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最新システムで効率的な人材活用を実現!―「今すぐ使えるHRテック活用術」勉強会レポート

2016.12.13

  • 労務・雇用
  • 経営・人事戦略
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トークノート株式会社、株式会社カオナビ、株式会社KUFUは、2016年11月28日にトークノート株式会社本社 (東京・六本木)にて「今すぐ使えるHRテック活用術」を開催した。 同イベントでは、IT化によって人事領域の最適化を図る「HRテック」を活用する先行企業の成果事例を「人事管理」「労務管理」「離職防止」の3つのテーマで紹介し、HRテック活用術の共有を行った。今回は、3つのHRテックサービスについてレポートする。

効率的な人材活用を可能にするHRテック

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最初に、株式会社KUFU代表取締役・宮田昇始氏が「HRの市場動向」について説明した。近年の採用市場と労働環境の変化、クラウド・AIの新技術開発、急成長プレーヤーの出現に伴って、米国ではHRテックが注目を集めている。しかし、国内のHRテック市場はまだまだこれから。今後の労働人口減少を踏まえると、企業は人材活用について見直す必要があり、当面は業務効率化が課題になる。 宮田氏は「現在国内でAIを活用しているのは大企業にとどまっているが、人材難に伴って中小企業の活用も増えていくのではないか」と予測した。

社内SNSで社員の変化を素早く察知!離職リスクを軽減

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続いて、トークノート株式会社代表取締役・小池温男氏が社内SNS『Talknote』活用事例について紹介した。社内SNS『Talknote』は社内コミュニケーションを円滑にするツールだ。すべての情報を集約できるようにしていて、2011年のリリース以来順調に利用企業数を増やし、2万4000社以上の導入実績を持つ。利用者からは「メール処理の時間が3分の1に減った」「社風がフラットになってきた」「無駄な会議が減った」などの声があがっている。

特に着目したいのが、世界唯一のサービスである「アクションリズム解析」だ。これは「行動変化の背景には気持ちの変化が起きている」という前提に基づき、社員の変化を素早くするシステムである。日々行われる『Talknote』でのコミュニケーション量やアクセス時間帯などの傾向を、アクションリズムとして観測。大きなリズムの崩れが一定期間継続すると、管理職や人事担当者に通知が届く。たとえば、投稿数が急に減ってしまったなら「仕事に対する積極性が低下しているのではないか」と推測できるだろう。
通知後は、個別にフォローやヒアリングを実施し、メンタルヘルス不調や退職意向などを確認してケアすることが重要だ。

2015年、従業員数50名以上の企業には「ストレスチェック」が義務化された。人数が多くなるほど人事担当者や経営者が抱える人数も増え、管理が難しくなる。そうした際に人工知能を活用すれば、社員の変化を早期に発見して効率的なフォローが可能になるだろう。また、新卒採用にも活用し、ログインしなくなった内定者をフォローして内定辞退を防ぐこともできる。 『Talknote』は社内SNSではあるが、組織を強くするツールでもあるのだ。

スムーズな人材管理で適材適所を実現

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そして、株式会社カオナビ代表取締役・柳橋仁機氏がクラウド人材管理ツール『カオナビ』を紹介。カオナビは人事から社長まで、あらゆる部下を持つマネジメント層がターゲット。顔写真が並ぶ画面で直感的に人材を把握し、人事部門に加えて現場のマネジメントでも活用できる。人材の評価・抜擢・配置がスピーディーになり、高度な人材開発が可能だ。

「新入社員の把握ができない」という課題を持つ採用活動が活発な企業には、名前と顔が把握できる一覧画面が好評だ。顔写真をクリックすると特性や経歴が確認でき、人事会議で画面共有しながら話し合う企業も多い。柳橋氏は技術者としての知見があるため、操作性にも工夫を凝らし、直感的に操作できるよう配慮している。

社員数の多い企業や、年間通して採用活動を行う企業からの信頼が厚いサービスだ。

人事の事務作業を極限まで削減

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株式会社KUFU代表取締役・宮田昇始氏はクラウド労務管理『SmartHR』を紹介。『SmartHR』 は社会保険・雇用保険の手続きを自動化するクラウド型ソフトウエアで、書類を自動作成・Web上での役所申請・人事情報一元管理が特徴だ。

宮田氏は、以前大きな事故により車いす生活になり、社会保険・雇用保険の制度を駆使して闘病期間の収入を確保した。この時、保険導入するための書類作成・役所提出に膨大な手間と時間がかかり、企業側が大きな負担を背負うことを知った。その経験から、制度導入を効率化する仕組み作りを志すようになったという。

『SmartHR』を活用すると人事の事務作業が効率化され、負担がかなり軽減される。パソコン・スマートフォンからの操作性も高く、書類の作成からオンライン申請まで一貫作業できるのも魅力だ。社労士に依頼すると約5週間かかる業務も、『SmartHR』 を活用すれば約1週間で完了。事務作業の効率化すれば、その分社員の管理・フォローに時間を充てられる。
『SmartHR』は1年間で2600社を超える導入実績を持ち、10名未満の企業から500人規模の企業まで、幅広く利用されている期待のサービスである。

労働人口の減少に対応するには、効率的な人材活用が欠かせない。個々の働き方が多様化し過渡期を迎えた今こそ、最新のHRテックを活用し、企業と社員の両方にとって幸福な働き方を追求するべきではないだろうか。

執筆者紹介

萩原かおり(はぎわら・かおり) フリーランスのライター・編集者。美容と心理が専門で、婚活パーティーの取材人数は200人を超える。三度の飯と執筆が同じくらい好き。求人・化粧品・社史制作を経て独立。現在は執筆業を中心に、取材記事から広告・LP・メルマガ作成まで幅広く活動中。休日はエステとジムに通い詰める美容オタク。 https://note.mu/hagitaro1010

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