「置き型健康社食」がもたらす可能性とは
健康経営、採用強化、コミュニケーション活性化にも。 手軽に導入できる「食」の福利厚生
2023.12.28
コロナ禍によって多くの社員食堂が閉鎖になるなど、社食を取り巻く状況は大きく変化してきた。健康や美味しさを意識した「社食2.0」を経て、現在はコミュニケーションやイノベーション創出の場としての役割を期待されている「社食3.0」がメジャーだ。
2012年創業の株式会社KOMPEITO(東京・品川)は「世の中にシゲキをつくる」をミッションに、常に新しいアイデアや仕組みづくりを模索している。中でも「社食3.0」の広がりに貢献しているのが、置き型健康社食®(※)サービスの「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」である。サービスの概要や強み、今後の展望について、同社PR・ブランディンググループ PR担当の白井小百合さん(TOP写真)に聞いた。【2023年12月11日取材、文:黄理愛】
※置き型健康社食®:株式会社KOMPEITOの登録商標
生産者こだわりの野菜で働く人々を健康に
「OFFICE DE YASAI」は、新鮮なサラダやフルーツ、こだわりのお惣菜、軽食など、月80種類以上の豊富なラインナップの中から商品を選び、従業員が一品100円から利用できる「食」の福利厚生サービスです。無料で貸し出している冷蔵庫をオフィスに設置するだけで定期的に新鮮な商品が届きます。
現在、ベンチャーから大手企業、医療機関など全国累計8,000拠点以上に導入いただいており、ランチはもちろん、朝食、間食、残業中の夜食にと幅広く活用いただいております。ご利用方法は簡単。冷蔵庫からお好みの商品を選び、電子決済か料金箱でお支払いするだけです。
▼利用方法
オフィスにいながら手軽に健康的な食事ができるため、健康経営の一環として、また従業員満足度の向上、社内コミュニケーション活性化、採用強化の取り組みとして導入する企業が増えています。
弊社は、代表の渡邉が「一次産業の販路を広げたい」という思いで起業しました。ECサイトや八百屋でのビジネスを経たのち、全国の生産者とオフィスをつなぐ「OFFICE DE YASAI」のアイデアが生まれたと聞いています。
背景には人口減少の問題もあります。日本では2008年をピークとして徐々に人口が減少し続けているだけでなく、出生率も低下しています。
社会のさまざまな経済活動において人材は必要不可欠。人材競争も激しくなり、企業は将来的に健康に投資をし始めるでしょう。ならば、野菜を食べること=健康に直結する食習慣というニーズは確実に顕在化するはず――。生産者とのつながりを生かして流通経路を確立しつつ、今までにない売り方を模索したら面白いのではないのかという発想が、このビジネスをスタートしたきっかけでした。
一品100円から。「新鮮さ」「手軽さ」がウリ
サービス構築において最もこだわったのは、全国どこのオフィスでも手軽に新鮮な野菜が食べられることです。「食」の福利厚生サービスとして、利用しやすさだけでなく価格も含めた「手軽さ」を目指しました。そのため、商品の大多数は100円商品です。日常的に利用いただくため、飽きがこないよう、サラダなどは週替わりで具材やドレッシングの変更を行っています。
このような仕組みを実現するため、日本各地6カ所(北海道、千葉県、和歌山県、広島県、福岡県、沖縄県)に生産と流通の拠点を設けており、今後さらに2拠点を追加予定。中には弊社加工工場の隣に位置する農園もあり、収穫、加工、そして商品をピッキングする工程までひと連なりになっています。新鮮な野菜を、1分1秒でも早くお客様へお届けすることがこだわりです。
また、沖縄県で採れたフルーツを使ってスパウトタイプの蒟蒻ゼリーを作り、日本全国にお届けするなど、各地の名産品を活用することにも力を入れています。今後は地産地消の取り組みもさらに広げる予定で、地方の食文化に合ったオリジナル商品の開発にもチャレンジしていきたいですね。
1社に1名のカスタマーサクセス、継続率は98.4%
弊社のサービスの強みは、カスタマーサクセスが充実していること。ご契約いただくと1社に1名の担当者がつき、お客様に伴走しながら運用サポートにあたります。例えば、せっかくサービスを導入したのに従業員の皆さんが遠慮してしまい、利用率が伸び悩んでいるとのご相談を受けた場合、おすすめ商品をいくつかピックアップしてチラシを作成するなど、きめ細やかな対応を心がけています。
