三谷産業株式会社
キャリア採用者を対象に前職の就業年数を考慮した年次有給休暇付与ルールをスタート
2024.08.30
三谷産業(金沢市)は、キャリア採用者を対象に前職の就業年数を考慮した年次有給休暇付与ルールを7月1日にスタートさせた。
キャリア採用者は入社時に従来の算定ルールでの休暇付与か、前職までの就業年数(正規雇用に限る)を逆算した年次有給休暇を追加で付与するかを選べる。「新たに当社の一員となった社員に英気を養うための余暇を保証し、当社がより安心して働ける会社となることを目的としています。また、離職率の低下や採用活動における優位性確保といった副次的効果も期待しています」(同社)。以下、リリースより。
関連記事:有給取得率が30%以上アップ 他社事例から考える「有給取得義務化」対策とは
年次有給休暇付与に関する新ルール概要
新ルール制定日 |
2024年4月1日 |
新ルール適用日 |
2024年7月1日 |
対象者 |
三谷産業に入社するキャリア採用者 |
内容 |
キャリア採用者本人が、以下①②のいずれかを選択できる。 |
条件 |
・複数の企業での就業経験がある場合には、 通算年数のカウントに含める。 資格取得のための学習や留学の期間は算定対象外とする。 入社2年目以降の付与日数において、過去の就業年数を通算する。 |
過年度入社者への対応 |
過去7年まで遡り適用することとし、追加付与を希望した社員に対して今年度の年次有給休暇に付与済み。 (入社8年目の社員はすでに上限の20日が付与されているため、追加付与の対象外とする。) |
当ルールを新設した背景
三谷産業は、当社グループの考える“良い会社”であり続けるため、独自の「非財務的経営目標 (Company Well-being Index)※1」を掲げています。その中で、社員の心身の健康を守る職場環境であるかを把握するために「年10日以上(法令で定める取得義務日数の2倍以上の日数)の有給休暇取得者率」という指標を設定し、目標を定めています。
この新たなルールが社員の有給休暇取得を促進し、結果としてワークライフバランスの向上や生産性の向上、そして社員満足度の向上に資すると判断し、今般の導入を決定しました。
※1 詳しくはこちら:https://www.mitani.co.jp/company/cwi
その他の働きやすさ向上につながる主な制度
当社では、すべての社員の働きやすい環境実現を目指し、年次有給休暇付与に関するルールの他にもさまざまな制度を設けています。
週休3日制※2 |
1週間における総労働時間を変えずに、労働日数を5日から4日へ減少させることができる制度 |
リモートワーク |
社員の自宅、社員の自宅に準じる場所において勤務できる制度 |
時差勤務 |
通常の始業終業時間の前後2時間30分の間で、30分間隔での時差出勤をすることができる制度 |
フレックス |
1日の中でコアタイム(11:00~14:30)を除く時間帯で自由に働く時間を選択できる制度 |
スパーフレックス |
1日の中で自由に働く時間帯を選択できる制度 |
短時間勤務※3 |
付与された有給の利用期限が切れた場合、自動で40日間まで積立し病気の治療の際に利用できる制度 |
積立有給 |
ボランティア活動への参加を理由に、有給の休みを取得できる制度 |
出産・育児休暇 |
国の定める制度に加えて、4日の休暇を付与する制度 |
※2 対象は育児・介護・病気治療中・満60歳以上の社員
※3 対象は育児・介護・病気治療中の社員
参考:当社の「働きやすい環境を整備することよる効果波及のステップ」の考え方
社員の能力が適切に発揮される環境の整備を今後も継続し、社員一人ひとりの活躍を推進していくことで、より良い商品・サービスを提供しステークホルダーのみなさまへの更なる貢献を目指してまいります。
三谷産業グループについて
石川県金沢市で創業して96年、ベトナムで創業して30年の複合商社です。北陸、首都圏、ベトナムを拠点に、化学品/情報システム/樹脂・エレクトロニクス/空調設備工事/住宅設備機器/エネルギーの6セグメントで事業を展開しています。商社でありながら、時にメーカーとして、また時にコンサルタントとして、お客さまにとっての最適を追求するとともに、「創業90年を越えるベンチャー企業」として更なる進化へと挑戦しています。
2024年3月期:連結売上高 95,857百万円/連結従業員数 3,569名https://www.mitani.co.jp/
【プレスリリース「キャリア採用者を対象に、前職の就業年数を考慮した年次有給休暇付与ルールを新設」(PR TIMES)より|2024年8月20日・株式会社島津製作所】
編集部おすすめ記事
■【労働基準法上の休日のルール】最低限の付与日数や罰則は?
