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富士通がジョブ型雇用を推進。2026年度の新卒採用から一律初任給を廃止し、ジョブや職責に応じた処遇に

2024.06.25

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富士通(東京・港)は6月21日、2026年度(2026年4月入社)の新卒採用から「ジョブ型人材マネジメント」の考え方を拡大し、新たな採用形態へのシフトおよび有償インターンシップの拡充を行うと発表した。

一部の採用を除き修士卒や学部卒など学歴に基づく一律の初任給を支給していたのを、2026年度の新卒採用より、ジョブや職責の高さに基づいて処遇する。高度な専門性などが必要なジョブを担うことができる人材には、入社時からそれに応じた処遇とすることで、より優秀で多様な人材の獲得をねらう。想定で現在20万円台後半の基本給が40万円を超えるケースが出てくる。
また、これまでの1~2週間程度のインターンシップに加え、1~6カ月にわたる長期インターンに拡充する。以下、リリースより。

関連記事:社員の成長と働きがいを重視した人事制度改定を実施。初任給、資格手当などを引き上げ

入社時から一人ひとりのジョブを起点とした処遇へ

当社は、2026年度(2026年4月入社)の新卒採用より、新卒入社者へ「ジョブ型人材マネジメント」の考え方を拡大し、新たな採用形態へのシフトおよび有償インターンシップの拡充を行います。

当社の国内グループですでに制度を導入している幹部社員および一般社員に加え、新卒入社者にもその考え方を適用することで、事業と連動した人材ポートフォリオの実現に向けた全社員への「ジョブ型人材マネジメント」の適用やグローバルでの人材流動化を加速させていきます。

当社は、「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」という自社のパーパスを掲げています。その実現に向けては、当社が優先的に取り組むべきマテリアリティにおいて「地球環境問題の解決」「デジタル社会の発展」「人々のウェルビーイングの向上」の3つを必要不可欠な貢献分野として定めて方向性を明確にし、事業を通じて社会課題の解決に貢献する「Fujitsu Uvance」の提供を開始するなど、全ての企業活動において取り組みを進めています。
今後これらの取り組みを加速させるためには、先の見通しが難しい時代においても、社会の変化に柔軟に対応しながら、当社のパーパス実現に向けて必要な役割を自律的に遂行できる人材が不可欠です。

そこで、新卒採用において中心となっていた一斉入社・一斉教育の採用形態から、これまで一部の採用コースで適用していた、入社後に一人ひとりが担うジョブや職責、Job Description(注)をベースとした「ジョブ型人材マネジメント」に基づく採用形態へ本格的にシフトしていきます。これまでは、修士卒や学部卒など学歴に基づく一律の初任給で処遇していましたが、2026年度の新卒採用より、ジョブや職責の高さに基づいて処遇します。高度な専門性などが必要なジョブを担うことができる人材には、入社時からそれに応じた処遇とすることで、より優秀で多様な人材の獲得を推進していきます。

このような採用形態へシフトするために、従来の1週間から2週間程度の業務体験を通じて学びや成長を後押しするインターンシップを継続しながら、より実践を重視した有償インターンシップを拡充します。具体的には、当社への共感を醸成するとともに入社後の自身の活躍をイメージできるよう、大学での研究や学外での活動を通じてより明確なキャリア志向を持ち、専門スキルを磨いて豊富な経験を積んだ人材向けに、当社の各領域におけるスペシャリストとともに実ビジネスに挑戦できる1か月から6か月にわたる長期のインターンシップを実施します。有償インターンシップの拡充にあたっては、学業などとの両立や既卒者の参加を促進するため、個人の状況に応じてインターンシップへの参加時期や入社時期を柔軟に調整し、年間を通じて幅広い人材に挑戦の機会を提供していきます。

当社は、このような入社前からのキャリア形成支援や入社後のオンボーディング、スキル習得プロセスなどの成長支援を通じて一人ひとりが主体的な挑戦やスキルアップを図り、即戦力として活躍できるような採用活動を実施していきます。

注 Job Description:
ビジョン・戦略に基づく組織や職務デザインを実行するために、社員一人ひとりの職務内容について、期待する貢献や責任範囲を記載した職務記述書。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

関連リンク

【プレスリリース「新卒採用への『ジョブ型人材マネジメント』の拡大について」より|2024年6月21日・富士通株式会社】

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