首都圏だけでなく地方の企業にも訪問し、オフィスを拝見しながらお悩みに応えたり、適切なプランや活用方法をご提案させていただくことも多いです。地方における導入はコロナ禍以降に増加しました。社員食堂の閉鎖や飲食店の閉店が重なり、食事環境が一気に不便になったことが要因の一つであると考えています。
サービス開始当初の2014年は首都圏での導入がほとんどで、地方の企業からは「敷居が高い」というイメージを持たれていましたが、実際はリーズナブルで使い勝手が良いことを実感していただけるようになりました。
こうした広がりも受けて、現在はカスタマーサクセスが弊社における最大規模のチームになっています。メール、電話、オンラインに加え、可能であれば対面でのサポートも積極的に行っています。カスタマーサクセスの質向上のため、エリアでの採用も強化しているところです。
過去に導入企業の従業員様を対象にしたアンケートで、「会社への満足度が上がった」と回答した方が90.8%、またサービスの継続率は98.4%と嬉しい結果が出ました。導入をおすすめするだけでなく、その先の運用、そして効果まで一緒に考えていくことを大切にしているサービスだからこその数字だと自負しています。
顧客の声を反映した豊富な商品ラインナップ
強みとしてはもう一つ、商品数の豊富さも挙げられるでしょう。管理栄養士監修のレシピをもとに開発したオリジナル商品が全体の約50%を占めており、いずれ70%まで増やすことを目標にしながら、3週間に1回のペースで商品企画開発、広報、営業、カスタマーサクセスの各チームから代表が参加し、商品に関するミーティングを開いています。
ときには個人的な趣味嗜好と捉えられそうな小さな意見でも全て共有し、より良い商品のアイデアに生かしているんです。
最近は全国的にスイーツ需要が高まっているため強化しようとか、仕事の合間や、ながら作業時に「即食」できる商品を作ろうといったように、お客様目線で考えることを常に意識していますね。
副次的なメリットがたくさん! 幅広い「オフィス」に浸透
サービス導入を検討中の企業が持っている課題感や期待としては、「社内コミュニケーションを活性化させたい」「物価高騰による従業員の負担を軽減したい」「『健康経営優良法人』認定申請の際の取り組みとして活用したい」「福利厚生を充実させて採用市場における差別化を図りたい」といったものが多い印象です。
関連記事:健康経営の推進に貢献。『OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)』を導入した企業259社が「健康経営優良法人2023」に認定
特に採用強化に効果的だったとの声はよく耳にします。「OFFICE DE YASAI」は、導入することで「企業として従業員の健康と生活を気遣っていますよ」というメッセージになりえます。実際に、冷蔵庫からハンバーグとサラダ、ご飯を買って300円で済んでしまう。企業側にも従業員側にもメリットがあると思います。
一方、OFFICE(オフィス)と聞くとどうしてもビルの中に入っている一般企業をイメージしてしまいますが、弊社はオフィスを「働く場所」と定義しています。例えば、制服着用必須の仕事…医療系、美容系、ホテル業界などでも少しずつ導入が進んでいます。
これも要因の一つはコロナ禍です。毎日たくさんの患者さんと接している医療関係者が制服のままランチの買い物や食事に出かけると接触感染のリスクが高まってしまいますよね。とはいえ自宅から準備していくのもなかなか大変。まとまった休憩時間が取れない場合もあります。そのような職場でも、「OFFICE DE YASAI」があると便利です。
導入いただいた企業からは、「コンビニまで車で10分かけて買いに行っていたため、浮いた時間で休憩できるようになった」「宿直や夜勤などの社員食堂の営業時間外も食事の環境を作ることができた」「野菜を摂る習慣が増えた」「従業員の健康意識が高まった」といった感想が寄せられています。
「食環境の充実のために導入したが、副次的にコミュニケーションが生まれた」との声も非常に多いです。健康的な食事を提供する以上の課題解決になっていることを実感しますね。
