サービスピックアップ
日本最大級のデータベースから直接スカウト。充実のカスタマーサクセスも【doda Recruiters】
2023.08.31
企業が「欲しい」人材を採用するために能動的に行動する「ダイレクトリクルーティング」が注目される中、パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda」は、ダイレクトリクルーティングサービス「doda Recruiters」を提供している。
サービス立ち上げの背景や特徴について、執行役員でプロダクト&マーケティング事業本部 事業本部長 兼 doda編集長の加々美祐介さん(下写真)にお話を伺った。【2023年5月23日 取材:池田亮貴、文:鈴木詩織】
dodaスカウト会員データベースで転職希望者を検索
「doda Recruiters」は、ダイレクトリクルーティングあるいはダイレクトソーシングと呼ばれるサービス、プロダクトです。
企業がアクセスできる「doda Recruiters」のデータベースには、「doda」の「スカウトサービス」の会員が登録されています。「doda」には個人向けのサービスがいくつかありますが、大きく「人材紹介サービス」と「スカウトサービス」に分かれており、両者を併用して登録している方が大半です。その中でスカウトサービスを利用している方、つまりスカウトの受け取りを希望して規約に同意した個人の方をデータベース化して、企業からのアクセスを可能にしています。
そのため、企業は、dodaスカウトサービスを利用中の転職希望者の情報が登録されたデータベースにアクセスし、自社が求める人材を検索、閲覧できるということです。
月間の登録者数は、人材業界の中で最も多いサービスの一つだと思いますし、会員の数だけで言えば、約321万人※以上とダイレクトリクルーティングサービスでは日本最大級のサービスとなっています。これが大きな特徴の一つです。
※2023年7月時点の累計スカウト会員登録者数
一方、ご利用になる企業は、中小企業様から大手企業様まで、規模も業種も多様であり、同じく募集求人も営業から販売サービス、企画、エンジニアなど多種多様です。
馴染みのある「doda」というブランド名称で、新しいサービスを
もともとわれわれは「doda」という名称のもと、人材紹介サービスと求人広告サービスの二本柱でサービスを提供していましたが、それだけでは企業の需要を賄いきれないことが分かってきました。
日本の構造としても、現在企業には人手が約400万人不足していると言われており、それがさらに拡大していくと見込んでいます。「doda Recruiters」をリリースしようとしていた2016年当時も同じような構造で、人手不足感が高まる中、求人を大量にお預かりするのですが、ご支援できる企業は残念ながら限られていました。
加えて、人材紹介サービスも求人広告サービスも、われわれの社員数がご支援可能な企業数へ一定の影響を及ぼす構造になっています。この様な状況において、もっと多くの企業を支援したいし、ビジネスを拡大したい。そう考えたときに、企業と個人がオープンにつながるプラットフォーム型のサービスがそういう課題も解消してくれると、議論する中で一つの方向性として見えてきました。当初苦戦していたダイレクトリクルーティングの市場が伸び始めていたことも後押しとなり、参入を決めたのです。そこで、このサービスを三本目の柱としてリリースして育てることに決めました。
「doda」ブランドを信頼してサービスを選ぶ
「doda Recruiters」をご利用になるのは、既に「doda」の求人広告サービスや人材紹介サービスを使っている既存のお客様が多いですね。もう一つ活用サービスを増やそうと検討する時に、この「doda Recruiters」を使っていただくというケースです。
新規のお客様の場合、やはり「doda」という名前の認知率が高いため、採用を考えた時に「知っているサービスから選ぼう」と考えて、直接「doda Recruiters」をご利用になる場合もあれば、最初は人材紹介サービスに申し込んで利用して、既存のお客様のケース同様、後に「doda Recruiters」を併用するというケースもあります。
ニーズに合わせて選べる2種類の料金体系
