような「優秀層」の学生が企業に対して好感を抱くことはないということです。
学生は意外と単純なので、焼肉をおごってもらえればイベントには行きますし、美人事がいれば男子学生は集まりますし、報酬があればインターンにも参加するんですよね。
目の前に確実に自分にメリットのあることが提示されていれば、学生は確かに飛びつくんです。
ただ、インターンを実施する目的を考えると、基本的には早い段階で優秀層の学生に接触し、囲い込みをはじめ、最終的には「採用に繋げたい」ということだと思うのです。わかりやすいメリットを餌にして釣る、といったやり方では、学生は集まりますが、目的は達成されないのではないかと思います。
会社の素の部分を見せて欲しい
では学生は企業の何を見て、企業に対して好感を持つのか。
それは、企業の大切にしている文化であったり、その企業文化を形成し、体現する社員の方々であったりします(いわゆる「会社の素の部分」)。
なので、そこを学生に見えやすくしてもらえると、学生は企業の良し悪しを判断しやすくなるかなと思います。
インターンのコンテンツや、説明会での企業紹介などもそういった部分を意識してもらうと、学生としても本当に企業のことを知ることができたと感じられるに違いありません。
この記事が少しでも採用活動の役に立てば幸いです。
執筆者紹介
ペンネーム:むしむし 青山学院大学の4年生。長期インターンシップを数社経験した後、個人事業主として、採用のコンサルティング事業を行っている。興味のある業界は、ITベンチャー全般。趣味はウイニングイレブンを始めとするゲーム全般。 (※プロフィールは執筆時のものです)
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