人事業務の効率化、戦略人事の推進を強力に支援する人事DXツール【LaKeel HR】

近年、組織の競争力向上や従業員エンゲージメント・満足度の向上、優秀な人材確保などの観点から、戦略人事が注目されている。戦略人事は組織が競争力を維持し、成長するための鍵である一方で、実現までのフローが分からず進められない、日々の人事業務に追われて主体的な活動にまで手が回らないといった担当者が多いのも実状だ。

株式会社ラキール（東京・港）が提供するSaaS型人事システム「LaKeel HR」は人材管理・データ分析・施策実行までを担い、戦略人事の実現をサポートしている。このサービスを始めた背景や特徴について、広報・マーケティング本部の堀口莉里花さん（下写真）にお話を伺った。【2023年8月1日取材：池田亮貴、文：早川みどり、編集：野本春乃】

人事業務機能を統合的に備え、あらゆる人事データを一元管理

「LaKeel HR」はSaaS型の統合型人事システムです。人事・給与や勤怠管理、入退者手続きなどの基本的な人材管理機能のほか、アンケート機能、面談記録の管理などのデータを常に収集し続けられます。収集したデータは一元管理され、従業員や組織ごとの分析を簡単に行うことが可能です。

また、画面の見やすさや操作性といったUI部分にこだわっており、人事部だけでなく現場の従業員を含めて誰もが直感的に使える点が魅力の一つです。

日々の人事業務効率化だけでなく、主体的な人材戦略を実現するために

「LaKeel HR」は、2021年にリリースしました。弊社が扱うLaKeelシリーズの中では、比較的新しい製品です。背景として、近年増えている人事変革にチャレンジする企業を支えて、人事DXを支援したいという思いから誕生しました。

多くの企業では、人事に関するデータをいまだに紙やExcelで管理していたり、複数のシステムにデータが散らばっていたり、データ分析が頻繁にできない状況にあります。この他にも、データ分析をする余力がない、分析をやりっぱなしで活用できていない、業務内容が属人化してブラックボックスになっているなど、人事部が抱える課題は山積しています。それらを解決するきっかけとなるのが「LaKeel HR」です。

「LaKeel HR」は得たい分析結果からデータを収集・管理して、その結果から改善施策までを作成するという包括的な一面もあります。これは人事担当者だけでなく、組織長も含め、全体的かつ主体的に人材戦略を実行することをコンセプトに開発しているがゆえの特徴です。

柔軟なカスタマイズやシステムを統合したい企業におすすめ

企業規模に関わらず、オペレーション人事に追われてデータの可視化や分析まで手が回らない企業は多いです。特に大企業では、多くのデータが複数の部門や部署にまたがって管理しているケース、あるいは現場ごとに管理しているケースとさまざまで、必要なデータがどこにあるのかが把握しづらい環境にあります。従業員規模が1,000人を超える企業では、チームごとに異なる人材管理のサービスを導入し、閉鎖的な状況で運用しているケースが見受けられるほか、そもそもデータを一元管理できてない事例もあります。

「LaKeel HR」は柔軟なカスタマイズが可能なため、複数のシステムを導入することなく、大企業のこうした課題を解決します。
従業員規模が小さければ、パッケージ製品に合わせた業務変革が可能であり、業務フローで対応できることが多いため、複雑なカスタマイズを必要としません。しかし大企業となると、一つの規定を変えるだけでも影響する範囲が非常に広く、自社の業務をパッケージに合わせることは容易ではありません。とは言え、オーダーメードで一からシステムを作るのも費用的に難しく、パッケージ製品＋カスタマイズ可能なシステムが望まれる傾向にあります。また、「LaKeel HR」は目先の問題を解消するために、継ぎはぎで複数のシステムを組み合わせて使っている企業にも向いています。

後発組ならではの最新技術を生かして拡張性とスムーズな外部サービス連携が可能に

LaKeelシリーズの一つに「LaKeel DX」というクラウド型アプリケーション開発・運用プラットフォームがあります。「LaKeel DX」はマイクロサービス（※）アーキテクチャを採用しており、「LaKeel HR」はその上で構築された人事システムです。これにより新しいマイクロサービスを追加する、あるいは既存のマイクロサービスを入れ替えることが容易で、品質を維持したままスピーディーに機能強化を実現。「LaKeel HR」のカスタマイズ性を語る上で欠かせない要素です。弊社のような後発組だからこそ、こうした最新技術を使ったシステムが作れると自負しています。