料金モデルとしては現在2種類提供しています。
一つは先行投資型です。最初にお金をいただいて、その分のスカウト通数を付与するものです。求人広告サービスに多いモデルで、業界内でも比較的早い、サービス開始時の2016年から続いており、現在も伸び続けています。
二つ目は成功報酬型です。2020年からスタートした新しい料金体系で、まだ3年程度しかたっていませんが、現在急拡大中です。今後変わっていく可能性はありますが、今の仕組みとしては一定金額の月額利用料をいただいています。あとは成功報酬として、決まった金額をお支払いいただくことになります。まだ規模としては圧倒的に前者のほうが大きいのですが、後者が今急激に伸びているのが現状です。
先行投資型、成功報酬型のメリット
お客様の志向性にもよりますが、先行投資型のメリットは、最初に料金を払ったら追加料金は発生しないため、成功すればするほど採用単価を下げられます。採用枠が多めでコストを抑えたいお客様は、先行投資型を選ぶことが多いですね。求人広告などと似た構造ではないかと思います。
ダイレクトリクルーティングの場合、応募が来ない可能性はありますが、応募があった際には、能動的に自身で選んでスカウトを送った人材となるため、ターゲット人材になる点が求人広告と異なります。採用に苦戦しているのはもちろん、採用コストを抑制したい、そしてピンポイントでターゲット人材にアプローチしたい。こういったニーズを持ったお客様が本サービスの先行投資型を選びます。
一方、「リスクを取りたくない」「確実に採用できてからお金を払いたい」というニーズによって伸びてきたのが成功報酬型である人材紹介サービスです。人材紹介などをメインに使っていて、「採用はしたいがリスクは取れない」というお客様のニーズをくみ取るために、「doda Recruites」の料金体系に成功報酬型も作りました。
もちろん、多くの採用枠をお持ちの企業様が成功報酬型を利用するパターンも少なくありませんが、一方で、採用枠が1枠、2枠のときに先行投資型を使うメリットは少ないので、そういうお客様はピンポイントで成功報酬型を選ぶケースが多いです。
充実のカスタマーサクセスで企業の採用を支援
料金形態、価格面、それに会員の数は、本サービスの明確な強みです。また、定性的な面でも、カスタマーサービスを提供しているダイレクトリクルーティングサービスとしては、その内容や品質が手厚いということも強みだと思います。
その背景として、われわれは「doda」の人材紹介サービスや求人広告サービスで伸びてきた会社であり、その営業力やレベルで差別化を図ってきたという歴史があります。その中で培ったノウハウや知見が、われわれのカスタマーサクセスに生きています。
また、カスタマーサクセス部門のマネジメントやメンバーの多くが、もともと人材紹介サービスや求人広告サービスの部門で営業担当やキャリアアドバイザーとして活躍していたメンバーで構成されていることも強みです。
さらに、中途採用を行う中で、人材紹介サービスや求人広告サービスの営業経験を持つメンバーやSaaSサービスのカスタマーサクセスの経験者が定期的に入社してカスタマーサクセスとして戦力になっており、外部からも継続的に知見が集まっています。
ダイレクトリクルーティングで求められる知見も充実したカスタマーサクセスがサポート
ダイレクトリクルーティングは、企業にとって多大な工数と豊富な知識を必要とするサービスです。自分で人材を検索し、自分でスカウトを送るということはもちろん、どのような人材要件が適切か、どのような検索条件を設定すべきか、求人票にどのような仕事内容を記載すべきか、スカウトメール文面はどんな内容にすべきかなど、さまざまな視点からの知見が求められます。
すると、自社では知見が足りない部分を解決してほしいというニーズが生まれる。そうした知見というニーズを補ってきたのが求人広告であり、人材紹介であるわけです。
一方で、「それだけでは人材が採用できない」「よりピンポイントに人材探しをしたい」という時に、ダイレクトリクルーティングが想起されるのですが、やはり知見が必要になってきます。それを埋めるのがプロダクトとカスタマーサクセスになりますが、プロダクトは使うまで実際の効力が分からないことも多い。そこで、カスタマーサクセスがサポートしてくれる範囲やレベルというのは、購買時のポイントの一つになります。
