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24時間、医師が対応。少しの体調不良でも気軽に相談できるアプリ【LEBER】
2023.10.04
現代、人々の健康への意識は高まっているが、気を付けていても精神疾患や急な病気で仕事を休まざるを得ないことは、誰にでもあり得る話だ。企業としては、自社の従業員を守る対策をしているつもりでも、なかなか結果が出ないケースも多い。
その解決策の1つとなるのが、CBC株式会社(東京・中央)がサポートする会社、株式会社リーバーが開発している「LEBER」。健康管理だけでなく福利厚生の一環として、24時間気軽に医師に相談できるアプリだ。今回は、導入のメリット、発病や重症化の予防について、株式会社リーバーで執行役員副社長を務める多賀世納さん(左写真)に話を伺った。【2023年7月28日取材:池田亮貴、文:須藤大智、編集:井上美来】
手軽で上質な医療サービスで健康管理
「LEBER」は、福利厚生として従業員の方に使ってもらう、ヘルスケアのスマホアプリです。主に2つの機能が備わっています。
1つは体温、体調不良、ストレスチェックなど、日々の健康を記録する健康観察システムです。もう1つは、医師に24時間相談できる医療相談システムです。従業員の方は、いつでもどこからでも医師に相談できるので安心して生活できます。さらに、企業様が抱える従業員の医療費の負担額を抑える効果もあります。
「突然の体調不良で従業員が休職してしまった」という経験がある企業様の中には、「実は、本人は以前から体調が悪かった」というケースが多いです。
「LEBER」では、「少し調子が悪い」「あまり会社に行きたくない」など心と体に不調や変化が現れた従業員の方が、SNS感覚で医師に相談できます。また、夜中に発熱したお子様を病院に連れていくことで睡眠時間が削られ、翌日のパフォーマンスが落ちてしまうといったケースへの対処法としても使っていただけるため、従業員の皆さんが安心して業務に向き合える環境づくりにも有効です。
「LEBER」の特徴は、3つあります。
1つ目は、必ず現役の医師が相談対応することです。別の医療相談電話サービスだと保健師や看護師が対応することがありますが、私たちのサービスでは「医師」が対応することにこだわっています。
2つ目は、56の診療科の医師が登録していることです。例えば、児童精神や、アレルギーの専門医など、ほぼ全ての医療相談、お悩みに対応できます。
3つ目は、1人あたり月額200円程度と、比較的安価なサービス料で、医療相談とストレスチェックが行えることです。従業員の皆さんにとって安心できる要素が多く、企業様としても「従業員のことを考えている」とCSRを社外に示すことができるのではないでしょうか。
本当に必要な方に医療を届けるために
サービス開発のきっかけは、株式会社リーバーの代表で現役の医師でもある伊藤俊一郎が、「医療費の適正化」という社会課題を解決したいと考えたことでした。当時、大学病院で診療にあたっていた際に、患者の9割程度が病院に来なくてもリモートで対処できることに気が付いたそうです。
特に夜間の救急外来でこの事例が多く、それによって引き起こるのが、「本当に医療が必要な方に医療サービスを届けられない」現象です。この問題を解決すべくアプリ化を進め、2018年1月にリリースしたのが「LEBER」です。
その後、つくば市役所との実証事業の際に、職員の方から「市職員のストレスチェックを紙でやっているので、とても大変なんです」というお話を伺い、ストレスチェックの機能も追加しました。
24時間相談できるのに料金が安いのは、シェアリングエコノミーを実践しているからです。弊社グループの医療法人では、在宅医療を全国29カ所で提供していますが、医師は呼ばれたら伺うシステムで、呼ばれない時間帯は待機しています。その時に生まれるアイドリングタイムを使って、「LEBER」で募った相談に回答してくれている医師もいます。
医師が回答を作成する所要時間は相談1件あたり数分程度のため、稼働時間が短いのですが、アプリ上できく問診を通じてユーザーからお悩みの詳細がわかるので、医師の回答も質の高い端的な回答になります。医師には1件ごとに報酬が支払われるため、きちんと回答してくれる安心感もあります。
コストカットと実用性の観点から
企業様の抱えている悩みとして挙げられるのが、保健師や産業医の利用増加です。それが原因で、新たに2つの問題が生じています。
1つは、予約作業や各従業員の面談スケジュールの把握など、業務が増えたことによる人事部門の負担増加です。
もう1つは、産業医の契約形態が一定件数の相談依頼を超えると超過料金が発生するケースが多いため、利用すれば利用するほどお金がかかってしまうことです。「LEBER」では相談件数による追加料金がかからず、医師から会社への相談情報の開示もありませんので、従業員の皆さまは安心して医師に相談ができます。
導入時のメリットとして大きいのは、健康保険に関する経費の削減です。
2022年度に内閣府と実施したある自治体の実証事業では、約34%の方がこのアプリで相談したら「夜間医療機関に行かなくて済んだ」「救急車を呼ばずに済んだ」「不要不急の受診を回避できた」と回答していることがわかりました。
例えば、医療機関の利用が減ったことで2%保険料を下げられたとすると、年間1億2,000万円かかっている組合の場合には、240万円削減できます。
メンタルヘルスケアを強化
今後さらに展開していきたい分野が、メンタルに関する医療です。精神疾患は、オフィスワークが増えたことに伴って増加した疾患です。医療面でも社会面でも、まだまだ治療法が確立されていません。そのため、重症化予防として早期に発見することが一番大切です。
しかし、困ったときに近くの精神科を調べて予約しようとしても、1~2カ月待たされることがよくあります。この原因は、世の中に精神科医が足りていないことです。
弊社のプラットフォームは、精神科医や産業医がすぐに回答するため、ユーザーに安心感を持ってご利用いただけます。
今後も、働く人のメンタルを悪化させないように、少し不安を感じたときにすぐ医師に相談ができるサービスとして提供していきたいと思っています。
※情報は取材時点。記事内の画像はCBC株式会社より提供。
サービス紹介: いつでもどこでも医師とチャットで相談。従業員が安心して働ける職場へ
「LEBER」
コミュニケーションアプリのように、いつでもどこでも気軽に医師に相談ができるアプリ「LEBER」。1人あたり月額200円程度と比較的安価なコストで、56の診療科の医師に相談できる。従業員の病気を未然に防ぎ、重症化を予防することで、企業で健康保険にかかるコストの削減を実現する。また、従業員のストレスチェックなどの人事業務サポートも可能。
販売元・お問合せ先:CBC㈱ 鈴木(担当)まで
03-3536-4732 or yoshihiko-suzuki@cbc.co,jp
または
https://leber.cbc-chemical.com/
会社情報
CBC株式会社
本社:〒104-0052 東京都中央区月島2-15-13
代表:代表取締役社長 圡井 正太郎
設立::1925年1月20日
従業員数:429人(連結従業員数2,285名)※2023年3月31日現在
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