インサイトアカデミー株式会社
【異文化理解フレームワーク】72カ国の文化を解析した「ホフステードの6次元モデル」を無料公開
2023.09.05

グローバル事業成功のカギとなる「異文化理解フレームワーク」資料を無料公開。各指標の説明と、調査対象となっている72カ国を順にプロッティングし、フレームワークの活用方法も解説。
グローバル⼈材育成・研修業を⼿掛けるインサイトアカデミー(東京・港)は8月22日、人事部や海外事業部向けの資料「ホフステードの6次元モデル -プロッティング版-」を無料公開した。
同資料では、オランダの社会心理学者ヘールト・ホフステード博士が50年にわたる研究から導き出した、6つの異文化理解の指標である「6次元モデル」に焦点を当て、各国や地域の文化の違いを理解することが、ビジネスの成功に不可欠な要素であることを詳細に解説している。以下、リリースより。
▶ 資料のダウンロード・申し込み:https://client.insighta.co.jp/document/hofstede23
ホフステードの6次元モデル とは
ホフステードの6次元モデルとは、オランダの社会心理学者であるヘールト・ホフステード博士が、50年間調査を続け導き出した異文化理解の指標「6次元モデル」に関する資料です。
ホフステード博士は、1965年よりIBMの組織開発のため、72か国20言語11万6,000人を対象とする意識調査を実施。
この調査結果を原点として、その後50年をかけてより精密な調査を進め、「権力格差」「個人主義/集団主義」「男性性/女性性」「不確実性の回避度」「長期志向/短期志向」「人生の楽しみ方」の6つの指標において各国を位置づけたものが6次元モデルです。
ホフステードの6次元モデル はなぜ必要か
これまで日本と外国との文化の違いを明確に意識したことはありますか?
「日本人は協調性がある」「日本人は恥ずかしがり屋だ」といったようなことは耳にした方も多いかと思います。
世界にはそれぞれの国・地域ごとに異なった文化が根付いており、グローバルでビジネスを成功させていくためには、対象国ごとの文化と日本の文化の違いを明確にし、理解しておく必要があります。
そこで今回ご紹介するのは、「文化」や「価値観」という極めて曖昧な概念を6つの次元に分け指標化した、資料「ホフステードの6次元モデル -プロッティング版-」です。
このフレームワークを活用し、貴社の海外ビジネスを展開している国と日本との違いを把握することで、異文化コミュニケーションやマネジメント、海外での交渉事など、対象国でのビジネスにおける様々なシーンでご活用いただけます。
グローバル人材育成をご検討されているご担当者様は、ぜひご活用くださいませ。
ホフステードの6次元モデル 6つの指標
①権力格差:社会における不平等の測定
②個人主義 / 集団主義:集団を尊重するか、個人の利益を優先するかの指標
③男性性 / 女性性:人生において何を重要とするかの指標
④不確実性の回避度:ある文化の成員が、曖昧な状況や未知の状況に対して脅威を感じる度合
⑤長期志向 / 短期志向:今すぐ結果を求めるのか、先を見据えて投資をするのか等、見通しのスパンを示す指標
⑥人生の楽しみ方:人生を楽しんだり、喜びを追究することへの許容度の指標
▼詳細は資料ダウンロード
https://client.insighta.co.jp/document/hofstede23
ホフステードの6次元モデル 日本の位置づけ
日本の文化・価値観をホフステードの6つの指標に位置づけてみると上表のようになりますが、以下のような特徴を発見することができます。
- 権力格差は平均より強い
- 世界で男性性の傾向が最も強い国の一つ
- 不確実性の回避度が高い
- 長期志向の文化
例えば、日本は不確実性の回避度が非常に高い国のため、規則やルールを設定し、構造化された環境を求める傾向にあります。
こういったルールの徹底がメイドインジャパンの品質の高さにもつながっていると言われています。
また一方で、不確実性の回避度が低い国の代表としては、スウェーデンやイギリスが挙げられます。
こういった国は、失敗やリスクに対して、寛容なところがありますので、冒頭のコロナ対策の違いは、この差から発生しているのかもしれません。
