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人事機能の「自動化」はどこまで進んでいるか―米求人サイト調査

2017.03.06

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米求人サイト「キャリアビルダー(CareerBuilder)」が先ごろ実施した調査によると、今後10年間で人材獲得・管理機能の一部が「完全に自動化される」と考える人事担当者は7割以上に上ることがわかった。(以下、抄訳)

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この調査はキャリアビルダーが昨年末、アメリカ国内の民間企業(従業員数250名以上)の人事担当者・リクルーター719人を対象に実施したもの。

人事機能へ自動化テクノロジーを導入するペースは、企業によってまちまちだった。多くの企業が時間を浪費する労働集約型の人材獲得・管理タスクを自動化する一方で、大半の作業はいまだに手動で行われていることがわかった。たとえば、リクルーティングや、オンボーディング(※研修を含む新規採用者の一連の入社手続き)、社員管理タスクをまだ自動化していないと答えた企業は、それぞれ33%、44%、60%に上る。

キャリアビルダーのローズマリー・ヘフナー最高人事責任者は、「会社の規模が拡大して社員が増えるにつれて、あるポイントを超えると人間の手のみで管理作業を効率的かつ正確に行うことは不可能となる」とコメント。

「この段階ではオートメーションの導入が不可欠だ。そうすれば人事部は単調な管理作業から解放されて、より戦略的なタスクや従業員・求職者との関係構築に重点を置くことができる」

人材獲得・管理タスクの自動化が進展するつれて、人事担当者の役割は進化をとげて、事業戦略/ソーシャル/モチベーションなどの要素にフォーカスするようになる、とヘフナーは言う。「これらは人間が機械に優る分野だ」

どんな人事機能が自動化されているか?

調査によると、オートメーションが最も進展しているのは、社内連絡、給与管理などの分野。人材獲得・管理機能のうち最低1つでも自動化している答えた企業のうちで、その実践分野の割合は以下のとおりだった。

社内連絡(チャットサービス):57%
福利厚生管理:53%
給与管理:47%
経歴調査/薬物検査:47%
求人応募者の記録管理:37%
求人応募者のプロフィールの一元化:31%
面接のスケジュール管理:30%
リクルーティング用の検索データベース:29%
人事考課:29%
社員教育・開発:28%
入社初日オリエンテーション:26%
レファラル採用(社員紹介)プロセス:20%

オートメーションの利点

人材獲得・管理タスクの自動化にはどんなメリットがあったか、との質問には、次の回答があった。

時間の節約/作業の効率化:93%
採用候補者体験の向上:71%
ミスの削減:69%
コスト・リソース削減:67%
従業員体験の向上:60%
従業員満足度の向上:40%
従業員定着率の向上:28%

オートメーションの欠如による組織へのマイナス影響は?

作業の長時間化、高コスト化、人事部へのストレスなどが、オートメーションの欠如がもららすマイナス影響として挙げられている。

手作業による時間の浪費:61%
人事部への高いストレス・負荷:50%
プロセスの長期化がもたらす採用候補者の逸失:46%
効率性の欠如による高コスト化:43%
ミスの多発:39%
採用候補者体験の低下:39%
経営陣や採用担当者との関係の緊張:33%
従業員体験の低下:29%

The Majority of Employers Say Some Roles in Talent Acquisition and Management Will Be Completely Automated Within 10 Years, According to New Research from CareerBuilder (February 21 2017)|CareerBuilder

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