国内人事ニュース
IT・ゲーム業界でも週休3日実現へ 株式会社シグナルトークが「CreatorDay制度」を導入
2017.06.07

オンラインゲームの開発・運営などで知られる株式会社シグナルトークが、6月5日(月)から「CreatorDay制度」を導入することが発表された。同社は制度の導入により、1日の労働時間や給与を変えずに週休3日を実現する。
元来の週休3日制では、1日の労働時間が増え給与は減る傾向
これまで週休3日制は、1日の所定労働時間を10時間に延長することで休日を増やすという考え方を基本としてきた。給与は日割計算となり、月額としては制度導入前より目減りしてしまうことがほとんどだ。シグナルトークでは、他の曜日の業務時間を変えることなく、新たに「第3の休日」を奨励するという形で週休3日を可能にしている。
「CreatorDay制度」の導入で、月曜日が第3の休日に
株式会社シグナルトークが独自に導入した週休3日制「CreatorDay制度」において、第3の休日はどのように扱われるのか。概要は次のとおり。
・第1月曜日 :年次有給休暇の取得を奨励。
・第2以降の月曜日:「CreatorDay休暇」の取得が可能。
自分なりの週休3日制 休日には副業も認める
株式会社シグナルトークの主要な事業でもあるゲーム業界は、休日出勤を含め長時間労働のイメージが強い。同社は「CreatorDay制度」が、スタッフたちのワークライフバランスの実現・子育てや介護の時間確保・自分磨きなどに大いに寄与すると考え、導入を決めたという。「CreatorDay制度」で得られた休日では、副業も許可しているのがユニークだ。
「CreatorDay制度」導入前後の労働時間と売上
147.3時間。全国平均161.1時間を大きく下回ったこの数値は、2016年、株式会社シグナルトークが「CreatorDay制度」を導入する前の月平均労働時間だ。
同社は、CreatorDay制度導入以前にも、社員がライフスタイルに合わせて働き方を選択できる「FreeWorking制度」導入しており、この年の売上は過去最高を記録し、2017年6月からの同制度導入後においても、月間労働時間の目標を128時間としながら、過去最高売上を達成する見込みだという。
週休3日の実現で、業務の効率化が加速
株式会社シグナルトークは、これまでも「短い時間で、高いアウトプット」を掲げ、業務の効率化を推進してきたが、今後さらに、フローの見直しや自動化、スタッフのスキルアップなどにより業務の能率化を図る「倍速」や、同じ時間で、より価値の高いアウトプットを出す「倍価値」に力を入れる方針だ。
佐川急便とヤマト運輸が相次いで導入を発表し、大きな話題となった「週休3日制」。多様な働き方を認める動きが他の業界にも拡大していくかどうか、今後の動きが注目される。
関連記事:「成功事例に学ぶ『脱残業のススメ』CASE01 ~シグナルトーク~」(働き方改革特集)
労働時間は減り、給与はそのまま。週休3日を実現するCreatorDayを開始(PRTIMES、2017年6月5日)
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