「ChatGPTの活用に関する調査」株式会社i-plug
ChatGPT活用経験のある学生のうち4割以上が就職活動で使用。ES添削73.5%、ES作成47.1%、自己分析23.5%が上位に
2024.06.07
新卒ダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox(オファーボックス)」を運営するi-plug(大阪市)は6月4日、2025年卒業予定学生(以下、「25卒学生」)を対象に実施した、ChatGPTあるいはChatGPT等の生成系AIを搭載したサービス(以下、ChatGPT等)の活用に関する調査結果を発表した。
調査結果によると、「今までにChatGPT等を活用したことがある」と回答した25卒学生は60.5%で、そのうち、活用場面は「就職活動」が最多の45.8%だった。就職活動での活用シーンを聞いたところ、「エントリーシートの履歴書の添削」が最多の73.5%、次いで「エントリーシートや履歴書の作成」が47.1%、「自己分析」が23.5%だった。一方、採用選考(面接)において、ChatGPT等の活用を見極める対策を行う企業はわずか1.2%だったことが分かった。以下、リリースより。
関連記事:【2024年の人的資本開示で必須】生成AIの「働く場」へのインパクト~制度や体制・育成や人事制度、採用について
調査結果
Q1. 今までにChatGPT(あるいはChatGPT等の生成系AIを搭載したサービス)を活用したことはありますか?(学生対象/単一回答)
「今までにChatGPT等を活用したことがある」と回答した25卒学生は、60.5%でした。
Q2. (Q1. にて「はい」と回答した方のみ)ChatGPT(あるいはChatGPT等の生成系AIを搭載したサービス)をどのような場面で活用していますか?(学生対象/複数回答)
活用場面について伺ったところ「就職活動」が最多の45.8%。他にも、大学の授業や課題/研究で活用していることがわかりました。
Q3. (Q2. にて「就職活動」と回答した方のみ)就職活動のどの場面で活用したか教えてください。(学生対象/複数回答)
「エントリーシートの履歴書の添削」が最多の73.5%でした。次いで「エントリーシートや履歴書の作成」が47.1%。エントリーシートや履歴書で活用する学生が多いことがわかります。
Q4. エントリーシートや履歴書を作る際に、どの項目でChatGPT(あるいはChatGPT等の生成系AIを搭載したサービス)を活用したか、教えてください。(学生対象/複数回答)
エントリーシートや履歴書の作成に活用している学生に、どの項目でChatGPT等を活用しているか伺うと、「志望動機」が最多の81.3%でした。次いで「自己PR」が73.8%。
Q5. 今後(も)ChatGPT(あるいはChatGPT等の生成系AIを搭載したサービス)を活用したいと思いますか?(学生対象/単一回答)
今後の 「ChatGPT等を活用したいか」の設問について、63.2%の学生が「活用したい」または「とても活用したい」と回答しました。「活用したくない」「あまり活用したくない」を選択した学生はわずか11.8%。多くの学生が今後も活用していくことがわかりました。
採用選考(面接)において、ChatGPT等の活用を見極める対策を行う企業はわずか1.2%。
Q6.採用選考(面接)において、エントリーシートや履歴書の提出を学生に求めていますか。(企業対象/単一回答)
採用選考(面接)において、エントリーシートや履歴書の提出を学生に求めている企業は93.2%でした。
Q7.エントリーシートや履歴書の内容について、ChatGPT(あるいはChatGPT等の生成系AIを搭載したサービス)を活用しているかを見極めるといった対策を行っていますか。(企業対象/単一回答)
エントリーシートや履歴書の提出を学生に求めている企業に「ChatGPT等を活用しているかを見極めるといった対策を行っているか」伺ったところ、「はい」はわずか1.2%。Q2.の結果の通り、ChatGPT等を就職活動で活用する学生は増えていますが、対策を行っている企業は少ないことがわかりました。
また、学生のChatGPT等の活用を見極めている方法として、「面接で逆質問を行う」「事前にChatGPT等を活用し、使用学生の回答を作成、類似回答をピックアップする」などが挙げられました。企業と学生がマッチングする採用活動においては「ChatGPT等をどのように活用していくか」が、重要になると推察されます。
調査概要
【25年卒学生対象(2024年調査)】
・調査期間:2024年5月8日(水)〜2024年5月10日(金)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:OfferBoxに登録している2025年卒業予定の学生
・有効回答数:613件
【企業対象(2024年調査)】
・調査期間:2024年5月8日(水)〜2024年5月10日(金)
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:新卒採用を実施する企業
・有効回答数:266件
※構成比の数値は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は必ずしも 100%とならない場合がある。
OfferBoxの概要
OfferBoxは企業から学生にオファーを送るオファー型の新卒採用サービスです。企業は「会いたい学生」の情報を検索して効率的にアプローチができます。学生は、知らない企業や業界からのオファーにより自身の可能性を拡げることが可能です。
OfferBoxにおける2025年卒業予定学生は約193,000名以上が登録。企業側では累計17,710社以上が登録(※1)しています(2024年4月末時点)。
学生向けOfferBox公式サイト
https://offerbox.jp
企業向けOfferBox公式サイト
https://offerbox.jp/company
※1:登録企業数とはこれまで当社アカウントを開設した企業数であり、現時点で利用していない企業を含みます。
会社概要
株式会社i-plug
【代表取締役】中野智哉
【従業員数】297名(※単体/2024年3月31日現在)
【公式サイト】https://i-plug.co.jp
【所在地】大阪府大阪市淀川区西中島5-11-8 セントアネックスビル3階
【グループ会社】
・株式会社イー・ファルコン(https://www.e-falcon.co.jp)
主なサービス:適性検査「eF-1G」(https://www.e-falcon.co.jp/ef-1g)
・株式会社pacebox(https://pacebox.co.jp)
主なサービス:中途採用サービス「PaceBox」(https://pacebox.jp/recruitment/)
・株式会社マキシマイズ(https://maximise.jp)
主なサービス:「Tsunagaru就活」(https://tsunashu.com)
【プレスリリース「約6割の学生がChatGPTの活用経験あり。うち約7割がES添削に活用〜25卒学生と企業を対象としたChatGPTの活用に関する調査結果を発表〜」(PR TIMES)より|2024年6月4日・株式会社i-plug】
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