ベースとなっている「LaKeel DX」がお客様の支持を得ていたこともポイントです。「LaKeel HR」をリリースする以前より、「LaKeel DX」を通じて人事系情報や課題をノウハウとして持ち、実際に多くのお客様にご利用いただいている実績がありました。それが「LaKeel HR」の信頼につながっています。

また、「LaKeel DX」のAPI連携機能を活用して、「LaKeel HR」と外部サービスを柔軟に連携させ、最適化されたシステムをスピーディーに構築できるのも強みの一つです。

※複数の独立した小規模なサービスを組み合わせて一つの大きなアプリケーションを構築する開発手法のこと。拡張性・柔軟性に優れているのが特徴。

システムのスピーディーな拡張性・柔軟性は「戦略人事」に不可欠

勤務形態や給与テーブルが複雑な企業にとっては、自社に合わせたカスタマイズができるシステムが必須です。

例えば、フレックス制、専門型裁量労働制、裁量個定時間制というように、複数の制度を取り入れている場合、往々にして勤怠管理に関するイレギュラーが発生します。また、新規事業の立ち上げにあたり、新たな就業パターンを加えたことで、既存システムを改修しなければならないケースもあります。つまり多様な働き方を受け入れるためには、柔軟に対応できるシステムが必須と言えます。

近年、戦略人事の実現を目指す企業が増えている一方で、そもそもデータ収集すらできていないケースも少なくありません。あるいは、収集はできているがデータをどう分析し、活用したらいいのかが分からず、戦略人事まで進めていないケースもあります。

さらに、人事領域のトレンドになっている人的資本経営において、いざ情報開示をするとなった段階で何も出せない企業も多いのではないでしょうか。実際に、人的資本経営に関するセミナーを何度か開催していますが、「何から始めれば良いのか分からない」という人事担当の方々から好評をいただいています。世の中の流れで、上層部から人的資本経営を進めるように命じられている人事担当の方々にとって、弊社のノウハウの結晶である「LaKeel HR」は大きな助けとなると信じています。

悩める人事のパートナーとして

今後の展望は、「LaKeel HR」のコンセプトでもある人事の変革を支援して、人事DXを推進することです。その一環として「LaKeel DX」上にある強みを生かし、個社ごとに開発された機能部品を増大させることを目指しています。同じような課題感を持つ他の企業へ流通させたり、あるいは同じ企業内で再利用するなど、一度開発した機能を蓄積することで、開発コストの削減やスピーディーな導入を実現したいと考えています。

さらに、データ活用の分析とAIによる予測の分析の2つを活用して、お客様の理想を達成するのはもちろん、その先を見据えた提案を行えるようになることも今後の目標です。お客様と私たちの共通のゴールとして掲げ、技術・サポートの両面で戦略人事や人的資本経営実現の助けとなれるよう尽力していきます。

※情報は取材時点。写真は株式会社ラキールより提供

サービス紹介：人材管理・データ分析・施策実行までを一つのシステムでまるごと管理【LaKeel HR】

企業の戦略人事の実行をサポートするSaaS型人事統合システム。勤怠管理や入退社手続きなど、基本的な人事労務業務に必要な機能を網羅している。さらに、データ分析により休職・退職予備軍の抽出など、ネクストステップのためのヒントを得ることができるだけでなく、改善実行フェーズにはタスク共有などの側面からサポートする。

詳細および資料請求はこちら
https://hr.lakeel.com/

■会社情報
株式会社ラキール
本社：〒105-6233　東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー33階
代表：久保 努
設立：2005年6月10日
従業員数：単体/372人、連結/442人（2023年4月1日現在）
事業内容：企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）を支援するプロダクトサービスとプロフェッショナルサービスを提供
HP：https://www.lakeel.com/ja/index.html

【企画・制作：＠人事編集部広告制作部】