今はメンバー層の採用におすすめ、今後はハイクラス層の採用にも
「doda Recruiters」は、ほとんどの企業様にご利用いただけるサービスですが、求人という観点ではまだ網羅できていないのが課題です。なぜかというと、データベースで提供している会員が「doda」の会員だからですね。「doda」は20代や30代前半のユーザーが多いため、現状では、メンバー層を採用したい企業様にお勧めのサービスです。
現在、ハイクラス領域の「doda X」という兄弟ブランドのプラットフォームを作り、投資をし、大きく育てようとしています。その「doda X」の領域でも、ダイレクトリクルーティングサービスを提供する計画があります。したがって、ハイクラスの人材募集を今後お考えのお客様には近い未来、ハイクラスの会員にも直接スカウトができる仕組みを提供できるようになる予定です。
近い未来、採用のさまざまな「不」を解決するサービスへ
今後実現したい、サービスの展望が3点あります。
その1点目が、先ほどお話したようにハイクラス領域においても、ダイレクトリクルーティングサービスを開始し、企業の皆様がハイクラス会員にも直接スカウトできる仕組みを提供することです。
2点目は、人材紹介サービスで培ってきた知見や蓄積されたノウハウを、カスタマーサクセスだけでなく、サービス全体やプロダクト全体に生かすことです。
3点目は、少し2点目とも重なりますが、人事や現場の方といった企業内ユーザーの採用上のさまざまな「不」を解決したいということです。人事や現場の方が採用活動をしていく上でぶつかる「不」は非常に多いですよね。「時間が取れない」「現場が持ってきたジョブディスクリプション(職務記述書)が理解できない」「個人の方に刺さる仕事内容や魅力が書けない」「採用につながる市場観点を踏まえた適切な人材要件が設定できない」「その人材要件をプロダクト上の検索条件に落とせない」などなど。さまざまな「不」があるので、カスタマーサクセスでサポートするのはもちろん、プロダクト上でもそうした企業内ユーザーが抱える「不」の解決を目指したいと思っています。
採用の知見がたまる未来を目指して
日本企業には、制度上の構造もあって、採用のスペシャリストがいませんよね。それなりに大手だとジョブローテーションがあったり、中小企業だと人事担当者がいろいろな役割を兼務していたり。どうしても知見がたまりづらい構造にあるので、そういう点も解決したいです。
これからの人的資本経営に直結する採用や育成、定着をつかさどる人事部門が戦略人事を実行できる部門でないと、良い組織作りはできません。人事・採用の知見が蓄積されて、人事の方が活躍できるような未来を目指したいですね。
そのために、まずは人事の方の「不」を減らすべく、採用のさまざまな課題の解決を支援していきたいと思っています。
※情報は取材時点。記事内の画像はパーソルキャリア株式会社より提供。
サービス紹介:最大級の人材データベースからスカウトできる「doda ダイレクト」(旧:doda Recruiters)
「doda ダイレクト」
dodaの持つ日本最大級のdodaスカウト会員データベース(約335万人※)に企業が直接アクセスし、
転職希望者の登録情報(現職種、スキル、居住地、年収など)を確認した上で、
直接スカウトメールが送れるサービスです。※2023年10月時点の累計スカウト会員登録者数
詳細および資料請求はこちら
https://at-jinji.jp/service/166/1226
会社情報
パーソルキャリア株式会社
本社:〒100-6328 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング27F
代表:代表取締役社長 瀬野尾 裕
従業員数:5,756名(有期社員含む グループ会社出向中の者は除く 2023年3月1日時点)
事業内容:人材紹介サービス、求人メディアの運営、転職・就職支援、採用・経営支援、副業・兼業・フリーランス支援サービスの提供
HP:https://www.persol-career.co.jp/
【企画・制作:@人事編集部広告制作部】
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