ホフステードの6次元モデル 活用方法
グローバルビジネスにおいて企業から多くよせられる相談のひとつに、「相手国の文化の理解がマネジメントのネックになっている」というものがあります。
グローバル環境で成果をあげていくためには、異文化を理解するための指標を持ち、その背景や要因を紐解いて柔軟に対応していく力を身につけておく必要があります。
具体的な活用例
6次元モデルの1つの指標である「長期志向/短期志向」では、日本とアメリカには大きな差が見られます。
日本は長期志向にかなり寄っているのに対し、アメリカでは短期志向が強く、今すぐの結果を求める傾向にあります。
上記傾向を支持するデータの一つとして、日米の勤続年数の差を見てみましょう。
上表のとおり、アメリカでは、短期的な視点で、より良い待遇や環境を求めて転職する雇用者が多く「1年未満で退職」する雇用者の割合が22.9%と、日本に比べ非常に高くなっています。(日本は7.9%)
もし、みなさんがアメリカで新たに人材を雇用しようとするのであれば、日本との文化の違いを踏まえた上で制度を設計していく必要があり、仮に日本と同様の採用基準で雇ってしまうと、想定より転職者が増え、すぐに人手不足を発生させてしまうようなことになりかねません。
このように人事的な側面においても、「ホフステードの6次元モデル」は十分に活用することができます。
▼上表:「数字から見た各国の人事労務 アメリカ編」ダウンロード
https://client.insighta.co.jp/pandlus
資料「ホフステードの6次元モデル -プロッティング版-」お申込み方法
▼下記URLよりお申込みください
https://client.insighta.co.jp/document/hofstede23
会社概要
インサイトアカデミー株式会社
本社:〒106-0032 東京都港区六本⽊ 7-8-6 AXALL ROPPONGI 7階
代表取締役 北村 嘉章
設⽴:2019年12⽉1⽇
資本⾦:9500万円
会社サイトURL:https://client.insighta.co.jp/
事業内容:グローバル⼈材育成・研修業
– グローバル⼈材育成eラーニングサービス「INSIGHT ACADEMY」:https://insighta.jp/
– インタラクティブ研修:https://client.insighta.co.jp/service/interactive_training
– 異文化ワーク実習トレーニング:https://client.insighta.co.jp/service/ccwork
【プレスリリース「【グローバル人材育成に必要な異文化理解力】ホフステードの6次元モデルとは?「プロッティング版」資料を無料公開!」(PR TIMES)より|2023年8月22日・インサイトアカデミー株式会社】
編集部おすすめサービス
■【海外で"収益"を生み出す人材を育てる】日本初グローバル人材育成
「海外で収益を生み出す人材」を育てるべく、体系的に設計された日本初のグローバル人材育成特化型オンライン研修サービスです。INSIGHT ACADEMYでは海外事業経験豊富な専門家5,000人から収集した情報に基づき、6つのグローバル人材育成要件を定義。これら6つの要件全てを網羅するeラーニングプログラムとなっております。
【おすすめポイント】
・「海外で収益を生み出す人材」を育てるべく、体系的に設計された日本
・5,000名の海外実戦経験豊富な専門家の「活きた知見」を集約
・"国別に"カスタマイズされた講座も用意
【インサイトアカデミー株式会社】
@人事では『人事がラクに成果を出せるお役立ち資料』を揃えています。
@人事では、会員限定のお役立ち資料を無料で公開しています。
特に人事の皆さんに好評な人気資料は下記の通りです。
下記のボタンをクリックすると、人事がラクに成果を出すための資料が無料で手に入ります。
今、人事の皆さんに
支持されているお役立ち資料
@人事は、「業務を改善・効率化する法人向けサービス紹介」を通じて日本の人事を応援しています。採用、勤怠管理、研修、社員教育、法務、経理、物品経理 etc…
人事のお仕事で何かお困りごとがあれば、ぜひ私達に応援させてください。

