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政府が富士通やメルカリなど「ジョブ型人事」制度を導入した民間企業20社の事例集を公表

2024.09.09

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政府は8月28日、民間企業20社の「ジョブ型人事」制度導入事例集を公表した。ジョブ型人事制度は、役職ではなく職務内容に基づいて従業員を評価し、適材適所の人材配置を実現する仕組み。事例集には、富士通やメルカリなど、この制度を導入する際の課題や成功事例、効果的な運用方法などが具体的に紹介されており、人材育成や組織力強化に役立つ情報が含まれている。

▼ジョブ型人事制度事例集(PDF)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/jobgatajinji.pdf

以下、公表した目的と影響について、企業の人事担当者や関係者の視点からまとめた。

公表の目的

政府がこの事例集を公表した主な目的は以下の通り

  1. ジョブ型人事制度の普及促進
  2. 企業の人事改革の後押し
  3. 労働市場の流動性向上

政府は、ジョブ型人事制度の導入が日本企業の競争力強化や労働市場の活性化につながると考えており、先進的な取り組みを行っている企業の事例を共有することで、他の企業への波及効果を期待しています。

人事担当者への影響

1. 制度設計のヒント

先進企業の具体的な取り組みを知ることで、自社でのジョブ型人事制度の導入や改善に向けたアイデアを得られる。特に、制度設計や運用上の課題とその解決策について、実践的な情報を得られることが期待される。

2. 経営層との対話促進

事例集を参考に、ジョブ型人事制度導入の利点や課題を整理し、自社の経営層に対して具体的な提案をしやすくなる。これにより、人事戦略に関する建設的な議論が促進される可能性がある。

3. 組織開発の新たな視点

ジョブ型人事制度の導入は、単なる人事制度の変更にとどまらず、組織全体の在り方を見直す機会となる。人事担当者は、この事例集を通じて組織開発の新たな視点を得られる可能性がある。

政府による「ジョブ型人事」制度の事例集公表は、日本の労働市場と企業の人事制度に大きな変革をもたらす可能性を秘めており、人事担当者は、この機会を活用して自社の人事戦略を見直し、より競争力のある組織づくりに貢献することが期待される。同時に、従業員のキャリア形成や働き方にも大きな影響を与える可能性があるため、慎重かつ戦略的な対応が求められるだろう。

参考:

富士通の紹介ページ(抜粋)

事例:富士通株式会社|内閣官房「ジョブ型人事指針」

事例:富士通株式会社|内閣官房「ジョブ型人事指針」

参考:メルカリの紹介ページ(抜粋)

事例:株式会社メルカリ|内閣官房「ジョブ型人事指針」事例:株式会社メルカリ|内閣官房「ジョブ型人事指針」

出所:ジョブ型人事制度事例集(PDF)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/pdf/jobgatajinji.pdf

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