Thinkings株式会社
AIとのシナジーが生む新たな採用の在り方「採用3.0」とは? 「2025年卒採用トレンド予測」を発表
2023.12.07
~AI活用の採用事例や、採用担当者と就活生への調査結果などをもとに予測~
Thinkings(東京・中央)は11月29日、テクノロジーの進化による採用環境の変化や「sonar AI」の活用実態、採用担当者と就活生への「採用でのAI活用」に関するアンケート結果を基に、「2025年卒採用トレンド予測」を発表した。
採用環境が大きく変化する中、Thinkingsは2025年卒採用を象徴するキーワードとして「採用3.0」を提示。これは、AIを中心とするテクノロジーと人が“シナジー”を生み出し、採用活動の質を向上させる新たな採用の在り方を示す概念だ。
AIの活用が採用の質向上に寄与していることを示す調査結果も明らかになり、採用担当者の82.0%が「AIの活用で採用の質が高まった」と回答。同様に、学生側も86.5%が「AIでの判定」を活用することを許容しており、AI活用への理解が示唆されている。以下、リリースより。
関連記事:「新たなトレンドは『採用3.0』。AI活用が欠かせない時代に
2025年卒採用のキーワード「採用3.0」
AIの登場により、採用環境は「過渡期」を迎えています。2025年卒採用は、with AI採用に向かう新しい時代への大きな転換点となると予測し、「採用3.0」をトレンド予測キーワードに選びました。「採用3.0」とは、AIを中心とするテクノロジーと人が”シナジー”を生み、採用活動の質を高めてゆく、新しい採用の在り方を示す概念です。
テクノロジーの進化による採用環境の変遷
採用環境は、テクノロジーの進化により約10年刻みで変革が起きてきたことがわかります。
「採用1.0」デジタル化:アナログからデジタルへ
1990年代の採用活動は、就職媒体誌や新聞広告など”紙”が主流でした。その後インターネットが普及し、2000年頃を境にWEBメディアが席巻することで「採用1.0」時代が到来し、従来の”紙”から”WEB”へと採用環境が大きく変わりました。
「採用2.0」ハードウェアの進化:PCからスマホへ
2010年頃に”スマートフォン”が普及しはじめたことにより「採用2.0」へと移行します。SNSで個人の情報発信が手軽になり、スカウトサイトの登場にも繋がるなど、売り手市場もあいまって、企業から求める人材に直接アプローチする新しい採用活動のしくみが広がりました。
「採用3.0」ソフトウェアの進化:AIの台頭
「採用3.0」は、ソフトウェアの進化による新しい採用の在り方です。2020年以降、コロナ渦でビジネスシーンのオンライン化が進み、採用活動も対面からオンラインへとコミュニケーションの場が大きく変わりました。これにより、面接の様子までデジタル情報として取得できるようになったことで、採用活動の様々なデータ分析・活用の流れが進むこととなりました。そのような中で”AI元年”といわれる2023年を迎え、ChatGPTなど生成AIの台頭によって、企画の検討やテキスト作成などが手軽になり採用・就職活動でのAI活用の間口が広がりました。
2024年以降も、人手不足・売り手市場が続くことは明らかです。企業はこれまでよりさらに、採用担当者の限られたリソースをどこに割くべきか問われていくでしょう。私たちは、AIが人を代替し人の時間を生み出すだけでなく、人とAIの“シナジー”によって採用活動の変革が起こると予測します。
・82.0%の採用担当者が「AIの活用で採用の質が高まった」
・「採用でのAI活用」について知っている学生の86.5%が「AIでの判定」を活用することを許容
「採用でのAI活用」について知っている24卒就活生、および、既にAIを活用したことがある採用担当者という、「採用でのAI活用」に理解・経験のある”先駆者”的な方々を対象に実施した調査結果から現状を紐解きました。その結果、採用担当者の82.0%が「AIの活用で採用の質が高まった」と回答しました。また、学生側では採用プロセス全体を通して、AIの活用することを許容する回答が86.5%を占めました。
「採用でのAI活用」について、企業側がどのように進めていくべきかを検討する際に、まずはAIの精度が信頼できることが前提です。加えて、企業側のAI活用リテラシーを高めること、応募者である学生側の理解も必須となります。今回の調査結果は企業側、応募者側の双方において、「採用でのAI活用」を受け入れ始めている兆しがあることが分かりました。
「大きな転換期に立つ私たちに、今できること」Thinkings CHRO 佐藤邦彦
今回発表した採用トレンド予測では、「採用3.0」というキーワードで、AIにより過渡期を迎えている採用環境についてお伝えしながら、転換期を迎える私たちに今何ができるのか、既にAI活用を実践されている企業様の事例をお伝えしながらそのヒントを探りました。
”人手不足社会”を迎える中、「採用でのAIの活用」は今後段階的に進んでいくと予測され、「AIの精度」「企業側のリテラシー」「応募者側の理解度」という3者の成熟度がその進み方へ影響を与えると考えています。企業側は、「応募者側の理解度」と、進化する「AIの精度」に合わせて、AIと人の役割をすみわけながら活用を進める必要があるでしょう。
企業側の採用環境は多様化・複雑化を増す中で、”応募者に選ばれる企業”になるために、多くの企業が採用活動を変えはじめています。テクノロジーの進化と採用環境の変化は、今まさに私たちが実感できるほど加速度的に進んでいます。「採用3.0」を迎える今、「テクノロジー」と「人」がそれぞれの強みを活かしてシナジーを生み出せるように、自社の採用活動を改めて問い直すことの重要性は大きいのではないかと感じます。
調査概要
- 調査対象:採用活動でAIを活用したことがある採用担当者
2024年卒業予定で1社以上の内定を取得した就活生 - 調査人数:それぞれ200名
- 調査期間:2023年10月
- 調査方法:オンラインアンケート
- 調査主体:Thinkings株式会社
「採用管理システム sonar ATS」について(https://sonar-ats.jp/)
「sonar ATS」は、新卒、中途とわず、各応募経路からの候補者データの一元管理が可能な採用管理システムです。応募書類の管理や選考案内の連絡といった煩雑な作業を自動化し、採用業務を効率化します。2022年にサービス提供開始から10周年を迎え、導入実績は株式会社エヌ・ティ・ティ・データ、株式会社ジェーシービー、トヨタ自動車株式会社など、2023年10月現在1,700社を突破しました。2023年4月には、AIを活用して書類選考等の判定精度向上を支援する機能「sonar AI(ソナーエーアイ)」を公開しました。
- 資料請求・お問い合わせはこちらから https://sonar-ats.jp/
- sonar AI https://thinkings.co.jp/news/20230405_sonarai/
Thinkings株式会社について
変わりゆく時代の潮流を読み解く視点と、取り残された課題に寄り添う姿勢。何気ない”問い”を丁寧に見つけることから、私たちの挑戦が始まりました。Thinkingsは、テクノロジーとデザインの力で、組織づくりをサポートするHR Tech企業です。
会社名 : Thinkings株式会社
代表者 : 代表取締役社長 吉田 崇
設立 : 2020年1月
所在地 : 東京都中央区日本橋本町4-8-16 KDX新日本橋駅前ビル5階
URL : https://www.thinkings.co.jp
事業内容:新卒・中途採用向け採用管理システムを主軸とするHRTech事業、及び、HRサービスを総合的に購買・導入支援するマーケットプレイス事業
【プレスリリース「Thinkingsが「2025年卒採用トレンド予測」を初めて発表!転換期を迎えることを象徴する 「採用3.0」」(PR TIMES)より|2023年11月29日・Thinkings株式会社】
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