「何か業務改善サービスを導入したいけど、今どんなサービスがあるのだろう?」
「自分たちに一番合っているサービスを探したいけど、どうしたらいいんだろう?」
そんな方は、下記のボタンを
クリックしてみてください。
サービスの利用は無料です。
関連記事
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
インサイトアカデミー株式会社
【カルチャーマップ「タイ編」】タイのビジネス指標と異文化理解の重要性を解説
グローバル⼈材育成・研修業を⼿掛けるインサイトアカデミー(東京・港)は7月11日、グローバル事業の成功に欠かせない異文化理解のフレームワーク「カルチャーマップ」から「タイ」をピック...
2023.08.07
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
インサイトアカデミー株式会社
【無料資料公開】異文化理解のためのメカニズムを詳しく解説「文化の氷山モデル カルチャーアイスバーグとは」
グローバル⼈材育成・研修業を⼿掛けるインサイトアカデミー(東京・港)6月30日、ホワイトペーパー「文化の氷山モデル カルチャーアイスバーグとは」を無料公開した。同資料では、異文化理...
2023.07.06
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
インサイトアカデミー株式会社
グローバル人材育成特化型eラーニングの新規講座「グローバル時代を生き抜く!実践サステナビリティ思考」をリリース
グローバル人材育成・研修業を手掛けるインサイトアカデミー(東京・港)は5月18日、グローバル人材育成特化型eラーニングサービス「INSIGHT ACADEMY」で、新規講座「グロー...
2023.05.31
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
一般社団法人日本HRBP協会
HRBPを企業成長に不可欠な存在へ。一般社団法人日本HRBP協会を設立
3月14日に協会設立記念セミナーを開催人事と事業の架け橋となり、事業成長を実現するHRBPの創出・支援を目的として、一般社団法人日本HRBP協会(代表理事:山中 裕貴)が設立された...
2025.03.05
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
株式会社INREVO
年3回の給与改定の機会を設け、社員の努力と成果をスピーディーに評価
完全成果報酬型の採用支援サービス「ヒトトレ採用」を展開するINREVO(福岡市)は2月26日、最短1年で年収1,000万円超の昇給も可能な新たな人事制度を導入したと発表した。年3回...
2025.03.04
-
プレスリリース国内・海外ヘッドライン
三井住友海上火災保険株式会社
三井住友海上が2025年4月からPayPayでの給与デジタル払いを開始
三井住友海上火災保険(東京・千代田、以下「三井住友海上」)は2025年4月の給与から、給与デジタル払いサービス「PayPay給与受取」に対応する。会社が従業員の設定する口座に給与を...
2025.03.04
あわせて読みたい
あわせて読みたい

人気の記事

国内・海外ヘッドライン

THE SELECTION
-
THE SELECTION特集
【特集】ChatGPT等の生成AIが一般化する社会で必須の人材戦略・人的資本経営の方法論
-
THE SELECTION企画
人事のキャリア【第25回】
皆がうらやむような会社づくりに取り組む(アイロボットジャパン・太田浩さん)
-
THE SELECTION企画
レポートまとめ
@人事主催セミナー「人事の学び舎」 人事・総務担当者が“今求める”ノウハウやナレッジを提供
-
THE SELECTION特集
「副業」新時代-企業の向き合い方 特集TOP
-
THE SELECTION特集
人事のキーパーソン2人が@人事読者の「組織改革」の疑問に答えます(第2弾)
数値化できない部署を無理に人事評価する方が問題。曽和利光×北野唯我対談
-
THE SELECTION特集
「令和時代に必須! ハラスメント対策最前線」
パワハラと指導の違いは? 6種類のパワハラを佐々木亮弁護士が徹底解説(中)