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プレミアムフライデー推進協議会事務局調査


「プレミアムフライデー」9割の認知度、5割の賛成。早期退社は進むのか?

2017.06.29

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2017年2月24日(金)からスタートした「月末の金曜日は、早めに仕事を終えて豊か・幸せに過ごす」という新しい取り組み「プレミアムフライデー」。スタートから6月30日で5回目の開催を迎えるが、認知度や実際の当日の過ごし方の傾向が少しずつ明らかになってきている。プレミアムフライデー推進協議会事務局が6月26日に発表したアンケート調査では、認知率が9割に迫ったものの、まだ過半数以上の人が特別な過ごし方をできていないことなどがわかった。以下、調査結果を詳しくみていく。

目次
  1. 「プレミアムフライデー」の認知率は約9割
  2. 「プレミアムフライデー」賛成は約5割
  3. 「普段の週末にできない過ごし方できた」約4割
  4. 「プレミアムフライデー」参加意向が最も高いのは20代女性
  5. 「働き方改革」として「プレミアムフライデー」導入の企業も

「プレミアムフライデー」の認知率は約9割

「あなたは『プレミアムフライデー』をご存知でしたか?」という質問に対する回答は、それぞれ「内容もよく知っていた(27.1%)」、「内容はある程度知っていた(46.8%)」「名称は知っていた(15.3%)」「名称を聞いたような気がする(3.4%)」「どのようなものか全く知らない/今回はじめて聞いた(7.4%)」となり、約9割(89.2%)が何らかの形で「プレミアムフライデー」を知っていることが分かった。

あなたは、「プレミアムフライデー」をご存知でしたか?(SA)

「プレミアムフライデー」賛成は約5割

「あなたは『プレミアムフライデー』についてどのように思いますか?」という質問については「賛成する」という回答が14.9%、「ある程度賛成する」という回答が31.6%、「あまり賛成しない」という回答が25.9%、「賛成しない」 という回答が27.6%という結果だった。

あなたは、「プレミアムフライデー」についてどのように思いますか?(SA)

賛成に近い意見は合計すると46.5%、反対に近い意見は合計で53.5%となり、取り組みについての賛否ははっきりと分かれており、やや反対が上回ることが分かった。内訳をみていくと、賛成については「ある程度賛成」というライトな支持層が31.6%と多く、反対については「賛成しない」と明確に反対する層が27.6%と多いことが分かる。

「普段の週末にできない過ごし方できた」約4割

「あなたは、これまでの『プレミアムフライデー』の日に、いつもより早く帰った(退社した)かどうかに関わらず、普段の金曜も含めた週末にはできない過ごし方ができましたか?」という質問への回答は「過ごすことができた(7.6%)」、「過ごすことがある程度できた(11.4%)」、「過ごすことが少しはできた(16.5%)」「過ごすことができなかった(64.5%)」という結果に。約4割の人が「プレミアムフライデー」に普段はできない豊かな体験をしていることがうかがえる一方、過半数を超える人たちが「過ごすことができなかった」と回答していることも見逃せない。

あなたは、これまでの「プレミアムフライデー」の日に、いつもより早く帰った(退社した)かどうかに関わらず、普段の金曜も含めた週末にはできない過ごし方ができましたか?(SA)

「プレミアムフライデー」参加意向が最も高いのは20代女性

「あなたは今後、『プレミアムフライデー』の日に、いつもより早く帰れる(退社できる)かどうかに関わらず、ちょっと豊かな時間を過ごしたいと思いますか?」という質問には、20代~50代の男女過半数が「過ごしたい」と回答しており、特に20代の女性(72.2%)が「プレミアムフライデー」に前向きな姿勢を示した。

あなたは今後、『プレミアムフライデー』の日に、いつもより早く帰れる(退社できる)かどうかに関わらず、ちょっと豊かな時間を過ごしたいと思いますか?(SA)

「働き方改革」として「プレミアムフライデー」導入の企業も

既に導入されている「働き方改革」に関わる取り組みについての設問では、最も実施されている取り組みは「ノー残業デー」で78.3%、2位が「フレックスタイム勤務制度」で29.5%、3位が「プレミアムフライデー」で21.2%という結果となった。

あなたの会社で導入されているものをお知らせください。(MA)

また、導入して欲しい取り組みでも「プレミアムフライデー」は23.7%の人気を集めており、「プレミアムフライデー」が「働き方改革」の取り組みの一つとして、一定の期待を寄せられていることがうかがえる。

あなたの会社に導入してほしいもの・続けてほしいものをお知らせください。(MA)

一方で、今回の調査では「早期退社取り組み」に関する質問はなく、設問に「いつもより早く帰れるかどうかに関わらず」という文面が追加されていることから、一部からは「いつのまにか『早く帰れなくても良い』という取り組みになってはいないか」と懸念の声が上がっている。

参考:第1回から第4回「プレミアムフライデー」意識調査~早帰りに関わらず“普段の週末にはできない過ごし方”が出来た人が約4割~(プレミアムフライデー推進協議会事務局、2017年6月27日)

 

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