勤怠管理は人事労務担当者が行う基本的な業務の1つ。人事労務の初心者は特に、労働時間や休日・休暇勤務に関する法的ルールを理解しておくことが大切です。
そこで今回は、休日と休暇の違い、労働基準法に基づく最低限の付与日数、休日勤務のルールと賃金など、休日に関する基礎知識を紹介します。
【おすすめポイント】
・法定休日と所定休日の違い
・最低でも1週1休、4週4休以上の休みが必要
・年間休日数は何日にすべき?
【@人事編集部(株式会社イーディアス)】
@人事では『人事がラクに成果を出せるお役立ち資料』を揃えています。
@人事では、会員限定のお役立ち資料を無料で公開しています。
特に人事の皆さんに好評な人気資料は下記の通りです。
下記のボタンをクリックすると、人事がラクに成果を出すための資料が無料で手に入ります。
今、人事の皆さんに
支持されているお役立ち資料
@人事は、「業務を改善・効率化する法人向けサービス紹介」を通じて日本の人事を応援しています。採用、勤怠管理、研修、社員教育、法務、経理、物品経理 etc…
人事のお仕事で何かお困りごとがあれば、ぜひ私達に応援させてください。
「何か業務改善サービスを導入したいけど、今どんなサービスがあるのだろう?」
「自分たちに一番合っているサービスを探したいけど、どうしたらいいんだろう?」
そんな方は、下記のボタンを
クリックしてみてください。
サービスの利用は無料です。
関連記事
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
キリンホールディングス株式会社
「生理休暇」が「エフ休暇」へ。女性の働きやすさを重視した新制度を発表
~名称を「エフ休暇」に変更し、制度の適用範囲を拡大。また積立休暇の取得事由に追加し、より利用しやすく~キリンホールディングス(東京・中野)は、キリングループ多様性推進プラン(“KI...
2023.11.06
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
マーケティングアソシエーション株式会社
社員のライフイベントや趣味を大切に。新卒社員の声から生まれた福利厚生制度「有給休暇前借制度」の利用率が9割達成
マーケティングアソシエーション(東京・台東)は10月10日、4月入社の23卒社員、中途社員の福利厚生制度「有給休暇前借制度」の利用率が9割に達したことを発表した。この制度は、入社し...
2023.10.12
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
名古屋鉄道株式会社
グループ内での公募による副業・異動を促進へ「キャリアチャレンジ制度」を新設
名古屋鉄道は11月13日、グループ内での公募による副業・異動を実現できる「キャリアチャレンジ制度」を新設したと発表した。従業員の自律的なキャリア形成による成長の促進や、適材適所の人...
2024.11.14
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
株式会社岡三証券グループ
初任給30万円への引き上げ、雇用上限年齢の撤廃、社内FA制度など人材確保へ向け人事制度を刷新
岡三証券グループおよび中核子会社の岡三証券は10月30日、働き方に対する価値観が多様化するなど人材市場が大きく変容していることを受けて、新たな人事制度を2025年4月に導入すると発...
2024.11.01
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
株式会社日立コンサルティング
「配偶者」に関わる記載項目を変更。性的マイノリティに配慮した人事規則へ改定
日立コンサルティング(東京・千代田)は10月29日、多様な人材の活躍支援を目的に、規則に記載されている「配偶者」に関わる記載項目を「配偶者または同性パートナー」とすることなどダイバ...
2024.11.01
あわせて読みたい
あわせて読みたい
人気の記事
国内・海外ヘッドライン
THE SELECTION
-
PRTHE SELECTION企画
「置き型健康社食」がもたらす可能性とは
健康経営、採用強化、コミュニケーション活性化にも。 手軽に導入できる「食」の福利厚生
-
PRTHE SELECTION企画
街なかの証明写真機「Ki-Re-i(キレイ)」で、もっと社員の顔写真管理をラクに
社員証の写真、「最適化」できていますか? チーム力を強化する顔写真データ活用法とは
-
THE SELECTION特集
【特集】ChatGPT等の生成AIが一般化する社会で必須の人材戦略・人的資本経営の方法論
-
THE SELECTION企画
レポートまとめ
@人事主催セミナー「人事の学び舎」 人事・総務担当者が“今求める”ノウハウやナレッジを提供
-
THE SELECTION特集
特集「人手不足業界の逆襲」~外食産業編~
「見える化」と「属人化」の組み合わせが鍵。 丸亀製麺が外食業界を変える日
-
THE SELECTION特集
人事のキーパーソン2人が@人事読者の「組織改革」の疑問に答えます(第2弾)
数値化できない部署を無理に人事評価する方が問題。曽和利光×北野唯我対談
-
THE SELECTION会員限定特集
働きやすい職場づくり~サイバーエージェント編
「妊活支援」や 「働くママ・パパ支援」を、 一部の社員のものにしないためには?