女性に喜ばれるサービスと思われがちなのですが、男性にも非常に喜ばれるサービスです。例えば、以前取材に訪れた企業で、50代くらいの男性の方がサラダを手にとっている姿を目にしました。サービス導入企業には4面ガラス張りの冷蔵庫を無料で貸し出しているのですが、「中に入っているものが一目で分かりやすい。普段はあまりサラダやフルーツは食べていないが、カラフルな商品が多く、ついつい手が伸びる」と仰っていて、嬉しかったです。
創業当初からSDGs。廃棄率を減らし、地産地消を促す
サービスを通して、世界的に関心が高まっているSDGsにも貢献しようと努めています。具体的には、フードロス削減を目的とした商品作りをJAあいち経済連様と共同で行っています。第1弾として、長さをそろえるために切り落とされたアスパラガスの端材を使用した「アスパラガスのポタージュスープ」、第2弾として、ブロッコリーの処分されてしまう茎部分の端材を使用した「ブロッコリーアイス」を開発しました。現在、第3弾も準備中です。
実はSDGsが日本で浸透する以前から、弊社では規格外の野菜やフルーツを廃棄せず、積極的に商品化してきました。どれも出荷基準の問題で市場には出回りませんが、味や品質は問題ありません。
また、商品の廃棄率を減らすために、「OFFICE DE YASAI」を導入いただいている企業には、ご希望がある場合に賞味期限や消費期限のアラートメールを配信したり、契約個数を再提案したりといった工夫をしています。また、自社に合った個数を把握していただくため、トライアル期間も設けています。お客様に寄り添ったサービスとして、安心してご利用いただけると思います。
TikTok活用で求職者へのアピールも
置き型の社食サービスは認知度が上がってきたとはいえ、全体で見るとまだまだPRの余地があるため、効果的な取り組みを模索しています。昨年から新たに取り組んでいるのは、TikTokです。就活生などの若い世代にも弊社サービスを知ってもらい、「自分が働くところでこんな福利厚生があったら良いな」と思ってもらうことを狙っています。そうすることで逆に企業担当者へ気付きを与えるという考え方ですね。BtoBとしてはまだ珍しいのですが、TikTokを活用したPRに励んでいます。
弊社は今後も「OFFICE DE YASAI」の導入数拡大を中心に据えつつ、そこから派生した次世代型の自動販売機「SALAD STAND(サラダスタンド)」や、どこでも福利厚生アプリ「うぇるもぐ」など、健康を軸とした刺激的な事業展開をしていきたいと考えています。
サービスを導入することで従業員の行動変容が生まれ、さまざまな副次的メリットも得られる。それを肌で感じていただきたいです。
※情報は取材時点
サービス紹介:初めての社食サービス導入も「OFFICE DE YASAI」で安心
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)
2014年からサービスを開始し、全国で約8,000拠点に導入されている(2023年12月現在)置き型健康社食®サービス。オフィスに冷蔵庫や冷凍庫を設置するだけで、健康と美味しさにこだわったサラダやフルーツ、お惣菜などが定期的に届く。値段は一品100円から。
オフィスにいながら手軽に健康的な食事ができるため、食の福利厚生、健康経営の一環、また社員満足度向上や社内コミュニケーション活性化、採用強化の取り組みとして導入する企業が増えている。5名程度の小規模オフィスから1,000名以上の大企業まで導入可能。
詳細および資料請求はこちら
https://at-jinji.jp/service/518/635
会社情報
株式会社 KOMPEITO(コンペイトウ)
本社:〒141-0031 東京都品川区西五反田2丁目28番5号 第2オークラビル5階
代表:代表取締役 渡邉瞬
設立:2012年9月
事業内容:
・社員の健康を支える福利厚生サービス「OFFICE DE YASAI」の企画・運営
・オフィスでのプロモーション・サンプリング「OFFICE DE MEDIA」の企画・運営
・サラダ自販機「SALAD STAND」の企画・運営
HP:https://kompeito.co.jp/
【企画・制作:@人事編集部広告制作部】
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